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生産性 ― マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの (伊賀 泰代)

(注:本稿は、2019年に初投稿したものの再録です。
   この投稿以降しばらくはあっさりとした内容が続きます。)

 文字通り、ストレートに “生産性” にテーマを絞った著作です。

 副題に「マッキンゼー」が登場しているように、いわゆるホワイトカラーの業務においても「生産性向上の取組み」の重要性を指摘し、そのための具体的な打ち手を解説しています。

 生産性は、output/input ですが、これを高めるには、inputの効率化を計る方法や、さらにinputを投下してより多くのoutputを産み出すといった方法が考えられます。
 本書で伊賀さんが主張しているのは、シンプルなアドバイスです。
 安易にinputを操作するのではなく、outputを高めることに知恵を絞るべきとの指摘はまさに正論であり、私としてもその意識が希薄であった点は大いに反省しなくてはならないと感じました。

 以前、伊賀さんの著作としては「採用基準」を読んだことがありますが、特に、伊賀さんの得意なジャンルである “採用/人材育成” における「生産性」議論はとても興味深いものがありました。
 かなり割り切った議論ではありますが、新たな視点の提示という点で首肯できるところが多かったですね。



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