中学3年生が留学した理由

「そもそも、どうして留学に行こうと思ったの」

中学3年生のとき、私は8ヶ月アメリカの高校に留学することを決めました。そのことを友人に話したときに、こう問われました。最初の記事にふさわしいと思い、振り返ってみます。

理由としては大きく3点。まず当時の環境、両親の考え、そして思春期特有の不安感です。

私は(大学に入学後に気づきましたが)恵まれた環境にいました。周りには帰国生。留学説明会は定期開催。毎年誰かは留学に行くことが当たり前でした。そのため、留学に行くことがそこまで突飛なアイディアとは感じさせない空気を私に感じさせていました。それは家庭でも同じでした。

両親は、その私立中学に私が入った時点で「娘はいつか外国にいく」ものだと考えていました。父が中3の時に言ったのは「留学行きなさいよ」「留学行かないの?」ではなく、「留学、行くよね?」でした。そして私は気づきます。

「私が留学に行くこと、決定事項なのね…?」

この気づきがあってから、頭の片隅に留学が棲み着くようになりました。まあ厄介!さらに気づいたことは、私の視界はとても偏っているということ。周りの子は一定レベル以上の経済状況の家庭で、ほとんどが日本にしか在住歴がない同世代の女の子たち。考えや感じ方、経験が似たり寄ったりな人々の間で生活している状態で社会に出ることを不安に思いました。

「私、このままでいいのかな」

こう思えた私、グッジョブ。評価Sをあげたい。そしてこの考えが頭の片隅にいたやつと出会います。

「私、8か月間アメリカ行くわ」

親子3人で参加した説明会から帰った日、私は両親にそう伝えていました。後日談ですが、両親は2,3週間だけ行ってくれればいいなあ程度にしか思っていなかったらしい。いやあ、再度、私、グッジョブ。

ということで、環境に恵まれていたことが大きな助けとはなりましたが、最大の要因はやっぱり自分が行きたい理由を見つけたから!親に行け、と言われてたら一生行かなかっただろうなと思います。人生最大の英断でしたね。

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