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おうちシネマ備忘録③

 少し前に『おうちシネマ』と称するプチイベントを始めて以来、映画を観るということが次男の新しい趣味となったようだ。

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私と次男の『おうちシネマ』のルールはただひとつ。 
 映画はNetflixやテレビなどで無料公開されている作品から次男が選び、その選択について私はどうこう言わない(作品の年齢レイティングについては除く)ことだ。

 夕飯後、「お母さん、今日はこれを観ようよ!」とかわいく誘ってくる次男にあらがえず、洗い物そっちのけでシネマタイムを始めてしまう私。おかげでそのまま寝てしまい、早朝に皿洗いをする日もしばしば。

 そんな私たち親子が春休み前半に鑑賞した3本の映画の備忘録的なものを書いていこうと思う。

①ミッドナイト・スカイ


 ジョージ・クルーニーが監督・主演をつとめたネトフリオリジナルのSF作品。「世界の終わりの天文台」という小説の映画化だそう。

 なんらかの理由で滅亡寸前の地球。そして、宇宙でのミッションを終え、地球の壊滅的状況を知らずに帰還の途につく宇宙船アイテル。物語はこの2か所を舞台にしている。

 北極の基地にひとり残り、何かを成し遂げようとする科学者オーガスティン役のジョージ・クルーニー。その悲しくて切実な演技に、往年の三國連太郎を重ねてしまった。

 謎のヴェールが少しずつ剝がされていくミステリー要素もあるし、ホームシアター用に作られたとは思えない映像の派手さもあり、とても楽しめた。「インターステラー」が好きだった人は比較して観てみてもいいかもしれない。

②スケーターガール


 こちらもネトフリオリジナル作品。

 インドの片田舎に暮らす少女プレルナが、ひとりのインド系イギリス人旅行者との交流をきっかけにスケートボードと出会い、魅了されて行く物語。

 児童労働や男女や身分により差別など、インドが抱える様々な問題を提示している作品だと思う。主人公が自分の苦しい境遇をひととき忘れるための飛び道具としてスケートボードがあり、それが外部から偶発的に持ち込まれたものだというところに私は少しひっかかりを覚えた。そして考えてしまった。プレルナはあの後どうなったのだろうかと。

 スケートボードで街中を滑り回るシーンがとても印象的だった。

③ボヘミアン・ラプソディ

 そして、次男がいちばん気に入っていたのがこちらの作品。そうです、Queenでございます。

 ミュージカル映画特有の唐突な歌い出しや踊り出しシーンがなく(笑)、フレディ・マーキュリーの伝記映画としても十分見応えのあるものだったし、主演のラミ・マレックの素晴らしい演技と歌唱、そしてパフォーマンスに親子で魅了されてしまった。

 鑑賞後、次男と一緒に実際のライブ・エイドの映像と映画のシーンを観比べてみたのだが(これはこの映画を観た人はみんなやるのではないだろうか?)、その再現性の高さに驚いた。俳優さんってすごいねというのがシンプルな感想である。


 こんな感じで春休み前半のおうちシネマを楽しんだ私たち。近日中に春休み後半に観た3本もご紹介したいと思う。

 それでは!


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