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今週の作り置き薬膳おかず

ウソみたいに爽やかなお天気。
私が住む地域は大きな被害はなかったようですが、みなさんのお住まいのエリアはいかがでしたか?

湿度が高いからこそ動く

心を笑顔にする薬膳師、漢方カウンセラーで国際薬膳師の池田のりこです。

昨日は台風接近で湿度が高く、心も体もどんよりでした。

自然界には6つの気があり、その中に「湿」があります。

その「湿の気」は重く下がる、ベタベタさせる、ものを動かしにくくする、汚れて濁るなどの性格があります。

自然界の気の影響を良くも悪くも受けている人間は、この湿の気に負けてしまいます…。

湿邪となって体に入り、心も体もどんよりさせてしまいます。

つい、ダラダラと過ごしがちですが、そんなときこそ陰陽バランスを整える!!

ということで、昨日はだるくなり始めた14時から作り置き薬膳おかずを作りました♪

今週の作り置き薬膳おかずは12種類

頭がどんよりしていると、同じような味のものを作ったり、使おうと思っていたものを使わずに忘れていた…ということはありませんか?

私はしょっちゅう…。

失敗するとまた心がどんよりするので、こういうときこそしっかり計画を立てます。

  1. 煮たまご

  2. パプリカの焼きマリネ

  3. みょうがと梅の甘酢漬け

  4. キャロットラペ

  5. 塩昆布の無限ピーマン

  6. 豆苗とあげのおひたし

  7. 切干大根とひじきのツナごまサラダ

  8. ごぼうのゴママヨサラダ

  9. 冬瓜の鶏そぼろ煮

  10. 冬瓜の皮のきんぴら

  11. 冬瓜のわたとキュウリの胡麻和え

  12. ナスの揚げ浸し

今週の作り置き薬膳おかず

まず、買い物したレシートを並べ、冷蔵庫や冷凍庫にあるものを書き出します。

そして、作ろうと思ったものを小さな紙に1レシピ1枚で書き出して、並べます。

次に、作る順番を決めていきます。

私は洗い物を減らしたいので、出汁だけ引いて、火を使うものはあとにして、味を馴染ませるものや下味を付けるものから着手しています。

その合間に、アク抜きが必要なものを準備する感じ。

1.煮たまご

これは朝に作っておきました。

沸騰したお湯に卵4個を入れて6分。
醤油、砂糖、みりん2、酒1を煮きって漬け込むだけ。

いつも思うけど、恐竜の卵みたい…(笑)

卵は心と体の潤いを作るので、秋に心がザワザワする方にオススメ。

煮たまご

2.焼きパプリカのマリネ

切ったパプリカをフライパンに入れてオリーブオイルをしっかり混ぜてから、蒸し焼きにします。

あとは普通にマリネにするだけ。

パプリカが体の緊張を取ってめぐりを良くして、甘酸っぱい味で潤いを作ります。

ストレスが多くて体に力が入りやすく、肌やのどが乾燥しやすい方に。

パプリカって焼くと甘いんですよね~♡

焼きパプリカのマリネ

3.みょうがと梅の甘酢漬け

みょうがを30秒ほど茹でて、たたき梅と甘酢を加えただけ。

エアコンで冷えがちな胃腸を整えてくれるもの。

香りが良いので大好き。

食べるときに細切りのしそを載せると、さらに胃腸が喜びます。

みょうがと梅の甘酢漬け

4.キャロットラペ

ボウルの上で、ひらすらピーラー…
あとは酢、オリーブオイル、砂糖、塩こしょう、少しだけバルサミコ酢を加えて。

クランベリーとかレーズンを入れてもいいのですが、家になく…
くるみを入れようと思っていたら、忘れていました…。

とにかくよく目を使うので、目に栄養と潤いを届けてくれるにんじん様は欠かせません。

キャロットラペ

5.塩昆布の無限ピーマン

切ったピーマンをレンジでチンして、塩昆布、ごま油、ポン酢、白ごまを混ぜただけ。

イライラを解消して気のめぐりを整えるピーマンに、腎を整えて水分代謝を良くする昆布と、秋に乾燥しがちな大腸を潤わせる白ごまを加えて。

塩昆布の無限ピーマン


6.豆苗とあげのおひたし

耐熱皿の上で豆苗をチョキチョキ切って、あげもそのままチョキチョキ切って、レンジでチン。

出汁に醤油などを加えて和えました。

豆苗は血圧が高くイライラしやすい方に。

私は今は血圧は安定しているのですが、講義数が多くテンションが高いので豆苗がおいしいです…。

豆苗とあげのおひたし


7.切干大根とひじきのツナごまサラダ

フライパンにさっと洗ってチョキチョキ切った切り干し大根とひじきを入れて、ひたひたぐらいの水を入れて沸騰させ、そのまま蓋をして5分放置。

水を切って、ツナ缶、酢、醤油、レモン汁、生姜のすりおろしなどを加えて混ぜたもの。

乾物を水で戻す時間がなかったり、たくさんボウルが並ぶとキッチンが狭くなるときに、この方法を使っています。

ひじきは髪の栄養を作るだけでなく、不安感やドキドキする気持ちを落ち着かせてくれます。

切り干し大根は消化促進。

ツナ缶はまるちゃん先生からもらったステキなものを使いました。

切干大根とひじきのツナごまサラダ

8.ごぼうのゴママヨサラダ

細っ切って水にさらしておいたごぼうをさっと茹でて、ごまドレッシングで和えます。

でも、うちにはドレッシングというものがなく…
適当に作りました。

ごぼうと白ごまの組み合わせは、秋に乾燥して便秘になりやすい方にオススメ。

ごぼうのゴママヨサラダ


9.冬瓜の鶏そぼろ煮

小さい冬瓜を丸ごと1個もらったので、今日から冬瓜が続きます。

深鍋フライパンに出汁と調味料、鶏胸ミンチを入れて混ぜてから火にかけると、優しい鶏そぼろになります。

冬瓜は、体にこもった熱感と汚れた水をキレイにしてくれます。

湿熱の台風のときにピッタリなのです!

背中に紅いできものがあったのですが、これを食べたらなくなりました。

瓜の鶏そぼろ煮

いろいろリメイクできそうです!

10.冬瓜の皮のきんぴら

冬瓜は捨てるところがありません。

冬瓜の皮が元気だったので、耐熱皿に入れてレンチで1分ほどチンしてから、細く切りました。

にんじんと一緒に普通にきんぴらにしました。
シャキシャキしていて、美味しいですよ。

汚れた水を出す作用は、実よりも皮の方が強いんです。
むくみやすい方は、皮も食べてね。

冬瓜の皮のきんぴら

11.冬瓜のわたとキュウリの胡麻和え

わたの食感が好きなので、少し面倒なのですがわたも使います。

タネを取り除いて、キュウリと一緒に塩もみをしてしばし放置。

「ごぼうのごまマヨサラダ」のごまドレッシングが残っていたので、それで和えました。

キュウリも汚れた水を出すので、冬瓜のわたと一緒に使うとさらにむくみ解消に。

冬瓜のわたとキュウリの胡麻和え

12.ナスの揚げ浸し

深鍋フライパンに切ったナスを入れてごま油をよく混ぜて、火をつけて蒸し焼きに。

火が通ったら、出汁と醤油とみりんと生姜を入れて少し煮ます。

揚げ浸しといっても、揚げていません…
油が飛び散るのがイヤなので。

シンプルな味付けにしておくと、リメイクしやすいです。

ナスは体の熱感を取って血流を良くします。

そろそろ終わりですね。

ナスの揚げ浸し


旬の食べものを食べよう!

大好きな桃といちじくのシーズンも終わりで、梨が出てきました。

八百屋さんに並ぶ野菜も、秋のものになってきましたね。

自然界の影響を受ける人間は、お布団や衣服を「衣替え」します。

10月の初旬もまだ暑いですが、短パンTシャツでタオルケットで寝る人はいませんよね?

寒くなるから体を温かくしようとします。

なのに、食べものは年中同じっておかしいと思いませんか?

トマト、ナス、キュウリ、ゴーヤなどの夏野菜は、とても体を冷やします。

暑い夏にはバランスが取れて良いですが、秋冬には合わないのです。

薬膳は、体と心を中庸であるニュートラルポジションに戻すためにするもの。

薬膳を始めたいなぁ~と思う方は、旬の食べものを選んでくださいね。

そして、ちょっと学んでみたいなぁ~!という方は、「暮らしに活かす薬膳セミナー」の「初回セミナー」で薬膳のことを知ってください。

それから、自分はどういうスタイルで薬膳を学んだら良いかを考えるといいですよ。

お料理教室に通うのがいいのか、資格取得セミナーがいいのか、薬膳茶がいいのか…分かります。

私は「人がなぜ病気になるのか」のメカニズムや、現実と中庸の差をチェックする診断、食べものを選ぶことが得意です!

料理はそれほど得意ではありませんので、教えられません…。

資格を持っている方も、「ちょっと忘れちゃったなぁ…」とか「もう一度学びたいなぁ」とか「診断できるようになりたいなぁ」という方は、再受講制度を使ってくださいね。

薬膳インストラクター中級は11月から、国際薬膳調理師は10月から新しいクラスが始まって、受講料は半額です。

通学、Zoom、Zoom録画配信のYou Tubeで受講いただけます。

詳細とお申し込みは、こちらをご覧ください。

もうすぐ陰の季節に入ります。

心も体も陰モードにしていきましょう。

おしまい。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 サポートも嬉しいですが、「スキ」ボタンや「フォロー」がとても励みになります♡