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「海洋ゴミ問題」の向き合う関係人口を増やすクリエイティブ活動

春先より学生や地元の有志で「ETHCARIUM」という、エシカル消費ブランドを立ち上げました。ETHCARIUM(エシカリウム)は海洋ゴミをはじめとした社会課題に向き合う人の関係人口を増やすためのクリエイティブ活動であり、創造的なプロセスを通してデジタル人材を育成する活動でもあります。

ゲストハウス黒崎BASEでは、県内外の学生インターンや有志デザイナーと地元のコミュニティーを繋ぐ起点として、加賀市の片野海岸・塩屋海岸・黒崎海岸を中心に海洋ゴミの清掃活動と回収した資源やプロセスそのものを活用したプロダクトを作っています。

活動プロセスを記録するデジタルモザイクアート

主要な制作物の一つとして、清掃活動自体の記録の写真を自動的に生成したモザイクアート作品です。ゴミ自体は収集から分別のちに適切な方法で処理するところまでが通過儀礼であり、再資源化が容易なものと難易度の高いものがあります。

このモザイクアートの特徴は活動のログ自体がモザイクアートの価値をつくる要素となっており、具体的にはその場に集い関わった人の想い出や活動の記録そのものの写真「データ」として集計したものを機械学習を活用した生成プログラムで指定した絵画などに出力するといったものです。

これにより世界に一つだけのデジタルアートとなります。

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現在はBOOTHなどで販売しておりますが、動画制作や活動プロセスを通して教養を深めながら社会貢献的な活動自体の副次的な成果物の価値を高めることができます。NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)化も検討しています。

ある清掃活動による100枚目の落ち穂拾いのモザイクアートはとても価値のある作品となるでしょう。

個人の経験やセンスに依存しないチャレンジ

この方法は、誰でもはじめられることに注目しました。もちろんマイクロプラスチックゴミのようにわかりやすいゴミだけであれば苦労しませんが、すべてのゴミが清潔で、安全で、分別や処分に手間がかからないものでありません。

レゴのワークショップのように資源がうまく運用できればよりリアルな創造的なワークショップを開催できたかもしれません。しかし最近では感染症対策を始めとして様々な倫理的問題をはらむことからより多くの関係人口を増やすことは難しくなっています。

活動の継続と発信(アウトプット)。この点はテクノロジーやデザインを使ってチャレンジできる余地は多いにあります。モザイクアート×YouTubeはその代表的な例ですが、アナログとデジタルをうまく組み合わせてこそ我々の消費活動でこぼれ落ちた社会の「負」の資産を新しい経済消費に生まれ変わらせることができるかもしれません。

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社会課題のソリューションをよりクリエイティブに

現在、金沢大学・関西大学の学生さんと地元のボランティアの面々にご協力いただき、じわじわと活動を継続しつつ新しい可能性を模索していますが、原理としては非常に打算的です。

単なるボランティアではなく、動画編集やデジタルアートの制作フロー、ゴミを活用したワークショップを通じて、活動に関わったメンバーがデジタルスキルの獲得し、地域の"未来人材"として成長すること。新しい雇用を創ることがゴールとなっています。

※ビジネスの現場で活躍しているデザイナー有志がメンターとして関わっていただいています。

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ひと味違う夏がはじまりました

今年の夏ほど地域コミュニティと繋がり、同じ課題解決に取り組むことは今までありませんでした。

活動自体は手探りですがぜひフォローいただけますと幸いです。

https://www.youtube.com/channel/UCsDduGw0MC1fPGdltrnmHqQ

https://www.instagram.com/ethicarium/

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