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サリ麺でプルコギ焼きそば

韓国のサリ麺に憧れていた。
プデチゲに憧れていた。
韓国のドラマや映画を見てると、辛そうな色をした鍋にインスタントの縮れた麺が入っていて、それをウィンナーと一緒にくたくたに煮て、ハフハフしながら食べているシーンがよく出てくる。
あのラーメンをハフハフしながら食べることに、私はとても憧れていたのである。
しかし、私は辛いものは食べられないしキムチも全般食べない。
どうやったって韓国であのラーメンを食べることは不可能だった。
あの縮れ麺はいつももれなく赤いから。

しかし。
日本で、自分で作るなら、あの麺を食べられる!と思い、今回の韓国縛りのキャンプ飯のラストを飾ってもらうことにした。


さあ!
サリ麺、カモン!

サリってなに
裏面の調理例がまさに憧れのプデチゲ。

こいつを茹でることにした。
キャンプでの茹で汁の処理が面倒なのでお湯は少なめでもうなくなってもいいくらいの量にした。
思っていた以上に麺にボリュームがあった。
日清のチキンラーメンの1.4倍くらいある気がする。
大丈夫かな。

それから、家の冷凍庫から持ってきた玉ねぎとプルコギ200gと、昨日の残りのジョンソンヴィルを昨日の残りのニンニクで炒める。
肉が多い気がする。
大丈夫かな。

サリ麺と昨日の残りのサンチュを投入。
大丈夫ではなかった。
フライパンに収まらなかったので、具を半分取り出してサリ麺も少し減らして炒める。
プルコギの味がしっかりついてるし、タレもフライパンに結構あったから特に味付けをせずに炒めた。

それからまた減らした分の具と麺を炒めて合体させた。
お皿に盛り付ける際、やっぱりボリュームが凄すぎてはみ出たので、こちらも減らしてタッパーに取っておいて皿に盛った。
そしてまだ残っていたサンチュと味玉を添えて、昨日の残りの白ネギを乗せて出来上がり。

半分の量でもなかなかパンチのある量である。
天才的に美味しかったのでパンチをしっかり受け止めて、タッパーに取っておいた残り半分を替え玉して次は忘れていた韓国海苔をちぎって散らして食べた。
サリ麺って、もちもちしていてインスタントのくせにコシもある気がして美味しかった。それに何よりボリュームがヤバい。何人かで鍋ですするためのラーメンだからだろうか。
焼きそばにしても美味しかったから、今度は家でソース焼きそばもアリかもと思った。
野菜を積極的に取ったので太らないと思っていたら、帰ったら2kg増えていたので、全てはサリ麺のせいだと思うことにした。

プロテインバーと韓国のコンブチャで何とか体を維持しようとするあたり、意識の変容が見られる。
新幹線くんは今日もクール
早めに帰った。チャリンコにゴミを乗せて。

韓国縛りのキャンプ飯はボリュームを調整する必要があるが、どれも大成功だった。
ほぼ出来合いのものをちょこっといじっただけだから失敗しようがないとも言えるが。
テーマを持って1人で遊ぶことを私は割とよくやるのだが、凝り性の私にとっては最高のエンターテイメントになるから、また何か見つけたい。

この日はとても暑かったので、早めに撤収して帰路を急いだ。
晩ごはんは美味しいものをおごってもらう約束があったし、夜はレイトショーでトップガンを見に行く予定だ。
トムクルーズに負けていられないから、琵琶湖を背に、カワサキのバイクの代わりに駅のレンタサイクルをぶっ飛ばした。
お腹もスケジュールも詰め込み過ぎの休日。
また、減量に勤しむとしよう。


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