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不安な気持ち

自分のことで、あっぷあっぷ。

あなたに構う余裕はないの。
どうしたらいい、どうしたらいいと言われても、苛立ちしか感じない。

ふと振り返ってみると、ずっと自分を呪い、あなたをキズつけていたことが分からなかった。
反抗し、受け入れ難い事実から目を背けて来た。

目の前の病をいっぱい抱えて、不自由にしているあなたを見ないようにしていた。

優しい言葉のひとつも掛けない。

私の心が変わることで、あなたが1日でも長く笑って生きていられるなら、私は変わらないと…。
ちょっとだけそう思えるようになった。

生半可な修行ではない。でも立ち向かわかないとと気づいた。
あなたを思いやる余裕が私にはなかった。
自分のことで目一杯、精一杯。

本当はそんなこと言っていられないはずなのに。
あなたは身体がだるいのに、必死に家事をする。
偉いよ、偉すぎる。
私は何をしているの?
何にもしていない、出来ていない。

あなたを苦しめるだけ。

それでもあなたは私が居るだけいいと言ってくれる。
そんな嬉しいことはないのに、私は不満をぶつける。

いけない私。
何も受け止められない私。
わたしも自分息子Kと同じことをあなたにやっていると分かって来た。
情けない。
お前はいくつ?ずっと子供。

今朝もあなたは洗濯機を回している。自分のためと言いつつ、身体を動かす。

偉いな、偉いよ、偉すぎる私の大事な人。

それに比べて詰めが甘過ぎる私。
目の前のことしか追えない、甘ったれ。

そんなことを思いながらあなたに、一番近いあなたに愚痴を言う。

言ってはいけないと分かっていても、言ってしまう。
全てを真面に受け取らないで、受け流して…とお願いした。

距離が近すぎると分かっても、何も出来ない。

少しだけ距離を置くべきと分かっても、私の身体が言うことを聞かない。

不安が勝るから、気力も萎えて行く。もう少し、もう少しと奮い立たそうにも…そうなれない。

もう何が何だか分からない。あなたとはすれ違い。

ワガママなのはお互い様。

怒らない、悲しまない、恐れない。
自分の気持ちをきっちり管理も出来ないで、私は何を言っているのか?

不安な気持ちを打ち消しながら、立ち上がるしかない。

どんなに時間が掛かっても…。少しずつ、少しずつ。
時々、無理って言う自分も許して上げよう。

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