コメント_2020-02-25_213709

目的と目標/戦略と戦術を定義から考える


目標と目的の違い。

戦略と戦術の違い。



この違いについて上記のような2項目ごとによく整理されていますが、

今回はまとめて整理したいと思います!

定義から考える


定義一覧が長くなりますので、先に結論から紹介させていただきます。

結論、以下の図で考えるのが分かりやすいと思います。


ピラミッド図で考えると、

大枠から 目的⇒目標⇒戦略⇒戦術という関係性になります。


画像1


それでは、定義詳細の確認をしていきます。


目的の定義一覧

目的:aim; purpose; object (Webio)
1.purpose:目的、意図、(ものの使用の)用途、(目的達成への)決心、決意、効果、適切 (Webio)
1.purpose:the purpose of something is what it is intended to achieve
purpose of (英英ロングマン)
2.objective:目標、目的、目標地点、目的地、(顕微鏡・望遠鏡などの)対物レンズ、目的格(の語)(Webio)
2.objective:something that you are trying hard to achieve, especially in business or politics  (英英ロングマン)
目的(もくてき、ギリシア語 τέλος テロス、英語 goal)とは、成し遂げようとすることがら[1]。行為の目指すところ[1]。(wikipedia)
1 実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。めあて。「当初の目的を達成する」「目的にかなう」「旅行の目的」2 倫理学で、理性ないし意志が、行為に先だって行為を規定し、方向づけるもの。(デジタル大辞林)


目標の定義一覧

目標:goal; sign; mark; target; objective(Webio)
目じるし。「目的地に達する道筋にこれと言って―になるものがない」。転じて、射撃・視線・行動などの対象となる、めあて。ねらい。まとめ(GOOGLE)
goal: (努力・野心などの)目標、目的、目標、決勝線、ゴール、目的地、行く先、ゴールを陥れて得た点
goal: something that you hope to achieve in the future
目標は(その)目的を達成するために設けためあてのことである(wikipedia)

戦略の定義一覧

strategy :戦略、全体の作戦計画 (Webio)
strategy :a planned series of actions for achieving something(ロングマン英英辞典)
「戦略とは、一般的に特定の目的を達成するために長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術、科学である」
(引用:Wikipedia)
戦争・闘争のはかりごと。戦争の総合的な準備・計画・運用の方策。(google)
経営戦略は通常、全社的な視点(全社戦略)、個別事業の視点(事業戦略)、機能別の視点(機能戦略)という3つの戦略レベルで策定される。それぞれ検討すべき内容や役割は異なるが、いずれのレベルでも、経営理念やビジョンとの一貫性、戦略レベル間での整合性を保つ必要がある。(グロービス)
1. 戦争に勝つための総合的・長期的な計略。2. 組織などを運営していくについて、将来を見通しての方策。補説) 具体的・実際的な「戦術」に対して、より大局的・長期的なものをいう。(デジタル大辞泉)
マーケティング戦略はマーケティングを通じて企業戦略の現状分析と市場志向型戦略の策定、評価、選抜を行い、 経営目標と販促方針に寄与する全ての基本的且つ長期的な活動を指す。 各業界特有の状況に応じて戦略が異なる場合があるものの、一般的な戦略の分類方法は複数存在する。(wikipedia)
最も広義には敵対的な政治集団間の闘争の技術をいう。戦略の語源はギリシア語 stratēgosから派生したもので,「将軍の術」を意味した。(ブリタニカ国際大百科事典)

戦略とは

全体の計画、一連、運用、資源分配という単語で説明されますね。

つまり

時間軸、資源軸も含め全体の計画を練ることと言えそうです。


戦術の定義一覧

tactics:戦術、兵法、用兵、方策、策略、かけひき(webio)
tactics:the science of arranging and moving military forces in a battle (ロングマン英英辞典)
「戦術とは、作戦・戦闘において任務達成のために部隊・物資を効果的に配置・移動して戦闘力を運用する術である」
(引用:Wikipedia)
戦闘を行う上の方策。転じて、ある目標を達するための方策。(google)
戦術:1. 戦いに勝つための個々の具体的な方法。2. ある目的を達成するための具体的な方法・手段。(デジタル大辞泉)
作戦または戦闘の直接目標を,最も効果的に獲得することをねらいとして行われる方法的技術。軍隊の編制,装備,配置および戦力指向の方向,時機,目標などにわたる。(ブリタニカ国際大百科事典)

戦術とは

方策、作戦、技術、運用、兵法

つまり、

戦略を成り立たせるための具体的な手法のことを戦術といいます。




ここで、目的と対で語られる手段についても定義を整理してみます。

手段の定義一覧

手段:means; measure; method; technique; way(Webio)
means:a way of doing or achieving something(ロングマン)
目的を達するためにその途上で使う方法。てだて。
目的をとげるのに必要な方法。 「目的のためには-を選ばない」 「最後の-」 「生産-」(Webio)

つまり、

どのように(HOW)目的を達成するか が手段です。

画像2


結論

つまり、全体を通して整理すると、(便宜上目的が被ってしまってますが、)


画像3


目的と手段

および

目的と目標、戦略と戦術は上記の形で整理できそうです。


日々の発言一つ一つで何となく使ってしまっている言葉ですが、

その立ち位置をしっかり理解して使っていきたいと思います。

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企業の目的・目標 を理解するおすすめ書籍


ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
エリヤフ・ゴールドラット (著), 三本木 亮 (翻訳)


重要部分を一部抜き出すと、

生産的であること=目標と照らし合わせて「何か」を達成したということ。
生産性とは、目標に向かって会社を近づける行為そのものであり、反対に目標から遠ざける行為はすべて非生産的である
企業の目標(ゴール)は、お金を儲け続けることであり、それ以外のすべては目標を達成するための手段である。
ボトルネック=制約
制約を高めるために集中して取り組むフローが重要
①制約を見つける
②制約をどう徹底活用するかを決める
③他のすべてをステップ2の決定に従わせる
④制約の能力を高める
⑤ここまでのステップで制約が解消したらステップ1に戻る




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