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なんだろう

301
自分でも不思議に思う詩のような、エッセイなのか…内容もなんなのでしょうか?と思うような作品です
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2023年8月の記事一覧

いつも神さんが守ってくれていると思う

生きるのは魂の磨きあい

一年前は母との魂の磨きあい

今は息子との魂の磨きあい

わたしはいつになったら

この磨きあいから卒業できるのか

死ぬまでか

あの世に還れば卒業か

そう思うともう修行はイヤだ
生まれ変わりたくない

自分の気持ち

自分の気持ち

自分の気持ちを見つめたら

わたしは何にも受け入れようとしていない
母の死も
息子の独立も

唖然

我ながら
言葉がなくなった

息子はいつか帰ってくる
そんな気持ちがあったらしい

もう戻って来ない

それは分かっていることだったのに

今さら何を甘えてる
情けない

あの子にはあの子の人生がある
縛ってはいけない
そんなことは分かっているはずだった

それでも母がいなくなって
わたしはひとり

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口と腹とは

大丈夫といいながら
本当は全然大丈夫ではない

我慢ばかりをしているのに
我慢なんかしてないよ

強がりばかり

ひとりになると涙があふれるのに
人前では平気な顔

泣いてしまうこともある
冷たくなった母の手を思いだし

なんで泣いているのか分からなかった
人様の暖かい手に触れて
涙があふれていた

突然に泣かれた方はたまらない
どうして泣くのか分からずに
ただオロオロしている

口では上手く言え

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違和感

違和感

今生きている違和感

あの時感じた
ちいさな
違和感

もっと大切にしないといけなかった

その道はやり直せないけれど
気づいた時には
違う道が待っている

もうその違和感を持ちながら
私は進めない

辛く、苦しいかも知れないが
違う道を行くしかない
自分を信じて

その道が正しいのかも分からない

間違っているかもしれない

違和感だけを頼りにして

そっちの道は違うよという

違和感を大切にし

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新盆の不思議

新盆の不思議

本当はどうしても新盆の迎え火には行きたかった
まだ体調が回復しない

今年はお茶会を開いてくれるという
母の新盆だから
いらっしゃいと誘われた

十日も経てば直るだろう
高を括っていたけれど
どうしても直らない

お茶会の予約をキャンセルしないと
天命庵に連絡を入れる

電話に出たのはお社さん
「もしもし、明日のお茶会の予約をしているノリかなですが具合か悪いのでお休みします」
「えっ、ノリかなさん

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わたしはあなたが嫌いです

わたしはあなたが嫌いです

わたしはあなたがキライです
わたしもあなたがキライです

早く縁を切りたいならばどうぞ切ってくださいね

いつでもどうぞ
いつもその言葉を飲み込んでいる
わがままで
人の心を傷つける

その言葉、全部お母さんに返すよ
どうせあなたはそう言いますね

そんならそれでもいいですよ
独りぼっちですから

そういう生き方を選んだのは
わたしですから

借り物、貸しものの人生で
全て自分の選んだ生き方をする

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熱が出る

熱が出る

母が旅立つ一週間前
熱が出た
いわゆる腫瘍熱だろうと思われた

上がったり下がったりの温度差が激しい

本当はこころのどこかで分かっていた
母の命がもう余り長くないことを

息子にも言われた
それでも受け入れたくないわたし
こころは複雑で母を手放したくない想いでいっぱいに

あの世に還る
もうすぐ
肉体はボロボロだから
父もむかえに来ている

本当はもっともっと側にいたかった
でもそれは無理なこと

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雀のなみだ

雀のなみだ

篠笛と一中節 夏の会

誘ってくれたすずさんがくれた
「すずめの涙」

「Sちゃん、これあげる」 
彼女だけがわたしのことSちゃんと呼ぶ
「何で」と聞くと
「ええ~、Sちゃんかわいいじゃない
。あなたは今日からSちゃんね」

はい、はい、どうぞご自由に

そのすずさんがわたしだけにこっそりくれたのが
「雀のなみだ」
なんとなく手拭いなのかと思ったが
人前では開けたくない
家に帰るまでは手を触れない

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