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えがおの駄菓子屋とは?

愛知県春日井市岩成台に「地域のもう一つの家になる」をコンセプトにした「えがおの駄菓子屋」という居場所作りました!
昔ながらの駄菓子屋の魅力を通じて、高齢者から子どもまでがここに集い、お互いを見守る居場所です。
一階は駄菓子屋とお茶が出来るイートインスペースと、将来常設の地域食堂をする為のキッチンスペース。二階は子どもの居場所として宿題して、本読んで、ボードゲームして、遊んでが出来る居場所があります。

一階駄菓子エリア
お茶やコーヒーが飲めるイートインスペース
二階子どもの居場所

社会事業を始めるに至ったキッカケは?

きっかけは僕がビジネスで新たなステージに挑戦したくて、安定した大手外資企業から友人の小さな会社に転職したことでした。
仕事は福祉用具専門相談員。
介護保険適用されている高齢者の方に杖や車いす、介護ベッドから住宅改修まで請け負い、快適な生活を過ごして頂くためのお手伝いです。
日々仕事をこなしていく中で、介護保険の中で決められた仕事内容やオペレーションに疑問を抱いたのと、ビジネスとして数値の部分をもっと知りたいと思ったので、前職の経験を生かし介護保険から少子高齢化社会・地域ごとの高齢化率・日本の未来に至るまでマーケティングに近いものを行った結果、日本の歴史上経験したことのない未曾有の人口減少が始まっている事に気づいたからです。
いや、、人口減少するなんて知ってるよ?と思ったあなた!
それは知ってるだけで、理解してないです(笑)

  • 今後10年ごとに750万人づつ人口が減少する

  • 減少するのは15~64歳までの生産年齢人口(最もお金を消費する世代)

  • 大増税しなくては税制度が成り立たない

  • 介護業界の現行オペレーションも、人手不足で実行不可

  • 他の各業界の人手不足が現状の比ではないほど悪化

  • 3000万人分の消費がなくなる

将来の日本の人口動態

いや、でもAIも進化してるし、仕事の効率化を図って、内需ではなく海外進出して、他とは違う弊社独自の素晴らしい物があるから大丈夫!
ってさぁ言う人いるけど経済停滞してたこの30年ずっと同じこと聞いてますがな(笑)

あなたの企業が儲かればいいですか?
経済の視点から3000万人分の欲が失われる日本経済が伸びます?
儲かったらTAXフリーの海外行かないっすか?
日本人として、この日本の未来どう思いますか?

もちろん、色々な視点があると思いますが、小売マーケティングだった僕は人口に応じて売り上げが減る、働き手も減ると考えてます。
歴史マニアの視点から見ても、人口減少して成長する国家は知りません。
これ以外にも様々な日本の未来の数値を知った僕が純粋に思ったのは、、

未来の日本で一番苦しむのは自分の子ども世代、その未来を渡すのは僕ら親の世代じゃん?

と思った時に、僕は親父としてモーレツに恥ずかしくなりました。
それからはいつもボーっとしながら、実現可能かつ実効性があって、自分の手の届く範囲で何が出来るだろう??と考える日々でした。
高齢者が介護保険適用にならないよう元気に日々通える場所、そこに子どもが集まれば高齢者が子どもを自然に見守る形を作れる。
そこが安心して留守番出来る場所なら母親も安心できるし、そこでご飯も食べれるなら地域で家事を手伝うことが出来る!
おお!ナイスアイディア!
でも、高齢者サロンは高齢者しかこない、子どもの居場所じゃ子どもしか来ないし、そもそも収益化できないから生活が成り立たない、地域の居場所つくりましたー!って言っても実際得体のしれない個人が作った施設に人はなかなか寄り付かない・・・どんな箱ならいいんだ?

そんな時、目にしたのは少し離れた地域に出来た駄菓子屋さんでした。

・・・駄菓子屋・・最適解じゃん!

入るのに抵抗ないし、全世代が居たし、そもそも楽しかったし、でも失われつつあるし、居場所と駄菓子屋一緒にすればいい!!
いや、それでも儲からんぞ!生きていけるか?・・駄菓子屋を本気でやってる人そんなに居なくないか?本気出そう!
居場所だから寄付など支援も模索しよう!
地域食堂も作って、親の帰りが遅い子供や孤食の高齢者と一緒にご飯食べよう!
「地域にあるもう一つの家」作ろう!

悩みが来る前に動け!

言語化すると長いけど、誰も思いつかないだろうし、思いついても誰もやらないこの事業・・・・たぶん間違ってない!!
そう考えた僕は、友人に退職の意向をつたえ貯蓄型保険を解約し、一気にこの事業へ向けて走り出しました。
2023年7月末に退職し、クラウドファンディング立ち上げ、物件探し、駄菓子問屋探しなど、色々な事を一気に進め、賛同頂いた方のご支援、一緒に事業をやって頂ける方などの支援もあり、予定より少しの遅れはありましたが2023年12月4日無事OPEN出来ました。

こんなに来ますか(笑)!

OPENしてから子どもがどれだけ来てくれるか?居場所を利用してくれるか?不安はありましたが、想像以上に来て利用してくれています。
宿題したり、ゲームしたり、ただ居たり、様々な居場所の活用を勝手にしてくれています。
高齢者も少しづつですが、顔なじみのお婆ちゃんが増えてきているし、お爺ちゃんも来てくれるし、講座始めるって言ったらすぐやりたいって言ってくれる。
駄菓子も全世代が楽しんで買ってくれるのを見ていると、儲からないけど
駄菓子の集客力・・恐るべし!

駄菓子を買う子供たち
宿題する女の子
宿題する男の子
初めて来てくれた親子
近所のお婆ちゃんと話す隣の小学校の子
お茶飲みに来たお婆ちゃんたち
親の帰りまで一緒にトランプ

こんなに必要とされたなんて・・・・こりゃあ絶対続けないといけない!

オープンしてから頻繁に午前に来てくれる近所のお爺ちゃんお婆ちゃん。
ただお茶して話したり、スマホの操作聞きに来たり、酒のつまみだと言って駄菓子買いに来たりしてます(笑)!
下校時間になったらそれはカオス!
宿題して、駄菓子買ってゲームしたり、目の前の公園で遊んだり、ただ店内でダラダラしたり、ほぼ毎日くる子もいます。
他にも、児童支援や訪問看護・介護施設の方々の散歩コースになったり、自分のスキルを伝えたい方々の講座開設の場所として使ってもらったり、そこに自分が居れる、使える場所があって、安心できる顔見知りの人が居るだけで、こんなにも必要とされるなんて・・・
こりゃあ絶対続けないといけない!
そして、僕の考えてたこんな居場所が日本中にあったらいいじゃん!
という考えが確信に変わりました。
地域に、もう一つの家みたいに使える家があれば、高齢者も元気に通えるし、子どもには頼ってもらえるし、お母さんは安心して留守番させられる。
寺子屋や講座、地域食堂みたいの併設したらもうほぼ学べて安心できる家!
日本中の必要とされる小学校区に作るのが僕の夢です。

皆様の応援・ご支援お願いします!

「えがおの駄菓子屋」は駄菓子の収益と個人・お店・企業の皆様からのご寄付で成り立っています。
駄菓子の収益といっても儲からないのは周知の事実(笑)
本気(本気の意味は別の記事でシェアします)でやっても家賃・光熱費・仕入れ代を出せるくらい(笑)それでも駄菓子の利益率考えたら立派な方。
今後、「えがおの駄菓子屋」の内容を充実させ、人を雇用し拡大をしていくには皆様からのご支援がどうしても必要です。
もちろん出来るだけの自助努力はしていきますが、施設の内容が斬新すぎて居場所事業なのに一部のご理解ある団体を除き補助金・助成金をすべて蹴られます(笑)
「えがおの駄菓子屋」が面白いと思って頂いた方
自分の地域にも作って欲しいと思って頂けた方
子どもに渡す未来の日本を少しでも良くしたい方
社会課題に投資をしたい方
もし、共感いただけましたら、是非「えがおの駄菓子屋」サポーター
「えがおクルー」になって頂き、ご支援よろしくお願いいたします!

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