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シリット シラルガン

煮込み用の鍋として、
ドイツのシリット社の鍋をよく使っています。

確か何年か前に、シリットは
日本から撤退したと聞きました。

今はドイツのWMF(ヴェーエムエフ)の傘下に入っているそうですが、詳しくわかりません。

ただ、WMFを見ていると、
それなりにいい雰囲気ですが、
製品がかなりおとなしい。

地味になっていると思いました。

シリットが出していた、とびっきり明るい
色がなくなっているようですね。

シリット製品にはエナジーレッド、
クレイジーイエローなど、

名前からして飛び抜けたような、
楽しさか明るさがありました。
ピンクや黄緑色なども。名前も独特でした。

特徴であるオリジナルの琺瑯のような素材、
(天然の鉱物を集めて作った
シラルガンという素材)は

名前を変えて引き継がれています。

ですが、シラルガンの時の方が、
自由気ままだったように思います。

シリット社は確かデザインに
相当力を入れていたと何かの記事で見ました。

実は1974年(西ドイツ製)のシリット社製の
鍋を一つ使ってますが、
レトロ感あり。

今でも古い感じがしない、
何か明る雰囲気にしてくれる不思議な
存在です。

独特な作りで、煮込みや
ジャムなどの仕上がりも
上出来になります。

調理器具でこうも味が変わるのか、
と昔思ったことがあります。

ただ、傘下に入ったということは、
何かしらの自由が
なくなったのかもしれません。

性能や形状はそのまま引き継がれているのに、
WMFは何かおとなしい感じがします。

最近、特にシリット社のミルクポットや
鍋の形、色を真似たかのような
ものをイオンやホームセンター等で
よく見かけます。

でもシリットは他を圧倒する
何かがあります。

wmfの傘下であろうが、
たとえば、ミルクポットは何か
惹かれるものがあります。

シリット社のミルクポットです。少しの火力で、いろいろ活用できます。


シリットのものは、
ピンクや黄緑色のような、
派手であっても、どこか落ち着いた
不思議な色でした。

長い間見ていませんが、
仮にどの色を選んでも
失敗がないくらいです。

料理って、地味なことが多いのですが、
シリットのような、明るさと
きれいなデザインで料理が
楽しくなるものです。

シリットは重い。
値段も高い、でもあると
やっぱりいい。

というわけで、
私の中では、まだまだシリットが
現役です。

シリット、
フィスラー、
土鍋、
そして無水鍋、その他いろいろ。

それぞれ良さがあるので、
使い分けています。


1974年製造、今でも活躍しています。
エナジーレッド。
ちょうど良い大きさです。



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