(注:本稿は、2013年に初投稿したものの再録です)
本については雑食性の私ですが、詩集を読むことはまずありませんでした。典型的な「食わず嫌い」です。
今回手に取ったのは、あの有名な「青春」も採録されているサムエル・ウルマンの詩集です。なんと、恥ずかしいことに、意識して全文を読んだのはこれが初めてです。
原文は、
ウルマン氏が78歳の時の作品とのことです。
とはいえ、「詩集」というのは、やはりどうも苦手ですね。私の場合、決定的に「想像力」と「文学的素養」が欠如しているので、直截的な表現のものしかピンとこないというのが正直なところです。
そういった私でもイメージが浮かぶストレートな表現の詩の中から、ちょっと心にとまったフレーズをいくつか書き留めておきます。
まずは、「人生航路の賜物(Valentines on Life’s Highways)」という作品の一節です。
そして、「たしかな処方箋(A Tried Remedy)」から。
さらに、「ほほえみ(Smile)」。
最後は、「なぜ涙を(Why Tears)」。
1922年10月21日、ダラスで書かれたウルマン氏の最後の作品の最後のフレーズです。