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週末の日記。 ベランダとか高野豆腐とかイカゲームとか映画とか居酒屋とかUFOとか。

今日の晩ごはんはベランダにて。
昨年からソロキャンプを始めて、noteに書いてきたおかげで、自分でまた読み返して思い出せるからいい。
昨年の秋のキャンプで、寒い夜にクリームシチューを作ったり、バゲットを焼いたりしていたらしい。


自分で読んで思い出したり笑ったりしてキャンプに行けない自分を慰めている。
今はまだお尻が2つ以上に割れてるのでまだ当分キャンプは行けないし、家でクリームシチューを作ってベランダで食べることにしたのである。
骨が早くくっつくためにはカルシウムを取らないといけないので、クリームシチューで牛乳を消費した。また、業務用の高野豆腐1kgくらいが我が家にはあるため、それもクリームシチューにぶち込んだ。
我ながらひねりがきいているアレンジだ。
職場の同僚から、「カルシウムがものすごく含まれている食べ物って実は高野豆腐なんですよ」と教えてくれて差し入れてくれた。
優しい人が多い職場なのに、どうして私は職場の誰とも距離を縮めようとしないのだろうか、不思議である。しかし、友達のしめちゃんが、「いい人だからって仲良くなるとは限らないし、悪い人だと分かってても仲良くなることあるよ」と以前言っていたのを思い出して心で頷く。
高野豆腐だが、甘く煮るしか術を知らなかった私だが、細かく刻んでカレーにしたらキーマカレーと勘違いするんじゃないかと思い作ってみることにした。しかし、細かく刻むのが面倒で、サイコロサイズになり、ミンチ肉感は全くなく、ただのカレー味の高野豆腐となった。見た目は塊肉ぽいのに残念だなあと思いつつ、今度はクリームシチューにサイコロサイズの高野豆腐を入れた。見た目はじゃがいもだが、こちらもアツアツジューシーなクリームシチュー味の高野豆腐だった。悪くはない。
ブロッコリーも一億年前から冷凍庫の奥で固まっていたからそれも入れてみた。こちらも悪くはなかった。ベランダでの晩ごはんは真夏は避けていたが、いつの間にか寒くなって、ブランケットが必要になっていた。そういえば、2週間前は私は川で泳いでいたのだ。それなのにもう既に夜は冬の部屋着でも寒い。
季節はどんどん移り変わる。私は置いていかれるような気がした。早くお尻の骨がくっつかないと、キャンプは厳しそうだし、カルシウムのためにも高野豆腐を積極的にとっていこうと思う。
おっと、高野豆腐はただの前置きでして。

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先週末は、いつ以来ぶりかはもう分からなくなっている、友達しめちゃん(私のnoteによく出てくる変わった地元の友達です)とのヤサグレ会だった。コロナ禍前は月1〜2回で行われていた2人のヤサグレ会。居酒屋でやるのは本当に久しぶりである。


いつもの居酒屋が休業しているため、しめちゃんに「どこ行く?」と聞かれ、「ちょこちょこいろんなもんを食べたいなー。例えば、からあげとかステーキとかポテトフライとかスルメの天ぷらとかチャーハンとかちくわの磯辺揚げがあるとこがいいわ」「いつものとこやん。今は無理やから、まあ、居酒屋やな」としめちゃんが言い、初めて行く居酒屋へ17時に予約して行った。2人で家から歩いて待ち合わせて、店までまた歩いた。
ドーナツクッションをリュックから出して硬めの木の椅子に敷いてヤサグレ会は始まった。
取り留めのなき話が始まった。
しめちゃんが私に勧めたドラマ「梨泰院クラス」や「イカゲーム」の話、Netflixのおすすめなど軽めの話題から始まったように思う。
今、日本含め世界中でヒットしているドラマ「イカゲーム」だが、勧められて見たものの、確かに面白かったけど、日本の「カイジ」「バトルロワイヤル」に似過ぎていてなんだかなぁ…と両手をあげて絶賛するまではいかなかった。それが私の感想だったが、しめちゃんは「韓国の俳優は芝居が上手い(しめちゃんは「演技」とは言わずに必ず「芝居」と言う。また木村拓哉のことをキムタクと言わずに絶対「木村」と言う。)」と言い、また、設定や映像として日本のバイオレンス映画よりもイカゲームの方が食いつきやすいことや、韓国社会の闇やバイオレンスが日本よりもリアリティがある気がするなどの分析がなされていた。
私は、パクったり二番煎じの方が売れるのはどうしてもずるいなあと思ってしまう。
香港映画「インファナルアフェア」はトニー・レオン(マイラブ)とアンディ・ラウのオリジナルが素晴らしすぎるのに、なぜハリウッドがリメイクするのか不思議だった。オリジナル版に勝てっこない。あのディカプリオが演じても、オリジナルを超えられなかったと思った。別の良さがあるんだろうけど、ディカプリオファンとして唯一あまり認めていない作品である。(マット・デイモンが好きじゃないせいも往々にしてある。)


私は、アイデアを思いついた人、最初にやった人が1番すごいと思っているところがある。それを真似させてもらうのは私を含めた凡人のやることだと思っている。でも、そのアイデアをどう表現するかとか、既にあるものをどう変えるか、どう差別化し違いを見せつけるか、それも芸術なんだということをしめちゃんが言いたかったようだ。
作品の力としてはカイジやバトルロワイヤルよりもイカゲームの方が上だったのかも知れない、などという話を軽く話した。
一応書いておくと、私としめちゃんがエンタメを語る時は、2人とも評論家気取りになるが、我々は評論家でも何でもない、ただの昭和からのドラマウォッチャーで、言いたい放題言ってるだけである(私の場合はnoteに書きたい放題している)。

これは余談の余談だが、しめちゃんに教えてもらって、楽しみにしていた映画「STARDUST」を見てきたが、久しぶりに途中で退席しようかと何度も思った映画だった。デヴィッド・ボウイが主人公なのに、一曲も本人の曲は使われず、めちゃくちゃ雰囲気の似ているパクリっぽい曲が流れたり歌われたりしていて唖然とした。衣装も服装も、話し声、歌い方もボウイ「ぽい」のだが、あくまで「ぽい」だけで嫌悪感がするくらいだった。ミュージシャンの伝記的映画なら「ボヘミアンラプソディ」のように本人の曲を流してリップシンクに徹するか、「ロケットマン」のタロン・エガートンのようにリスペクトを持って歌うかしてほしい。私にとって、いや世界にとってデヴィッド・ボウイは偉大なスターなのだから、映画化するならそれ相当のレベルのものにしてほしい。家族が反対した時点で映画化はやめるべきだったろうに。
お尻が痛いのに見て損したと思ったが、ここの映画館からの景色がいいから許してやることにした。
それはさておき。

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しめちゃんとはその後、お互いの仕事のヤサグレ話をして、お尻の骨のヒビが更に広がるくらい笑う話をして、ちょこっと異性の話をしたりなんかした。
21時過ぎに店長さんが「お姉さんたち、すんません、これ以上は、吉村さん(知事)に怒られるんですわー」と言いにきて、「吉村ちゃんの頼みならしゃあないね」と言って、全然話し足りてない中、ヤサグレ会はお開きとなった。
お会計の時に、店長が「しかしお姉さんたち、凄いね。2人で4時間で10%オフの券使って13000円超えてますよ。うちみたいな安い店で、凄いっすわ!」と感心された。
しめちゃんが、「いつも2人でそんなもんですよ。でも7時間でそれくらいやな。今日短かったのにな。」と言った。
チャーハン380円、レモンサワー450円の店である。確かにおかしい。
私も「そんな食べてへんし、飲んでへんのになー。おかしいな。」と疑うと、店長は「いや1人6杯はいってましたよ、途中で数えるのやめましたけど。ほんで、初っ端にチャーハン行って途中でおにぎりも行きはったし。揚げ物散々行った挙句に網焼き肉も行きはったから。ほんで最後きっちりスイーツ食べてはるし。」と語られて恥ずかしくなった。
「全然酔ってないけどな」「でも、まあ、そんなもんちゃう?」「ラーメン食べて帰るのはもう無理やわー」「せやな、歩いて帰って脂肪燃やそう」と言い、ちょっぴり恥ずかしい気持ちで店を出た。
すると店長が外まで追いかけてきて、「お姉さん、忘れ物です!」とドーナツクッションを渡された。
店長からやたらと見られて飲んだ数を数えられたり、注文を覚えられたりしていた上、暴飲暴食の女2人のうち1人は痔だと思われたなんて恥ずかしすぎる。「次はいつもの店で飲みたいな」「緊急事態明けたのに、いつもの店はいつまで休業するんやろ。潰れるんかな」など、ちょっぴり切なくなりつつも、「営業時間の制限が解けたら、またヤサグレ会しよ。話し足りてないし、あっという間やったわ」と爽やかに近所で別れた。

しめちゃんから「あ、借りてたまんまのタッパー返すわ」と言われ受け取る。タッパーの中にカルピスの飴ちゃん1パックが入っていた。「いちご味が美味しいから食べて」と言われたが、私的にはブドウ味が美味しかった。
「夜中1時にベランダでV字型の銀のUFOが南に向かって飛んでいたのを見た話を明日聞いて」と私がしめちゃんに前日に予告していたのに、それを話し忘れたのを帰り道に思い出した。まあいいけど。しかし4時間、一体何の話をしてたんだろうか。思い出せないが、とにかく話し足りなかった。
早くまたヤサグレ会の日程を決めようと思う。





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