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Right Here,Right Now

 ファットボーイ・スリムというアーティストの有名な楽曲で「Right Here,Right Now」というものがある。

タイトルにもなっている「Right Here,Right Now」は、日本語に訳すと「今、この瞬間」である。

僕はいつも、心を落ち着かせる時にはこの「Right Here,Right Now」という言葉を頭に浮かべている。そのうえで "ただ感じる" フェーズに移るのだ。

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 心が安堵と平穏を覚えている時でも、SNS を覗いた瞬間、ざわついてすべてがリセットされてしまう事がある。

 先日、スタビライザー的思考操縦法という記事を投稿したが、正直、この「もどかしい」という思いは今現在も消えないし、投稿した当時よりも、より一層 SNS に対する拒絶感は増している。

ただ、今までと違うのは、やはりマインドフルネスを始めとした瞑想などを日々行う事で、思考の「移り目」を捉える事が比較的容易に叶い出した事。

 焦燥感や ざわざわを感じ出す「兆候」を意識的に捉え、"これ以上進まないようにしよう" と判断するタイミングが生まれる事で、思考汚染がされにくくなり、かなり健全な日々の生活を送る事ができている。

「今、この瞬間」を常に意識するのだ。

これは、自分の心の特性や限界を知ることにも役に立つ。

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 コミュニケーションにおいて「焦り」の成分の70%くらいは、見えない「何かをしろ」という強迫観念・同調圧力だと思っている。

あの人はこの問題に対してこれだけ真摯に考えている。
あの人は素敵なキャリアのもと、日々こんなに活躍している。

そこへいくと自分はなんだ、日々何も考えず適当に曲作って自己中心的な生活をしているだけではないのか。自分も何かしなくちゃいけないのではないか。何もしないのは「逃げ」ではないのか。

そして、(誰も実はしていない)期待に応えなくちゃ、という過度のプレッシャーに心をかき乱され、無意味に疲弊する。

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 心が焦りを感じた時は、やはり「焦っているな」と感じる事が一番大切であり、思考の入り口、移動に至るきっかけをいちいち「捕まえる」こと、どこで自分はその思考に入り込もうとしているのか、を静かに細かく観察する事が大切。

特に、同じ方向を見つめ続けていると、勝手に脳が枠組みを作ってしまい、限定された狭い範囲でしか判断ができなくなる。

 そんな時こそ「兆候」に気づき、深呼吸をして画面の外に目をふとやるだけでも、今考えていた圧迫感がすっと消える場合もある。
抑圧からの解放とともに、アイデアが突然湧いてくることもある。

 「今、この瞬間」に常に耳をそばだてていれば、ひいては自ずと使命も生まれるものと信じている。

今日はこんなところで。


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