見出し画像

これからの学校の役割 【学校2.0】

みなさん、こんにちは。

学校の未来に不安を感じている野良教師です。

少子高齢化が加速する現在、教育市場は確実に下火になるでしょう。

だからこそ、今後の学校はどのように変化していくでしょうか?

それとも変化しないのでしょうか?

僕は変化する未来が必ず来ると思っています。

そして、変化できない学校や力のない学校、信用のない学校は淘汰されていく事でしょう。

近い将来必ず学校戦国時代が来ます。

そのような時代が来たときに力のない学校はどのようにして生き残っていけばいいのでしょうか?

これからの学校【学校2.0】について少し考えていきたいと思います。

   ❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖

【学校は何を学ぶ場か!?】という記事を以前書いた事がありましたが、今回は、【学校がどんな場所なのか】について考えていきたいと思います。
もしよろしければ以前の記事もお読み下さい。

【結論】

話が遠回りしてしまいそうなので結論から言います。

これからの学校の役割は、体験やコミュニケーション、技術を身に着ける場であるべきだと個人的に考えております。

そして、学校は失敗しても何度でもチャレンジできる事が特徴だと思います。

このような学生の期間に出来るだけチャレンジした方がいいです。

だからこそ、これからの学校の役割は勉強ではなく、体験や実践的なスキルを身に付けさせる事がとても重要になってくると思っています。

だからこそ、学校のこれからの役割は勉強ではなく、体験や実践で身につけられる内容の学習を多くさせることが大切だと考えています。 

【なぜ、学校の役割が勉強ではないのか?】

学校は、まず第一に勉強をする場所です。

まぁ当たり前ですよね。

じゃあ、ここでこう思う人がいるかもしれません。

「勉強がしたければ学校へ行かなくてもYoutubeやスタサプで勉強できるじゃん!学校にいく必要ないよ」

そんな事をゆた〇んだったら言うと思います。

しかも、ICTの環境整備がどの学校でも進んでいけばいくほど学校間での教育の格差はなくなります。

そうなったとき、どの学校に進んでも同じ、学校に通わなくても同じであれば、それこそ学校に通う意味はありません。

リモートワークやリモート学習が当たり前になった世の中で、ほとんどの人はただ単純に仕事をするだけ、勉強をするだけであれば会社や学校に行く必要がないということに気が付きました。

だから

学校へ通学する=勉強する

では、もう通学する理由としては弱いんです。

だから、学校に通う意味を勉強だけにしてしまってはいけません。

では何が大切なのでしょうか?

それは、社会で通用するスキルを身に着ける事だと思っています。

では、それをどうやって身に着けていくのでしょうか?


【社会で通用するスキルを身に着けるには】

僕が一番推奨したい方法として、インターンシップをうまく使えれば面白いと思っています。

インターンシップを学校のカリキュラム内に入れてしまって、週2日ほど午後の時間はインターンで実践的に学ばせてもらう。

あと、もしよければ放課後や週末もインターンをさせて頂いて、あわよくばバイト代も払ってもらえたらめちゃくちゃ良いなと思っています。

そして、事前に鍛えてもらい、もしマッチングがうまくいけば指名求人を出してもらいそのまま就職していく。

どうでしょうか?

多分、このような事は高卒の求人で前例がないのですが、この方法は企業にも学校にもメリットがあると思っています。


【インターンシップでの企業側のメリット】

今は少子化という事もあり、求人を出しても中小企業は思ったように高卒の新卒を入社させることが難しくなっています。

人気がある企業であれば別ですが、人が欲しいのに不人気の企業は思ったような優秀な人材を獲得する事はできません。

だからこそ、高校生のうちに鍛えておき、高校卒業と同時に即戦力を獲得できるというメリットがあります。


【インターンシップでの高校生側のメリット】

一方高校生にもメリットがあります。

早い段階で社会に触れることが出来るので、働くことの意義を学ぶことが出来ますし、会社の一員として働くのでいい加減な行動はとれません。

そして、社会人と同様に働くことで自分自身のスキルを磨くこともできます。しかも、そのスキルは社会に出たときにリアルに扱うことが出来るスキルです。

そして、もし少しばかり給料をいただけたら最高だなぁと思います。

こうする事で今まで学校では学べなかった実践的な技術やスキルが身に付き、社会に出たときの即戦力として使えますし、会社のカルチャーもわかって入社出来るのでミスマッチが減るでしょう。

会社としても損失は少ないはずです。

このような事が出来るのは学校が中継役になればこそできます。

一人家でスタサプを使って勉強してもこのような体験は買えません。

これからはの学校は、社会人の疑似体験や実践的な学びの場としてのプラットフォーマーである事が求められるのではないかと僕は予測しています。

これが、僕が考える「学校2.0」です。


【まとめ】

これからの学校は、体験やコミュニケーション、技術を身に着ける場であるべきです。

それは、学校に通う事の意味が以前とは大きく変わってきているからです。

・学校で勉強しなくても家で勉強できる

・どの学校に通っても教育の質に大差ない

この2点を考えたとき、それ以外の学校に通う意味をつけなければ生き残ってはいけないでしょう。

それは、部活動でも構いません。

しかし、より、社会に出ることに直結する学びは何かと考えたとき、会社とタイアップする事が一番いいと思いました。

そんな学校が今後出てくるはずですし、

すでにN高はそんな学校でしょう。

通信制ではなく、全日制でそんな学校が出てくる日はそう遠くないと思います。

僕はこれを自分の学校に提案しましたが、通り方は是非実践してください。

応援しています。

僕はその未来がみたい。

心からそう思っています。

   ❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖

【過去記事】

    ❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖

【音声配信】


☟☟この記事を音声で聞きたい方はこちら☟☟


この記事が参加している募集

みらいの校則

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?