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就活:自分を知り、伝える

正社員経験がある方でも「就活は難しい。よくわからない。」と感じることがあります。

私も3回ほど就活しておりますが、毎回「難しいし,よくわからないな~」と思っています。

仕事は何年もやり続けることがありますが、
就活はずーっとやり続けることは無いですよね。
(内定取れない人や、面接を続けたい人をのぞいて。)

毎回、久々に就活をするので忘れてしまうんですよね。


なぜ就活は難しいのか?

深堀してみましょう。


就活の難しさの正体

なぜ就活は難しいのか?

1つ目は、世の中、業界、業種 を知らないから です。

正社員経験無い人では世の中、業界、業種を知らないのは普通ですし、
正社員経験があったとしても、自分の属している業界や業種しか知らないのも普通ですよね。

営業職や管理職で他社の事や業界研究している人は詳しいかもしれませんが、全業界網羅している人はほとんどいないと思います。

世の中知らないことばかりです。

2つ目は
自分の事を話すから です。

面接では自分の価値観や経験、未来像などを話してアピールしていきます。

これが実は結構慣れていなくて難しいんです。


どのように解決するか?

1つ目の【世の中、業界、業種 を知らない】に関しては
勉強するだけです。

2つ目の【自分の事を話す】が実は難しいと感じています。

今回は
なぜ就活は難しいのか?
それは、自分の事を話すから。

ここにフォーカスしていきます。


自分の事は結構知らない


自分の事を話すのはなぜ難しいのか??

皆さんは普段生きていく中でどれくらい自分の事を考えているでしょう??
もしくは自分のことをどれだけ知っているでしょう??

実は生きていく中で私たちが考えることは自分の中のことより、自分に関わる<自分の外>のことをよく考えたり、話たりします。

仕事の事、
趣味の事、
パートナーの事、
友達の事、
夜ご飯の事、
買いたいもの、
見たいテレビの事、、、、

と自分の事を考えているようで、外部の事を考えることが多いのです。


面接では、上述したように自分のこと、考え等を話します。
改まって自分の想いや未来像、価値観などを考え、人に話すことって意外と少ないんじゃないでしょうか??

悩みなどは他人に相談することもあると思います。ただその内容も困っている出来事など<自分の外部の事>の方が多いんじゃないでしょうか。

そもそも自分で自分のことはよくわからない

「自分のことは自分が一番理解している。わかっている。」
と思っている人。

その考え疑ったほうがいいと思います。

生きていく中で、意味もなく落ち込んだり、理由わからずブルーになったり、いきなり怒りを感じたりすることありませんか??

もし「自分の事をわかっていて、理解している」のであれば、<感情がコントロールできない>なんてことは無いはずです。

レイク・ウォビゴン効果、ダニング・クルーガー効果 という言葉聞いたことありますか??
【人間は自分のことを客観的な事実以上に賢く、面白く、細く、見た目が良く、社交性があり、運動神経があり、優れているとみなす傾向にある。】
そんな心理学用語です。

以前の記事でも記載しております。

・平均以上効果
人間は自分のことを客観的な事実以上に賢く、面白く、細く、見た目が良く、社交性があり、運動神経があり、優れている
とみなす傾向にある。
※似たようなものではレイク・ウォビゴン効果、ダニング・クルーガー効果 というのがあるそうです。

フィードバックをもらうって大変

このように人間は自分のことがよくわからないし、過大評価するいきものです。

むしろ他人の方が自分の事を理解しているといってもいいくらいです。

ですので 自分の事を知るためのスタート地点としては
「ああ、自分の事ってよくわかってなかったんだな~」という自覚からなのです。

ではどのようにしていけばよいのか??

自分を知り、自分の口で伝えるようになる

面接で自分の事を伝えられるようになるための

2ステップです

①自分を知る

②自分の口で自分の事を伝えられるようになる。

上述したように人間は自分の事をよく知りません。
まず自分を知ることから始めます。

さらに、自分の事ことを自分の口で伝える必要があります。
②を無視してしまう就活生が多いです。
②は鍛錬が必要です。


自分を知る


就活で「自己分析」が必要だ、とよく言われます。

ただ勘違いすることが多いのが
「自己分析で自分に向いている仕事、やりたい仕事が見つかるぞ!」なんて人いますが、そんなに簡単に見つかりません。

向いている仕事、やりたい仕事は やってみて見つかることの方が多いです。

恋愛にたとえると
女性とデートやろくに会話もしたことも無い人が
「自己分析をして自分の好きな人を見つけるぞ!」と言っているのと同じような状況です。
まずは出会わなければ始まりませんよね。

ただ正社員で就職の場合、入社しては辞めて、入社しては辞めてを繰り返すと経歴に傷がついてしまうので、何度もチャレンジするのにはリスクがあります。

自己分析をして仕事選びをする大事なポイントは
正解を見つける ではなく、不正解を避ける

です。

USFを救った有名なマーケター森岡さんも著書で以下のように言っています

君にとってのキャリアの正解はたくさんあることを覚えておいてほしい。(省略)
正解がたくさんあるというより、むしろほとんどが正解だと思ったほうが良い。選んではいけない数少ない不正解があるだけで、それ以外はすべてが正解なのだ。
(省略)
不正解とは、自分にとって決定的に向いていない仕事に就いてしまうことだ。
(省略)
不正解をつかんだ原因の大半は、自己分析不足に起因している。

苦しかったときの話をしようか

このように不正解を避けるために、
自己分析=自分を知る必要があるのです。


自己分析についてはたくさんの情報がネットや書籍にもあるのでぜひ取り組んでみてください。

ここでは日々の生活で簡単に自己分析できる方法を紹介しますね。

自己分析

自分の感情が動くもの
たとえば
自分が好きなもの、情熱を燃やせるもの、価値を感じるもの、心が動くもの、逆に嫌悪に感じるもの・・・

に対して 「なんで?」と追及し、言語化していく。

シンプルですが、奥が深いです。

例えば サッカーが好き

なんで?:チームで協力して、競り合ってかつスポーツだから。

ポイントはここからです。でてきた回答に「なんで?」と問い続けます。
5回から10回くらい→を引いて書いてみることお勧めします。

質問例;
なんで野球じゃなくてサッカーなの??
なんで卓球じゃないの??
それの何が楽しいの。好きなの??

というように、何度も自分自身に質問を重ねていきます。

さらに他の好きな映画 や 好きな料理 頑張っている接客のアルバイト 等 なんでもよいので、自分の感情が動かされるものをたくさん「なんで?」と掘っていきます。

そうすると、共通点が出てきて、それが自分の価値観や想い、軸につながってきます。

例:
・人と競り合って勝つことが好き、燃える
・自分の表現によって人を感動させたい
・コツコツ継続することに燃える
・他人がやらない工夫をして驚かせたい

等。

これを普段の私生活の中でも続けてみると自分を知ることができるようになってきます。

好きなものメインで考えましたが、

イライラした時や不安な時、怒っているとき、不安な時、などネガティブな感情の時も

「なんで、今こんな感情なんだろう?」
「前の時はこんな気持ちにならなかったのに何でこんな気持ちなんだろう」

と掘っていくと、自分の想いや価値観、願い、もしくは固定観念などでてきて自分を知るきっかけになります。

自己分析は「なんで?」を使い自分を知ることから始め言語化しましょう。


自分の口で自分の事を伝えられるようになる


「自分の事を知る」のと同様に自分の事を伝える練習をしましょう。

私たちは趣味の事や、仕事の事や好きなことの話。つまり<自分の外のものの話>は結構できます。

しかし、自分の事になるとうまく表現できなかったり、口ごもったりします。

上記のように自分を知らない のが要因ですが、

自分の事を話慣れていない、というのも大きな要因です。

これはやるしかありません。

自分はどう考えていて、どう思っていて、
未来こうなっていきたい。

なぜ、それを想うようになったのか??

と聞いている人に納得してもらえるように話す練習がとても大事です。

就職活動は孤独でやることが多いので、
家族でも構いませんので、自分の考えや自分の事を「相手にわかる」ように
伝える練習をしましょう。


まとめ


・就活の難しさの正体=世の中、業界、業種 を知らない 自分の事を話すから

・人間 自分の事は知らない わかっていない

・自分を知り、自分の口で伝えるようになる こと大事

・企業選びの大事なポイントは 正解を見つける ではなく、不正解を避ける→自己分析大事

・自己分析:感情が動くこと、ものに対して「なんで?」と自分に聞き言語化する

・自分の口で伝えるようになる には他人と練習しましょう。

以上です。

就活に2の足を踏んでしまったり、苦手意識を持つ人も多いと思います。

「就活はなんで難しいのか?」原因が分かるだけでも対処し前に進めると思います。

もし就活しようかどうか悩んでいる方がこの記事を見て、少しでも勇気をもって前に進めることを願っています。

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