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"大切な人”のために選ぶ薬膳を伝えたい

私がする薬膳セミナーは、お料理教室ではありません。

理論をしっかり伝えて、診断力を高めて食べ物を選ぶお話をしています。

それには、理由があるのです。

そもそも薬膳とは

「薬膳の講師をしている」と言うと、「家にヘビを漬けた瓶とかあるんですか?」と聞かれます…。

ないです…(笑)

「まだまだ生薬を使った特別なもの」と思われているのですが、すでにみなさん薬膳をしたことがあるはずなんです。

たとえば、胃腸が弱って寝込んでいる人に、唐揚げや天ぷら定食を作る人なんていませんよね?

「お粥とか消化の良いものを作ってあげよう」と思うはずです。

大切な人のことを考えて、食材を選んで作ったり、買ってくる…これも薬膳です。


薬膳に正解も不正解もない

薬膳をはじめようと思ったときに、いろいろな手段があります。

  1. ネットや本で学ぶ
    気軽に始められますが、分からないときに質問できないのでそのまま放置…となりがちに。
    専門用語で書かれた本は読んでもチンプンカンプン…ということも。

  2. 薬膳料理教室で学ぶ
    美味しい薬膳料理を作ることができるようになります!
    でも、そのときに使った食材が自分に当てはまるかというと…なときも。
    楽しい半面、理論が分からないので自分で診断して食べ物を選ぶとなると難しいことが多いです。
    (でも、実は私も薬膳料理教室に通いたい…)

  3. 薬膳スクールで学ぶ
    薬膳は体の声を聞いて「選ぶ」ことなので、体のしくみや食べ物の仕事などを学んで、診断力と選択力が身につきます。
    初心者さんも上級者さんも、レベルに合わせて薬膳ができます。

私が経営している株式会社咲美堂は、薬膳スクールと漢方薬店を運営しています。

私の最大の強みは、9年間の漢方相談で培った診断力です。

中医学(中国伝統医学)理論に基づいて丁寧に診断することが得意ですが、セミナーで大好評の「呑み屋トーク」も得意です(笑)

「呑み屋トーク」とは、呑みに行ったお店で「血圧高いんですけど何食べたらいいですか?」と聞かれて、3つの質問をして答えるもの。

皆さまが薬膳を学ぶときの目的は何ですか?

  1. ちょっと薬膳を知ってみたい

  2. お料理を上手に作りたい

  3. 症状から考えて食べ物を選びたい

もし、「3」なら咲美堂の薬膳スクールがピッタリです!!


"大切な人”のための薬膳

薬膳は自分の知識の押しつけではいけません…。

大切な人のためのことを考えて、食材や調理方法を選ぶものです。

皆さまにとって"大切な人”は、誰ですか?

子ども、兄弟、親、恋人…と思い浮かぶかもしれませんが、本当に大切な人は、「自分」です。

SNSのどなたかの投稿で読んだ言葉です。

自分が幸せだと、まわりの人の幸福度が15%上がる。
自分が幸せでいることは、社会貢献になる。

「幸せ」ってなんでしょう?

お金があること?
愛する人がいること?
好きな仕事をしていること?

どれも、心身が健康でないとできないんですよね。

私は、「幸せ=自分がご機嫌な状態」と考えています。

毎朝、目玉焼きを焼くのですが、その玉子は平飼い卵でちょっとお高いもの。

でも、とっても美味しいし、栄養価も高いし、半熟に上手に焼けるとご機嫌です。

コーヒーは、かずちゃんのHAPPY COFFEEかBLUE BOTTLE COFFEEのベラ・ドノヴァン。

豆を挽いて、香りを楽しみながらハンドドリップで淹れています。

その他は、先日も書いたのでこちらを…。

このときのBIRKENSTOCKのルームシューズが足に馴染んできて、お部屋でご機嫌です。

そして、食べるものは毎週目的を決めて、作り置き薬膳おかずを作っています。

ブログを読んで下さいね。
http://norihime.livedoor.biz/

鶏ガラでボーンブロススープを作ったり、小豆を煮て豆と煮汁を分けて冷凍したり、下茹でした野菜や使いやすい量に小分けにして冷凍したり…。

家には、乾物や生薬も揃えていて、時間があれば保存食も作っています。

すごく料理が得意ということではないけれど、自分のために丁寧に作っている時間はとても心地よいですし、その食事をすると体が喜んでいます。

誰かのための薬膳も素敵だけど、まずは自分を大切に…。


診断力と組み合わせる力

実は先日、黄緑色の液体を嘔吐しました…。

しかも、その日の夜には高熱。

それでも焦ることなく、舌や脈を診て大きな異常でないと確認して、ずっと寝ていました。

もしかして…と思わなかったかと言われるとゼロではないけれど、きちんと自分で診断をして、もちろん簡易検査もして陰性でした。

食べ物のことを知っていても、診断力がないと食べ物を選ぶことができないのです…。

だから、薬膳を学ぶときは「完全な体」のしくみを学びます。

人間はみんなすでに完全。

バランスが乱れるから、症状などを通して内臓さんたちが教えてくれるのです。

その貴重なサインをいかにキャッチして、診断して食べ物を選ぶか…が大事なのです。

そして、食べ物を選んで組み合わせていくと、お薬いらずの生活ができます。

つまり、ご機嫌で幸せな日々を過ごせるのです。

中医学と薬膳を学んで欲しい

今日は薬膳インストラクター初級のセミナーだったのですが、大切なことをたくさん伝えました。

「ジャイアンとのび太は、自分の中にいるんだよ」と。

なんのこっちゃ!!って感じですが、これは強い弱いの相克の関係のことです。

自然界には5つのエネルギーがあり、それらがバランスを取り合っています。

私たち人間は自然界の気の影響を受けるので、体の中でもバランスを取り合っています。

陰陽五行論については、こちらを読んで下さいね。


5つのエネルギーバランスの中にも陰陽があり、どちらかが強くなれば、どちらかが弱くなります。

その強い方がさらに強くなって、弱い方をいじめてしまうことを相克の関係といい、うちのスクールでは「ジャイアンとのび太」の関係と呼んでいます。

特に木運太過の今年は、肝から脾への関係が強いので、このことをよくお話します。

ジャイアン(肝)がのび太(脾)をいじめてるから、ジャイアンが悪い?

そうではなくて、そのジャイアンものび太も自分の中にいて、ジャイアンになるのものび太になるのも、「自分が」選んでいるんです。

情報や言葉に一喜一憂して緊張してしまったり、単なる言葉なのに傷つくことを選択してしまったり、ぜんぶ自分が決めたこと。

だから、「自分を大切にする時間」が大切なんだよとお話しました。

「起きている事象の過大評価」と「自分の知識経験の過小評価」の差が開くほど、不安が増えます。

そして、不安になると誰かを下げて自分の立ち位置を上げることで、自分をキープしようとしてしまいます…。

私は昔そのタイプで、人をバカにしたような言葉を使っていました…。

本当は小心者なのに、強く見せることで逆に自分の価値を落としてしまって、気づいたらまわりに誰もいなかったのです…。

その根本にあったのが「怖さ」と「不安」だったと、今になって分かります。

当然のことながら、体調も悪かったです。

自分のこと、大切にしませんか?

そうすれば、不安が減ってご機嫌でいられます。

大勢の平均値を正解とする西洋医学ではなく、あなたの中庸から
考える中医学は、きちんと学べばどんな症例でも診断して食べ物を選べるようになります。

もうすぐ、秋受験の「薬膳インストラクター初級認定試験」試験対策セミナーの受講生募集が始まります。

ぜひトライしてみて下さいね!!

それまでに受講できるものもたくさんあります。

詳しくは、こちらのリンク集をご覧ください。

毎朝7:50に配信している公式LINE「今日の薬膳」でもお知らせしますので、登録して下さい!!

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。


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