薬膳とは「選ぶ」もの
みなさんは、薬膳に対してどのようなイメージがありますか?
◎わざわざ「作る」お料理
◎「病気の人」が食べるもの
◎「特別な材料」で作るもの
と思っていませんか?
薬膳は、体の声を聞いて、食べ物を「選ぶ」ことなんです。
ただ、選ぶのではなく、内臓と会話をしたり、体の中の状態を観察したりして、必ず「診断」と「タイプの確定」をします。
そのときに、中医学(中国伝統医学)の理論を使います。
本来は中医学という方が正しいのですが、馴染みのない言葉なので、ここでは「漢方医学」という言葉を使いましょう。
この「漢方医学」は、ひとことで言うと「バランス医学」です。
どんなバランスかというと、3つあります。
(1)自然界と人間のバランス
(2)内臓のバランス
(3)心と体のバランス
私たちは自然界の一部として生きていますので、自然界からの影響を受けます。
自然界とともに生きるにあたって、自然界のルールを守ったり、順応したりしています。
暑い時には涼しい素材の服を来たり、冬になったらコートを着たり、お布団も夏と冬とでは替えたり…。
なのに、一年中同じ食べ物だったり、季節を考えずに食べている方が多いのです!!
おかしいと思いませんか?
今は食べ物の旬が分かりにくくなっていますが、八百屋さんや魚屋さんでそのときに買えるものを選びましょう。
今なら、「瓜」がつく食べ物。
きゅうり、苦瓜(ゴーヤ)、白うり、はやと瓜、西瓜(スイカ)など。
これらは、湿度の高い季節に出てきます。
湿度が高いと、体の中でも水分代謝が悪くなって汚れた水が溜まり、むくみや重だるさを感じます。
その汚れた水を利尿作用で出してくれるのが、先程の「瓜」がつく食べ物。
これらの食べ物を「選んで」食べるだけでも、薬膳なんですよ。
まずは、ここから。
続きは、また改めて書きますね。
Every day Happy & Smile Yakuzen
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