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行動思考について

 想像力を働かせることはとても良いことだが、ネガティブな方向に想像を働かせすぎると、とたんに「想像」から「妄想」になってしまう。

もちろんポジティブの極みにも言えることだが、とりわけ後ろ向きなことや心配ごと、不安などが自分の心の中にある場合、これ以上悪くなったらどうしよう?…といった気持ちが渦巻いておこり、あらぬ方向に思考が膨張してしまうことも往々にして発生する。

もうこれは人間の本質本能がネガティブ寄りにあることもあり、仕方ないのかも知れないが、そういった本能があることを認めた上で「これは妄想だ」と状況ごとにあえて言い切る必要がある。

妄想を断ち切る手段の一つひとつとして、運動や瞑想(瞑想まではいかずとも呼吸を整えるだけでも良い)、他に没頭できることに集中することなどが一般的に挙げられるが、要はどれだけコーピング=上手く処理する、といった手段を芳醇に持っているかだと思う。

妄想が生まれやすい時ほど「暇」を作らないことなんじゃないか。

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 とりわけ一番避けたいのは、そういった負の妄想が攻撃的な要素となり、誰かへの逆恨み的な思考に帰結してしまうことだ。

そういった思考は自ずと敵意を生み出し、被害妄想のはけ口として陰口を叩いたり、裏アカウント、鍵アカウントなどで誰かの誹謗中傷をしたりなどの陰湿な行動に発展したりする。妄想に対して一択でしか物を考えられなくなるし、事実そういった例は何度か見たことがある。

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 不安なときに気をうまく逸らすのは、何も悪いことじゃない。決して現実から目を背けている訳ではない。別の行動は別の視点を生む。丁寧に鋭気と正常な感覚を養い、そのうえで現実と向き合うことに集中すれば良い。

逃げるべきは逃げ、挑むべきは挑む。そのために何かしら「動きながら考える」ことって、とても重要なんじゃないかな、と思っている。

今日はこんなところで。

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