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【特別公開】web3開発の7つのチェックリスト

どもー!no plan inc. CEOおかむーです!
今日は、Web3プロジェクトを始める際に考慮すべき点について、まとめていきたいと思います!!

ちなみに

no plan株式会社は、web3分野の受託開発および概念実証(Proof of Concept, PoC)を得意としています。
フロントエンド、バックエンド問わず、Webサイト開発、ネイティブアプリ開発を、スクラム(アジャイル)などの手法でスピードを重視した高速開発を行っております。

まずは結論

web3プロジェクトの成功は、準備と初期設計にかかっています!!

1. Tokenの必要性とトークノミクスの設計

✅Tokenどうするか問題

Tokenはプロジェクトの核心部分であり、その価値提供のメカニズムを定義します。Tokenがネットワーク内でどのような役割を果たすのか(ガバナンス、支払い、ステーキングなど)、またその供給量、発行スケジュール、購入圧力を生み出すためのメカニズム(例えば、焼却(Burn)メカニズム、報酬システム)を慎重に設計する必要があります。

✅Vestingどうするか問題

Tokenの分配計画には、開発者や初期投資者向けのvestingスケジュールを含めることが重要です。これにより、市場へのTokenの一斉放出を避け、価格の安定を図ることができます。

✅Tokenはきちんと使われるのか

トークノミクスはプロジェクトの持続可能性と成長の鍵を握るため、経済モデルを構築する際には、ユーザー行動のインセンティブとプロジェクトの長期的な価値の両方を考慮することが重要です。

2. チェーンの選択とウォレットの管理

✅チェーンどうするのか

チェーンの選択には、トランザクションのスループット、ガス料金、セキュリティ、および対応するエコシステムの成熟度が考慮されます。Ethereumは最も広く使われているスマートコントラクトプラットフォームですが、高いガス料金やネットワークの混雑が課題となることもあります。そのため、Polygonなど選択肢や、ノードやindexerを始めとするチェーンのエコシステムが発展しているチェーンを選択することが重要です。これにより、プロジェクトのサポートと成長が期待できます。

✅ガス代をどう抑えてL2使うのかどうか

ガス代の管理については、プロジェクトのニーズに応じて、ユーザーが払うべきコストを最小限に抑えるために、ガス代の最適化戦略を検討することが重要です。これには、スマートコントラクトの効率的なコーディング、適切なネットワーク選択、またはLayer 2ソリューションの活用などが含まれます。

✅ウォレットどうするのか

ウォレットの選択には、保有する資産の性質や金額に基づくリスクベースの評価を行い、セキュリティとユーザビリティのバランスを考慮する必要があります。MPCウォレットやburner wallet、ハードウェアウォレットの選択は、保有資産に応じて慎重に行うべきです。
Userにウォレットログインしてもらうのか、もしくは、サービスでウォレットを発行してあげてガス代も負担してあげるのか?ターゲットによって選定基準が異なるかと思います。

※サービスでウォレットを発行する場合カストディー規制や、交換所ライセンスに抵触するかどうかなどもありますので、注意が必要です。

3. Web2サービスとの整合性

✅本当にweb3である必要があるのか

web3プロジェクトがWeb2の世界とどのように統合されるか、またはそれをどのように補完するかを検討します。UI/UXを損なわずに、ブロックチェーンが提供する透明性、セキュリティ、分散性を活用する方法を模索する必要があります。
また、既存のWeb2サービスのユーザーベースにアプローチし、web3の新しい価値提案を理解してもらうための教育とマーケティング戦略も重要です。

4. コントラクトの監査

✅スマコンは監査するのか、Verifyするのか

スマートコントラクトはプロジェクトの信頼性とセキュリティの基盤です。従って、コードの監査は専門のセキュリティ会社に依頼し、脆弱性やバグを事前に特定して修正することが不可欠です。
これはビジネスによって判断を変えていいと思います。
少なくともVerifyはして公開し透明性を担保しておきたいところです。

5. 初期ユーザー獲得とプロジェクトの将来設計

✅本当に使ってもらえるのか、マーケ戦略は妥当か?

初期ユーザー獲得には、コミュニティの構築とエンゲージメントが鍵となります。招待制やエアドロップは、コミュニティメンバーに対する報酬として機能し、初期の採用を促進する効果的な方法です。プロジェクトが終了した際には、使用されているトークンやNFTの将来の価値を保持するための計画が必要です。

6. NFTとアプリケーション

✅メタデータの取り扱い

NFTのメタデータの配置に関しては、フルオンチェーンでの格納を検討するか、IPFSやArweaveなどのような分散型ストレージソリューションの利用を検討します。IPFSはピン留めしておかないと、データが消えてしまうので注意が必要です。

✅ネイティブアプリにするかどうか

ネイティブアプリケーション化に関しては、Appleの審査リスクを含め、モバイルプラットフォームへの適合性やユーザビリティを考慮する必要があります。

✅マルチチェーン対応するかどうか

マルチチェーン戦略は、プロジェクトの可用性を高め、異なるブロックチェーンエコシステム間での相互運用性を提供する方法として注目されています。後から対応数を増やしていくのがセオリーかと思いますが高速で開発するならミニマムで選定しましょう!!

7. EVM互換性と技術選択

✅EVMかどうか

EVM(Ethereum Virtual Machine)互換チェーンの利用は、既存のEthereumエコシステムとの互換性を保ちつつ、他のブロックチェーンの利点(例えば、トランザクションのスピードやコストの削減)を享受する方法です。
技術選択においては、開発スピードにも影響してきますしプロジェクトの目標とユーザーのニーズに最も適したブロックチェーン技術を選定することが重要です。

まとめ

web3プロジェクトを始める際には、上記のチェックリストを通じて、プロジェクトの構想から実装、そして将来の計画に至るまで、しっかりと考慮する必要があります。

成功の鍵は、テクノロジーの選択、ユーザーのニーズの理解、そしてセキュリティと拡張性のバランスを取ることにあります。

no plan株式会社について

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