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トルコうっかり二人旅珍道中【その2】

朝。一度起きてテラスに出て、またお布団に戻った。二日目の空はうっすら曇り、そしてサラサラ音もなく降るときどき雨。こんな日は、木漏れ日探しもできないし、可愛いカフェ探しもできない。というか、雨の日は部屋にいたい。
時折、お気に入りの傘と長靴で雨音を楽しみながら水たまりに飛び込んでみたりしたくなるけれど、生憎今回のトルコ旅には、どちらも連れてきていないから、もれなくびしょびしょになってしまう。
ふあ、とあくびをして、ぬくぬくと首まで布団にもぐりこむ。


空から聞こえるカモメたちの声をBGMに、うとうともう一度夢の中に戻る準備をする。基本的にわたしの旅はスロウ。旅だからといって何か特別な事を進んでしないし、(もちろん観光地にはたまに行く)部屋の中で1日が過ぎ去っていく事も珍しくない。
「旅と日常の境界線を薄くしてみたい」だとか「暮らすをしてみたい」だとかそんな訳でもなく、基本インドア派のひきこもり体質なので、外に出ていく事が億劫だったりする(それでよく旅が成り立つなあとよく驚かれる)

だから雨がやんで日が差して、外には少しずつパタパタと洗濯物が舞いだしても、わたしはうずうずと布団の中でハンターハンターを観たりしながら、結局外へ飛び出したのは14時頃だった。


相棒の伊佐さんが出がけにairbnbのホストを呼びつけるトラブルを起こしつつ(本当にね、この人はしっかり者とおっちょこちょいの二極化のお面を持ち合わせてるからね。たまにすっごいのを出してくる)向かった先は近所の骨董品屋さん。もう二度と出てこれないくらいにときめきに溢れていた。


わたしが気になったのはこのスプーンと、ちょっと古ぼけたチャイグラス。帰る前に絶対家に連れて帰ろうと思う。これでチャイイベントするんだ。


そのあと看板猫のシェロがいるカフェに立ち寄って、チェキを撮らせていただいたりしながら。ふらふらお散歩。


(気に入ってくれた?このままプレゼントした)


ふらりふらふらくだらない話をしながら街歩き。人物を撮るといっつもこの日の丸構図になっちゃうな。そしてこのくらいの距離感がすごい好きなんです。


ほらね...?


最後は夕暮れ時に橋からガラタ塔を眺めてお散歩終了。猛烈に日本食が食べたくなって、伊佐さんが卵のおかゆとお醤油の焼きなす作ってくれた。最高です。というか、日本食はやはり神。今度の旅はお醤油を持って行こうと、固く決意した。 

明日はカフェで仕事の原稿でも書きたいなあ。

昨日のツイートたち


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