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仕事や勉強で1番大切だと思うこと

今日は、#1ヶ月書くチャレンジ「Day23 仕事や勉強で1番大切だと思うこと」です。

いつもはお題に沿いながらも自分流に少し捻って記事を書いているのですが、今日はストレートにお題と向き合いたいと思います。


まずは、勉強について。

大学受験までの勉強だったら、私が大切だと思っていたのは、目標を持つこと、計画を立てること、とりあえずやってみること、やってみながら計画を修正していくこと、なぜ間違えたのかを理解すること、理解するだけじゃなく実際に解き直すこと、規則正しい生活を送ることでした。

大学生から大学院生にかけての勉強も、基本的には大学受験までの勉強と同じことを大事にしていました。

ただ、大学からは、覚えること、理解することに加えて、自ら疑問を持つこと、自分自身の意見を述べることも求められるようになります。

そのときに役に立ったなと感じたのは、それまでの読書体験でした。

小学生の頃から学校で多読賞を表彰されるくらい本を借りて読んでいましたし、学校以外にも父に図書館に連れて行ってもらって本を読んでいたので、一般的な子どもよりはたくさんの本を読んでいたと思います。とはいえ、私が通った文学部にはそういう人がたくさんいましたし、私よりはるかに多くの本を読んでいる人もいました。自分もそれなりに本を読んできたとは思うものの、もっともっと読んでおけばよかったなと思います。

それと、あまり勉強とは関係ないようにも思われるかもしれませんが、幼い頃に、両親がたくさんの経験を私にさせてくれたことは、勉強するうえで、とても役に立っているような気がします。

私の家は、あまり裕福ではないので、遠くに出かけることは稀でしたが、毎週どこかしら、近くの公園とか、図書館とか、博物館とか、プラネタリウムなんかに連れて行ってくれていました。

今思うと、あの頃、たくさん自然に触れて、いろんな体験をさせてもらえたのは、最高のインプットだったなと思います。
その体験がどう生きているのかということを、数値化・言語化するのは難しいですが、あの頃の時間がなかったら、学ぶことに対する好奇心は育まれていなかったんじゃないかと思います。

勉強するうえで大切だと思うことをごちゃごちゃと書きましたが、私が学ぶうえで1番大切だと思うのは、自発的に「学びたい」と思う気持ちです。

どんなに頭が良くても、その気持ちがないと学ぶことが苦痛になってしまうと思います。学校の先生から半ば強制的に与えられた課題であっても、これが自分の力になるんだと思えたら学ぶことは楽しくなるでしょう。
私は、大学生の頃アルバイトで塾講師をしていましたが、親御さんに無理矢理連れてこられた子は、すぐに勉強に飽きてしまう。逆に、自分から塾に行かせてほしいと親に頼んでいるような子はずっと集中を切らさずに勉強していました。

私は、決して頭がいいわけではありませんが、学びたいと思う気持ちは常に持っていたので、いまも学ぶことを楽しんでいます。

研究している間は、「つらい…」と思うことも多かったですが、学ぶこと自体はずっと楽しかったです。ただ、読みたいと思うものが入手困難だったり、自分の言語能力不足で読解不能だったりして、諦めなければいけないときに、「ああ、つらい…」と思っていました。自分の学んでいる以外のことを学びたくなってしまうときもつらかったです。
なんだか言い訳みたいになってしまいましたね(笑)


勉強の話はこのくらいにして、仕事の話も少ししたいと思います。

私は、仕事について、勉強よりも熱く語れません。
仕事をきちんとできたという実感がないので、仕事について語る自信がないのです。

自分の仕事ぶりについては語れないものの、こんなふうになりたいなと思う他の人の仕事ぶりを目にすることがあったので、そのことを書いてみたいと思います。

私が一緒に仕事をしていて、こんなふうになれたらいいなと思ったのは、「誠意を示せる人」でした。

たとえば、何か聞きたいことがあって上司に尋ねたとき、パソコンを打つ手を止めず、顔も合わせずに話す上司と、必ずすぐに手を止めて身体ごと私に向けて話してくれる上司がいました。

どちらも話を聞いてくれることに変わりはないのですが、顔を合わせて話してくれる上司と話すときは、部下として大事にされていると感じました。

私は、手を止めない上司の前に立つとき、「お前の仕事なんてどうでもいいんだよ」と言われているような気持ちになりました。


こんなこともありました。
市役所にいたとき、私は成人式の来賓対応を任されました。来賓対応という係名でしたが、要はお茶汲み係です。

もうすぐ式が始まる時刻となり、来賓の方々がその場を離れていく中、市長がただ一人私の方へと歩いてきました。そして、「お茶をご馳走様でした。どうもありがとう。」と深々と一礼してその部屋を立ち去っていきました。

私はそのとき市役所職員の名札を下げていましたから、市長にとって私はただの部下であることは一目瞭然。私はただ仕事としてお茶を汲んでいたにすぎません。それをわかっていながら、市長は深々と一礼したのでした。

女性にお茶汲みをさせること自体が、時代遅れな風習とも言えますが、そんなふうに誠意を示されるとお茶汲みの仕事にも誇りを持てるような気がしました。
職業や職務内容に貴賎があるわけではなく、それに向けられる態度でひとは貴賤を嗅ぎ取ってしまうのだと思います。

自分が仕事をするときにも誠意をもって仕事をしたいと思いますし、他者がしてくれた仕事に対しても誠意を示したいと思っています。





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