事業の成功は、ホームランだけではないんだってさ
僕は、今某広告会社の新規事業室にいる。(1月から異動になってね)
当然、一年目で新規事業室への異動。
思うことは
「でっけえ事業創ってやるぜ」
だが、実際に蓋を開けてみると着目するマーケットは大きいものの、狙っていくターゲットやニーズは小さい。
理想を胸に抱いていた一年目の少年は、当然上司に楯突く。
「これ、何目指してんすか?w」
「この先に、どんな未来描いてるんですか?w」
今の上司じゃなかったら、間違いなくぶっ○ろされてただろう。
上司は、優しく口を開いた。
「世の中にはね、ホームランを打ったビジネスばかり注目を集めてるけど、実際に成功する事業って多くないの。だから、小さい規模でも事業として成り立つようなヒットや四球で塁に出ることも大事なんだよね。」
23歳の生意気な青年はハッとした。
確かに、僕が思い描いていたのは、メルカリやuberなどのいわゆる「ホームラン」。
ただ、ホームランか三振をしていられるようなカネと時間がないため、小さいけど確度の高いゾーンをいかにミスショットせずに打ち返せるか、が大事であることを教わった。
お金を稼ぐというのには、2種類ある。
①時間をかけてホームランを狙いに行くイノベーションタイプ
②バットを短く持って確実に市場のニーズに答えていく巧打者タイプ
僕らはおそらく、2番なんだろう。
そして、ヒットの打ち方を覚えてから、ホームランを狙いに行くのも悪くないのだろう。
明日からも、また打席に立つよ。一年目は。
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