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何者かにならなければ、そんな焦りがある人におすすめの映画

子どもができるまでに何か
一人前になっていないといけないんじゃないか?
仕事を突き詰めたその先、
趣味を突き詰めたその先、

その先の何かを見つけて何か形にして
「うん、これが私!」と言える何かを
見つけてからでないと
なんだかいけない気がして

何がいけないのか?
誰に対する後ろめたさなのか?
突き詰めたいのは何なのか?
その先に何があるのか?

全くわからないけど
何かできそうで何か初めてたいのに
何もできない自分にモヤモヤしていた中で出会ったこのお話に
「大丈夫、大丈夫」と優しく背中をさすってもらえた感覚。


「青葉家のテーブル」
https://aobakenotable.com/
シングルマザーの春子さんと息子のリク
春子さんの飲み友達のめいこさんと
その彼氏・そらおさん 青葉家は4人の共同生活。
夏休みの間、春子さんの旧友・知世さんの娘・優子が
美術予備校の夏期講習に通うために上京し青葉家で過ごすことに。

すてきなライフスタイルと経営する飲食店のセンスの良さから
メディアでも注目される知世さんと
そんな知世さんと旧知の仲でありながらちょっと距離を置きたい 「何か」を抱える春子さん

やりたいことを手あたり次第に始めては
「なんかしっくりこない」を繰り返し、
母の名前に頼りたくないと思いながらも
「あの知世さんの娘さん」がついて回り葛藤する優子

この3人と日常を囲む個性豊かな人々のひと夏のお話。


私はちょうど優子と知世さん・春子さんの間くらいに
いてそれぞれのエピソードに共感し胸が熱くなったり
クスっと笑ったり。
共感できる点がたくさん。

何者かにならなければ、
一歩踏み出さなければと思い
始めてみてはアーカイブ行きを繰り返している自分にとって

「納得いってなくても、ダサくても世に出した方がいいんだよ」

「いつ始めてもいいよね?」
「そうだよ。」

こんなやりとりが
心の支えになってくれる気がする。

自由研究はなくなったけど
自分の「突き詰めたその先」を探求してみたい大人、
絶賛自分探し中の学生にもおすすめです。

-追記-
おしゃれなインテリアに
おしゃれなメニューじゃなくても
同じ時間に同じテーブルでご飯を食べることは
関係性の垣根を超える。
改めて大切な時間だなぁ。

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