足がつる人は、記憶力が低下している
湿度90%…って、ほぼ水中やん…と思ってしまいますよねぇ。
実はいま、足がつる人が急増中!
そして、足がつる人は記憶力が低下していることが多いんです。
「あれ…それ…ほれ…」ということ、増えていませんか?
夏は貧血になりやすい
漢方カウンセラーで国際薬膳師の池田のり子です。
私は漢方カウンセリングをするときは白衣を着ているのですが、その白衣が湿気を吸って重いです…。
机や体もベタベタするし、紙もふにょふにょだし、過ごしにくいですよねぇ。
こういうときって、汗をかいていても気づきにくいんです。
たかが汗…ではなく、汗をかきすぎると貧血になってしまいます!!
血液だけじゃない血
中医学でいう貧血は、西洋医学でいうヘモグロビンが…というものではなく、血(けつ)が足りない状況をいいます。
血(けつ)は、血液だけでなく、赤くないけど栄養たっぷりの水分も含みます。
その血は、体全体に栄養を届けてくれる重要なお仕事をしています。
まずは内臓、そして肌、つめ、筋、目、心、脳、髪の毛。
髪の毛は「血余」ともいわれて、血が余っていたら届くという意味です。
つまり、血が減ると真っ先に影響を受けるのが髪の毛。
最近、髪がパサパサしたり、まとまらなかったり、急に白髪が増えたりしていませんか?
この血は、レバーを食べただけでは増えません…。
血を作るためには、「材料があること」と「製造工場が稼働すること」が必須です。
材料:気と津液(しんえき)
製造工場:消化吸収システム「脾」
気の働き:
1.内臓、液体などを動かす
2.体を温める
3.外邪の侵入を防ぐ
4.AからBに変化させる
5.漏らさない、内臓の位置を保つ
この気は、汗ととても関係があります。
・体内の汚れた水を汗に変えるとき
・汗を体外に排出するとき
・汗を止めるとき
汗をたくさんかくということは、たくさん気を消耗するということなんです!!
だから、夏にたくさん汗をかくと疲れたり眠くなって、気を確保しようとします。
人の体ってほんとすごい!!
血(けつ)に必要な水がない!
血を作るには気が必要ですが、もうひとつ必要なのが津液(しんえき)という体に必要な水分。
汗、尿などで減ります。
これは飲み水では増えません…。
結構な量を飲んでいるのに尿量が少ないというのは、体が熱くて汗をかいている証拠。
湿度が高い時期には発汗に気づきにくいので、尿量や色や臭い(臭いが強いときは体が熱い)をチェックしてくださいね。
汗をかくと、気も津液も減るんです。
つまり、血(けつ)が減る!!
のどが渇いたら要注意
大切な津液が減っているかどうかは、見た目や感覚では分かりません。
ウルトラマンみたいに胸のランプがピコピコすればいいのですが…。
でも、体はいろいろなサインを出しています。
・のどが渇いて水分をたくさん摂りたい
・体がほてるような熱感
・尿量が減る、尿の色が濃い
・舌の色が紅くなる
このような体からのヘルプを見逃さないでくださいね。
でも、飲み物ってなんとなく摂っていますよね…。
まずは、あなたが「日頃どれぐらいの水分を摂っているか」を確認しておきましょう。
それに対して多い少ないをチェックすると、分かりやすいですよ。
津液は、生津(せいしん)作用がある食べものから作られますが、材料があっても製造工場の「脾」が動いていないと意味がなく…
脾については、こちらでいろいろと書いているので読んでくださいね。
貧血になると足がつる
夏に汗をたくさんかくと、気と津液が減るということが分かりましたよね?
気と津液が減ると、それらを原材料としている血が減ります。
そして、その血は肌、つめ、筋、目、心、脳、髪に栄養を届けています。
つまり、汗をたくさんかくと、筋肉がつって、心が不安定になって、脳の働きが鈍る…ということになるんです!!
これこれ、まさにこれなんですよ。
コロナで心も体も疲弊しているときに、この暑さ…
今年は本当に熱中症に気をつけなければいけませんね。
甘酸っぱいものを食べて
熱中症を予防するために、水分摂取は必須です。
でも、飲み水では津液を作ることができないので、生津作用の食べものを摂ることも大事です。
豆腐、豆乳、アスパラガス、オクラ、白きくらげ、きゅうり、しろうり、ズッキーニ、冬瓜、トマト、もやし、梅、オリーブ、キウイフルーツ、クランベリー、シークワーサー、スイカ、すだち、びわ、ぶどう、マンゴー、メロン、桃、りんご、レモン、チーズ、ヨーグルト、甘酒、紅茶、緑茶…など
これに加えたいのが、甘酸っぱいもの。
酸味と甘味を合わせることで、潤いが作られるのです。
そこに、「気を作るもの」「血を作るもの」「脾をご機嫌にするもの」を足せば完璧!
◎補気(気を作るもの)
米、いも、豆類など
◎補血(血を作るもの)
黒豆、枝豆、ほうれんそう、なつめ、ぶどう、松の実、あさり、いわし、うなぎ、鮭、ひじき、牛肉、鶏卵など
◎健脾(脾をご機嫌にするもの)
米・いも・豆類、緑色のさやに入った豆たち、ブロッコリー、にんじんなど
例えば…
《朝ごはん》
パンにクランベリージャムをつける
目玉焼き
キウイフルーツとりんご入りヨーグルト
甘酒、紅茶
《お弁当》
ご飯に梅干しが載っている焼き鮭弁当
《晩ご飯》
ひじきご飯
アサリの酒蒸し(ブロッコリー、スナップエンドウ)
ほうれん草と松の実の炒めもの
キャロットラペ
ピクルス(お好みの具材で)
これが夏の薬膳です!
どうですか?難しくないでしょ?
ワクワクしながら食べものを選んでくださいね。
産経新聞連載「薬膳のススメ」でも書いていますので、こちらも読んでいただけると嬉しいです。
昨日、徳島のお客様から桃が届きました!!
そして、昨夜はチーズと桃シャン。
幸せすぎた~♡♡♡
今日も暑そうですが、お顔も心も笑顔で1日を過ごしましょう~♡
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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産経新聞連載「薬膳のススメ」過去の記事はこちらから
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