佐用姫伝説殺人事件 (内田 康夫)
(注:本稿は、2024年に初投稿したものの再録です。)
かなり以前に読んでいた内田康夫さんの “浅見光彦シリーズ” ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。
ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら “浅見光彦シリーズ” の制覇にトライしてみようと思い始ました。
この作品は「第20作目」です。今回の舞台は佐賀の “唐津” “有田”。
唐津には昔熊本勤務時代に家族で訪れたことがあります。作品に登場している “呼子” にも足を伸ばしました。
また本作品は “陶芸” がモチーフになっているのですが、“有田” にはここ数年、毎年のように顔を出しています。町の中心から少し外れたところにある「CHINA ON THE PARK」は深川製磁の工房やギャラリーがあって見学するだけでも楽しいです。超お勧めですね。
で、肝心の作品の印象です。
ネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、トリックも月並み、オーソドックスな内田作品といった感想ですね。犯行の動機には少々無理があるように感じるのがちょっと残念です・・・。
さて、取り掛かってみている “浅見光彦シリーズ制覇チャレンジ”、それほど強い意志をもって完遂しようとも思っていませんので、まあ、“どこまで続くことやら”。
次は、「恐山殺人事件」ですね。