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言う事をきかない時からも見出せる子どもの本来の姿

どうやったら子どもは言う事をきくか、どうやったらイライラしないかと尋ねられる事が多々あります。

こどもは親が思うような行動なんてしないもの。

(個人的には、まず下記ブログ記事の沸点について、落とし込んでいくのもオススメです)

https://note.com/nontoxic787/n/nb94ea8455abc


理想を追いかけ、細かいところまで自分の思い通りにしたいと思えば、親が発する言動は必然的に増え、

「言う事をを聞かない子」としての解釈を増やしてしまいます。

もちろん、生まれもった特性は様々で、手放しではいられない事や、一般論では難しい事もあると思います。

自分自身が、もとから持っている沸点(ハードル)と、子ども自身がもともと持っている個性。

その掛け算によって、おとずれるイライラの波。

波にのまれる時もあるかもしれないし、

理性が育つほど、我が子が理解不能な宇宙人のように見える事もあるかもしれない。

ここで、言う事を聞かない子として解釈してしまう前に、ちょっとだけ、覗いてほしい世界があります。

単なるイライラ事件や課題で終わらせてしまうのは、疲労だけ残ってイライラ損。

そして、この視点は、子育てのモヤモヤをちょっとだけ楽にしてくれたりもします。

赤ちゃんの頃は、本能のまま全身全霊で欲求を表現された大泣きを、親は、愛を持ってあたたかく許容し、最大限のアンテナで必死に読み取ろうとします。そして、なんと、わかるようになってきます。

この感覚とアンテナへの情熱を親側もずっと鈍らせないでいることが大切です。

思い起こせば、赤ちゃんの時からすでに、うちの子は、のんびりやさんとか、甘えん坊さんとか、より本来の本質に近い個性がみえていたと思います。

親は、本能的欲求と個性や本質を、最大限のアンテナでよみとっています。

この感覚は、泣くしかなかった赤ちゃんから、言葉がでてきて、自ら伝えてくれる能力が成長してくると、必然的に小さくなっていきます。

こどもの欲求は、幼児になっても、思春期になっても、表現方法が変わるだけで、親はそれをずっと受けとめつづけていくわけですが、

何か問題となるときや、怒ったり喧嘩になったりしてしまうとき、

それは、我が子がもつ個性と本来の本当の姿そのままを、忘れないで!と思い起こさせる機会なのです。

歯向かって抵抗しているその事は、その子のもつ本能に基づいた個性が、それが嫌だと訴えてきています。

本質は問題からも見出せる。

おもいきり表出できる場所は、あなたと言う場所しかないかもしれません。

家庭の外に小さな社会をもちはじめると、我慢や思いやりなどの社会性を身につけ、ときには、社会の抑圧に触れて抱え込み、成長とともに本質の形を変えてしまい、本来の姿をみえにくくしてしまいます。

親子や他者間の間に起こる乗り超えるべき課題も、本来は本質に基づいたなにかしらの欲求。

本当はずっと忘れずに見えていてほしくて、わかっていてほしいもの。

時には、幼い頃からの本質とすり合わせて、元々は、どういう事が好きで、どうしたい子だったか、覗きに行ってみるといいと思います。

幼児の頃、あんなに快活でかまってちゃんだったのに、小学生高学年になると、親ですら、それをすっかり忘れて、もともと人見知りで大人しい子だった、なんて言う事も多々あります。

もちろん、本人が変わりたいと望んで、選択して変えていく過程は、本人に任せていいのですが、

抵抗している事から本来の姿を覗くという視点をもっておくと、

どんなにイライラして怒ってしまった時でも、何かトラブルや問題が起こったときでも、最後にはそこを覗きにいく事で、解決のヒントを得られる事があります。

問題が多く辛い時期もあるけれど、わかってもらいたい人に何度もわかってもらおうと訪れる機会です。

そして、それを乗り越えられる人として、運命的に見込まれているのです。

親が真剣に考えるたびに、どんどん蓄積されていく本来の姿を反映した持ち味データ。

こどもが大人になって、もし、彷徨ったり悩んだ時、本来の姿の中にある素敵な部分をたくさん伝えてあげられます。あなたには、元々こういう力があるんだよ、だから絶対に大丈夫、と。

1番エネルギーの強かった赤ちゃんの頃から蓄積していたこの持ち味データは、

最大限のアンテナによって見出された愛の証として、強力に支えるに値する財産になります。







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