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私のソロキャンプの世界観を彩るレギュラーメンバーたちの紹介

キャンプで使うギア(ギアって言葉を使ってみたいから使っている、キャンプ道具のことです)についてあれこれ考えている。
私はかわいい派手な小物を見るとホイホイ買ってしまう雑貨貧乏で、モロッコに行ったときはタッセルやポーチなど目に入るものすべて買う勢いで買い、モロッコ雑貨屋の店長やってますみたいな買い付け業者のようになってしまったという過去がある。
どの国に行っても何個も何個もポーチを買ってしまい、国内でも旅先でその地域限定のマスキングテープを見つけたらとにかく買ってしまい、マスキングテープで地球一周分ぐるっとマスキングロードを作れちゃうくらいの量だと思う。
そういう非常に厄介な病気を抱えて生きているのだが、キャンプのギアは少し勝手が違う気がする。
軽さ、小ささ、扱いやすさが決め手となっていて色違いを馬鹿みたいに買い揃えて気分によって使い分けるとかはしない。値段が安くないという理由も大いにあって、念入りにリサーチしてできれば一発で決めたい。
だけど正解が分からず失敗することもあれば、後からもっといいものを見つけてショックを受けることもあるし、買い直したりしたものもある。安いものじゃないからあまり失敗したくないのだけど、よくよく考えれば一発で決まって使い続けている物の方が少ない。
まだ4回しかソロキャンプ歴がないのにかかわらず、モデルチェンジや買い直して新しいギアを投入させたり紆余曲折を経て、お気に入りの物ができてきた。レギュラーメンバーが固定してきた。こいつがいなければもはや私のキャンプではないな、と思えるものが出てきている。
引っ越したばかりで家具の配置が納得いかず、この棚は失敗したかも、と思いつつ色々と夜中に模様替えしまくって、半年後に何とか落ち着いて自分の部屋だと思えるようなそんな感覚。何度引っ越そうと模様替えしようと、これからは必ず私の部屋にボルンバがいるように、キャンプギアのお決まりの奴らができたから、ご紹介(と称して、自分用に持ち物リストとしても使う意味合い)!


1.ど定番のスノーピークのチタンシングルマグ450

オリジナリティーを出したい人間のくせに、なんとなく大多数のキャンパーが使っているということだけで安心感を求めたい平凡な私もいます。直火OKなので、今はただの高級ブランドのやかんとして、湯を沸かす時にだけ使っている。

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2.PRIMUSの153のガスバーナー

これはイワタニのジュニアコンパクトバーナーを使っていたところをこちらに変えて、今現在これで落ち着いている。
手のひらサイズで良い。スノピのマグを乗せるとルックスも良い。

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とにかく極上はちみつ紅茶を野外で飲みたい人。


3.Cascade Wildの超軽のテーブル

テーブルはアルミの風呂の蓋みたいな蛇腹で折り畳むタイプを使っていたが、軽さを求めて、ここに辿り着いた。60gしかないのでこれに勝るテーブルはないと思う。軽いおかげで簡単に風で飛んでいく。こんなに軽くて小さいならもはやテーブル要らないのでは?とも思っているが、今のところ、こいつはレギュラー。このテーブルは物を置くものではなく、これ自体が置き物である。

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この写真を見る限り、テーブル不要説濃厚である。(なのに2つ持ってる私)


4.ASOKOの顔だらけのレジャーシート

お店がどんどん消えている雑貨屋ASOKO。この顔の柄はASOKOのトレードマークだが、最近吉本興業とコラボして芸人の顔のイラストになっているグッズが出た。ジップ袋は買ったがイラストのメンバーがEXITとか霜降りとかで、ダイアンや天竺鼠が入っていないので不服。レジャーシートはこのオリジナルの顔柄で良しとしている。なんか賑やかで良い。

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5.ポン子さんからもらったニューヨーク土産のふきん

この紫と水色が私の好きな色合いなので、ポン子さん、分かってらっしゃる!とうなったお土産。実は貰ってからずっと畳んで使い道が分からず引き出しの奥にしまいこんでいたが、ある日突然開眼した。Cascade wildのテーブルと同じサイズ。最高。

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6.キューバで買ったゲバラステッカーを貼ったスタンレーのマグ

何となく、noteにキャンプや旅の写真をアップするときに、ゲバラありきで撮影していることがある。スタンレーのマグは、熱いお茶を入れてもなかなか冷めなくてすぐに飲めないしよく火傷する。かと思えばキャンプの寒い夜に熱いお茶を入れておいたらあっという間に冷めるという、私のニーズにはまるで答えてくれない奴で、腹立たしい。
本当は、サイズも小さいしマグにしては重いし、できれば持ち歩きたくないが、キューバで買ってきたゲバラを貼ってしまったせいで使わざるを得ず、使っているうちに愛着だけが残った存在。
マグを持ち歩いてるのではなく、ゲバラを連れ歩いているんだと思う。

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7.フランスのルピュイの道で買った山登り柄のオピネルナイフ

フランスの道端でバゲットを買って切るときに使いたくて、フランスのナイフばっかり売っている金物屋さんで買った。オーブラック地方の小さな町で、町の名前は憶えていないけど、お店のたたずまいと、雪が残って寒かった空気と、この店の近くでエクレアを買って食べて歩いたのはハッキリ憶えている。彫られたイラストがお気に入り。

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8.シートゥサミットの、巻いてから空気が抜けて空気入れにもなる防水のスタッフバッグ

バックパックで旅しながら、服を入れたりする袋として、100均の圧縮パックから始まりポーチや巾着、風呂敷、防水のスタッフバッグなど、それはそれは色んな物を試してきたが、2020年、とうとうこれに定まったと思う。
袋は口をくるくる巻くタイプが好きなのだが、空気を抜くのが難しくて結局巾着袋タイプを選んでいたのだが、これは口を閉じてからもおしりから空気を抜くことができるので良い。ちゃんと小さくなる。それに、空気が抜けていく口が、キャンプで使う別メーカーのマットにもちょうど合う。
標高2450mで口をつけてフウフウとマットを膨らませていた時に酸欠で死にかけて以来、キャンプに空気入れを持って行くか悩んでいたが、これで一石二鳥。
ちょっと高いしオレンジ色が嫌だけど、機能性最高なのでこれに決定。永久です。

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 ここから空気が抜けていくのでここにあてれば空気入れになるってわけです。ということを伝えたくて上の写真を貼ったが、相変わらず散らかってるというかガチャガチャしてやがる。


9.モンベルのダウンハガー800の#3というセレブ寝袋

これは先日ご紹介した寝袋。

実は耐寒レベルを一つ上げた800の#2を買おうかなという気持ちがあるが、あの大きさを見るとなかなか手が出ない。これからも#3でカイロを貼って寒い夜をしのごうと思う。


10.スペインのデカトロンで買った即乾のタオル、ナバイジ

5年位前にスペインにあるアウトドアメーカーDECATHLONで買った水泳用のマイクロファイバーのタオル。その名もナバイジ。
洗って絞ってS字フックで窓にでも引っかけておけば翌朝乾いている。タオルはナバイジ1枚で良くなった。国内では西宮ガーデンズにもデカトロンがあり、Sは390円であるよ。色違いもあるけどどれもビビッドで色合いが良い。安宿でS字フックでぶら下げてると元気になったから、テントの中でもぶら下げている。

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11.テフロン加工されたラージメスティン

焦げ付くのをゴシゴシ洗うのが嫌だったので、調べてテフロン加工してもらったメスティン。メスティンで焼き肉焼いて蓋でウィンナーを焼くという使い方が主な私の使い方。本当は鉄板とか持ち込んで肉を焼きたいが、軽量化と守備範囲の広さを考えるとメスティンでちょうど良い気がしている。

いつメン↓

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きつねうどんも作れるし。

12.ソーラー充電のぺっちゃんこになるランタン、キャリー・ザ・サン

ランタンが意外とかさばるため、前回からコイツにしてみたが、多分ランタン界でダントツに最強の軽さ。
ぺっちゃんこになって軽いし十分明るいのでもうこれで良い。どうせアイマスクしてすぐ寝るし。
ソーラー充電のみなので、天気の悪い日が続くと終わりではある。名前が良いよねCarry the sun。使う時は必ずCarry that weightを替え歌して歌っている。好きな歌だからコレも好きだ。

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まとめ?(まとまってはない)

中途半端に12個、サッカーチームを作れるくらいのメンバーが集まった。
マットや椅子、その他の調理器具に関してはまだ迷走しているので固まってはいない。今のところ色々試してみては、一長一短なので、コレや!!という決め手に欠ける。
私のお気に入りメンバーは定番の物も多いが、欠点を凌駕するくらいの可愛さや心を掴まれる点、旅の思い出というオプション付きかオリジナリティがあれば、一気にレギュラー入りできるシステム。
多分、ソロキャンプを始めようとする人の参考にはならない。どこにでもオススメされてるド定番か、世界観が前面に出ていて機能性は一歩後ろに下がっている物が12個並んでいるだけなので。
そしてどうしても必要という訳でもない物もある。ふきんとか、テーブルの役割をなさないテーブルとか。
だけど、ふきんとゲバラと黄色のプリムス缶、ASOKOの顔柄によりごちゃごちゃな世界観が完成されている。
時々黄色の手袋と極上はちみつ紅茶、ジョンソンヴィルのウィンナーも参加する私のソロキャンプのこの美しい世界観。
ここに後から入り込むにはそれなりの出会いでないと難しい。
逆に、みかんくらいの普遍的なものも似合ったりする。
いかにこの世界観に似合うか、そしてこの世界観の中で輝けるか(もちろん1番輝くのは私だが)、これが私のギア選びのポイント。
という訳で、キャンプギアのオーディションはこれからも続く。











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