のこ

三味線歴5年目の初心者 三味線を習って感じたことを記録しています

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最近の記事

三味線日記 10

ご無沙汰のこの日記。 この間小さな発表会があって、 タヌキを演奏したけどもこれまた練習不足が露呈した。 もう本当に自己嫌悪。 それでもまだ先へ進んでみたい。 ところがここへ来て犬の介護がますます大変になってきた。出かけても半日でうちに帰ってこなくちゃならない。気が気でない。片道2時間半のお稽古通いはやはり無理。 それに犬を置いての三味線のお出かけって相方に対して申し訳ないっていうプレッシャーもある。 この犬とお別れしたら三味線を再開することにしようと思う。 死ぬのを待ってるみ

    • 三味線日記 9

      今日は一年ぶりの発表会。 ほんの10分ちょいのステージのために朝から準備、着付け、移動、譜面台忘れて買いに走ったりと手間も出費もかかった😢 考えるとバカみたいだな。でもこれが発表会の醍醐味でもある。こんなことない限り着物なんて着ない。着付けの先生にもお稽古がてらご挨拶できたし、周りの人の素敵な着物も見れたし。 曲は半年以上かけて練習した割にやはりミスった。我を忘れたり力んだり。自分と向き合う貴重な経験だ。 しかしながら最近は常々思うが、邦楽が残っていくにはそして裾野を

      • 三味線日記 8

        忙しい日々にまぎれ本当に三味線稽古ができなかった。 家の者には不協和音ばかりでうるさいとか言われるし、弾きにくいのもあるなあ。。 三味線に触れるとき、ギターみたいにさっと取り出せないのも難だ。袋から出して調子を合わせて指擦りをつけて…となん行程もある。 こうして書くと悪いことばっかりな気がするけども、前にすんでたマンションの大屋さんは 三味線の音がするといい音色だなあ,心が豊かになるよ と言ってくれたっけ。 自分の心が優雅で穏やかでないといい音がでない気がする。最

        • 三味線日記 7

          新曲に挑戦している。 長唄 昔噺たぬき 。三味線ってこんなことができるんだというくらいいろんな手が出てくる。 センスの欠片もない自分にはとてもうまく弾きこなせる自信はない。正確に弾くのはもちろん、のりの良さが要求される曲だ。これは三味線で遊ぶ余裕と、演技力がなければ難しい曲。 こんなのできるのかなあ…やれる気がしない。 でもなんにでも通ずることだけど、難しいものに挑戦するときは頭が真っ白になり、日々の雑念をすっかり忘れることができる。脳が休まる気がするのだ。普段とまっ

        三味線日記 10

          三味線日記 6

           長唄の先生についてお稽古しているのだが、仕事関係で三味線を時々弾くことがある。みんなで歌える曲をというと、民謡か端唄になるが、端唄は古すぎて私を含め皆、少ししか知らないので民謡ということになる。 今炭坑節を練習している。盆踊りの定番、30代くらいの人までなら少し歌えるだろうか。自分も一番しか知らなかったが2番、3番と実に面白い歌詞が続く。You Tubeで見るといろんな歌詞がある。どれが本家なのかもわからないが楽しい。 盆踊りやお祭り最盛期の自分の世代までなら楽しめるけ

          三味線日記 6

          三味線日記 5

          不平不満だらけの縦譜にもだいぶ慣れてきた。譜線シールは本当にありがたい。あとは音階と縦譜番号が脳内で連動すれば良いのだな。 この楽譜問題。慣れればどうってことないのかもしれないが、初心者から中級に行く最大難関だ。 先生に聞くと、文化譜は歌詞の意味をつかみにくい。縦譜だと、まず歌詞を読んでそれから譜読みできるから、大人の演奏になるのだとか。確かに縦譜にしてから歌詞を読みながら演奏するようになったなあ。しかしなあ… こうやって何も変わらないで来たんだなあ、きっと。 音符と

          三味線日記 5

          三味線日記4

          このところ引っ越しでバタバタしてまったく三味線に触っていない。一日30分でもいいからやらなければと思うのだが気力がわかない。 新曲をやることになったせいもある。 おまけに譜面が青柳譜という縦書き譜面に変わったのだ。 この譜面、というか音階?まだうろ覚えで弾くのが億劫な気がするのだ。私の練習用三味線には音階シールが2種類重ね貼りしてある。そのシールに振ってある番号と譜面の数字を照らし合わせるのが大変なのだ。 三味線楽譜は文化譜、青柳譜、そしておなじみの音符の楽譜と私が知

          三味線日記4

          三味線日記 3

          私が三味線を始めたきっかけは地域のお祭りだった。 三味線伴奏奏者のおじいさんが「膝が痛くて正座できない、そろそろ引退したい」と言う。このままでは100年続いて来た郷土芸能の伴奏がカセットテープでスピーカーから流れるという事態になってしまう。既に笛がいなくなってそうなった獅子舞などが近くにあった。とても寂しい風景だ。誰かやってくれる人はいないかということになり、同じ地域のママ友達と始めたのだった。 師匠は80超えの長老。三味線を覚えたのはまだ20代頃だというから60年選手と

          三味線日記 3

          三味線日記 2

          この間の発表会。 思ったとおりほとんどが高齢者。自分が一番若かった。あと20年したらこの人たち皆いなくなって、いったい何人残るだろう?新しく入ってくる人がいたとしても三味線人口を考えるとこの半分以下だろうな。 しかし男性がけっこういるのには驚いた。旦那芸というジャンルだそうだけど、内田樹先生のコラムを読んで納得。blog.tatsuru.com › 2014/09 旦那芸について - 内田樹の研究室 でもこういう人たちが減ると裾野が縮まっていく。そうして旦那芸みたいな小

          三味線日記 2

          三味線日記

          三味線を始めたのが4年前。 文化センターみたいなところでグループレッスン。その後そこの先生の個人レッスンに移行した。 レッスン内容は主に長唄だけど、先生はいろいろなジャンルに挑戦されている演奏家。素人耳ながらも先生の奏でる音は惚れ惚れする。  しかし三味線がどんなに素晴らしい音色でも三味線人口のことを考えるとこの世界が先細りなのは明らか。三味線人口は3000人に1人とどこかのネット記事で読んだ。自分の周りにも三味線やってたって言う人はほとんどいない。ギターやピアノに比べ

          三味線日記