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端材の活用 木工の手作り枕

手作りでできた枕が、
私の場合、深く眠れるようです。

手作り、とはいっても枕を作る
つもりでもなかった木材の活用です。

たまたま余っていた木材を
組み合わせると、
ちょうど良い高さの枕になった、
というだけのことです。

約5cm程度の高さです。
枕としては、低いですが、まず首を
支える位置が絶妙の高さです。


青森ヒバの古木です。丸い部分で首を軽く支えるか、まるで手を添えてくれているような高さです。気道を確保できています。
ちなみに60年以上前の青森ヒバの古木です。江戸末期から明治にかけて
生えていたものだそうです。

屋外で使用されており、
色は銀色っぽくなっていました。
ヤスリで磨くとわずかに
ヒバの香りがします。
木材は丈夫で強く、これからも
長い間使えるそうです。

わずかな香りも安眠の効果が
あるのかもしれません。


要は、気道を確保していること、
さらに低い位置だから空気がスーッと入る。

体が楽なわけです。


市販の枕をこれまでに
何種類か使っていましたが、

いつしかバスタオルを折って重ねるような
自作枕が結局のところよかったです。

ただ今回の木材は絶妙の高さで、
ほぼ完璧なような枕になりました。

空気が最もよく通る位置で
自然と頭を軽く支える。

最も空気が入る位置だから、
寝がえりもない。

深く眠れているのは、よくわかります。
目覚ましなしで、4時半頃に起きる。

しかもスッと、起きれる。

他にも色んな要因はあるとは
思いますが、気道の確保は大きい。

深く眠れていることはよくわかります。

偶然の副産物ですが、
この類で手作りが意外にもよかったことは
時々あります。

たとえば、本を読む時に使うしおり。

青森ヒバの端材ですが、程よい香りがします。本のしおりとして、
気分転換にもなります。
はし置き、その他、ポケットに入れて香り楽しみグッズみたいにもできますね。
廃材を少し拾ってきました。
切って紙やすりでもすれば、ちょうど良い肩たたき用の棒に。またシンギングボウルのスティックとしても。
使うスティックの硬さや太さ等で
音が微妙に変わるのも
新たな発見でした。
近辺の人が時々、野焼きをしています。(ある程度の規制やルールはもちろんあります。)時々貴重な古き良きもの、
木材が燃やされています❗️

作ったとしても、
決して自慢できような
木工品ではありません。

ですが、色々と制作するのはいいですね。

(うまい、下手はべつですが。)

「安易に買ってはいけない
考えて作りましょう、」

といった北アメリカ先住民の
話を思い出します。

薬草の材料の話だったかと思うのですが、
たりないものを街中で買うのではない。

「自分で探し出せ、
あるいは誰かに
分けてもらえるよう働きかけろ、」

みたいな内容の話がありました。
(わけてもらえるように、とは奥が深そうな表現です。
せこいことではなく、誰かに親切にする、裏表のない考えや生き方をしろ、ということでもありそうです。)


スマートフォンのスタンド、
pc用のキーボード台、パームレストと
いったもの、売られていますが、
よくよく考えれば、作れそうです。

人間工学等を考えて作れば、難しそうです。
でも、そこそこ使えるものは、
工夫次第でできそうですね。
しかも完全オリジナルです。

木材の端材を活かせば
色々できそうです。

以前、
竹の枝を集めて束ねて作られた
竹ボウキ、
ホームセンターで500円くらいでありました。

安かったから思わず買ってしまいました。

こんなのは彼らに言わせれば、
買っちゃダメなパターン
ですね。

竹薮があって、竹だらけだから
自由に作れるはずです。

うまい下手、できるできないの
話ではない。

とりあえず、やってみたらいい。
何か形になれれば、
活用するだけです。

無駄金を使うこともなく、
買っては不要になるような後悔もない。

頭を、手を使って、作りましょう、
というような教えでもあるわけです。



円柱状の木材にフェルト(書道の下敷き)のようなものを麻のヒモで巻き付けました。これだけでシンギングボウルの
音は柔らかくなりました。

細かな改善や工夫はあとあとやればいい。

ハサミで切ってできた藍染生地。
仕立て用の藍染生地を数メートル分、以前買いました。シーツ、テーブルクロス、ランチョンマット、風呂敷、など色々と
できるわけです。
ハサミで切れば、とりあえずOKです。


藍染シーツと薄かけ布団。洗剤もいらない、藍の色と共に汚れを洗い流す。
正藍染の剣道着や袴と同じ理論です。

青は薄まるようでなかなか薄くならない。
水で手洗い、干すだけ。手は青くなりますが、それも夏の良い感触です。
また藍の香りは健在です。


猫もどうやら藍染は快適なようです。1メートルくらい、猫用に用意しました。
これも水洗いだけでいけています。汚れたら捨てる、といった安い市販のものを使い捨てで使うよりは良さそうです。細かい猫の毛はつきますが、洗剤なし、水洗いだけです。くさくなりません。藍の香りがします。


野菜作りでも言えることかもしれません。
作りましょう、環境があるならば。

というわけで、山に自生している薬草は
いっぱいあるわけです。

道の駅で安いからといって、ドクダミ茶を買うんじゃない、

サツマイモがないなら、
植えなかった自分が悪い。

植えてなかった野菜、
ゴボウを買いました。
(今年初めて買った野菜は
ゴボウでした。)

自給とまではいけていないですが、
なるべく作れそうなものは、やってみよう。

こんな軽いノリが意外にも
大事に思えてきました。

というのも、燃やされる寸前だった木をうまく活かせたわけです。

木を切る時の、ノコギリの感触、
やすりで磨くときの程よい運動。

そしてシンギングボウルでいい音を
聞けた時。

ちっちゃくて些細な感動みたいですが、

まぁ、買えば感じなかった世界が
あったわけです。

枕なんて、すごいと思いました。
いびき、寝返り、不眠症、一気に解決したような感じです。

色んな高級枕が世の中にはあるようです。
きっと、どんなものよりも
手作りバージョンの方が良さそうです。

適度に何か作る、
端材でも活かせば
いい世界、
ありそうですね。

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