尻に火がついて爆発寸前

のびにのびた春休みもとうとう終わり、ついに今日から新学期が始まった。


例年なら「私も今年で〇年生かあ」と感傷に浸るところだが、

今年は、そうはいかない。





あと１時間半で、私の部屋が公開される。





さながら初めてエロ本を持ち帰った中学生が、
家の中のどこにそれをかくすべきが右往左往するときのような心境で、


今、大急ぎで趣味のものを隠している。

別にみられてまずいものはないのだけれど、
さすがに人に見られるとなると、なんか…照れる。



もうすでにテレワークをしている人は、この洗礼をうけたのだろうか？
いや、こんな直前までなんの対策もしないなんてことないのか

昔から
『好きな人がいつ家に来てもいいように、部屋は常に綺麗にしておこう』
とはいうけれど、


私は好きな人が家に来るわけでもないのに、
こうして必死に部屋を片しているのか…。なんとなく屈辱。

こんなことを書いていたらあと１時間。まずいまずい。


ああこんなことなら昨日のうちに片付けしておけばよかった。
今更ながら、後悔してきた。



どこかに、時をもどす機械なんてものが存在しないだろうか

あっ、別に自分の部屋でやらなければいいんだ。