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三味線日記 6

 長唄の先生についてお稽古しているのだが、仕事関係で三味線を時々弾くことがある。みんなで歌える曲をというと、民謡か端唄になるが、端唄は古すぎて私を含め皆、少ししか知らないので民謡ということになる。

今炭坑節を練習している。盆踊りの定番、30代くらいの人までなら少し歌えるだろうか。自分も一番しか知らなかったが2番、3番と実に面白い歌詞が続く。You Tubeで見るといろんな歌詞がある。どれが本家なのかもわからないが楽しい。

盆踊りやお祭り最盛期の自分の世代までなら楽しめるけど、10代20代の人はどうだろう。家族に聞いてみると知らないと言う。

JPOPには民謡を取り入れた歌ってあるだろうか?昔なら金沢明子さんのイエローサブマリン、最近ならきよしのズンドコ節か。ドリフのエンヤーコラヤーか…

翻って外国のポップスを聴いてみると、最近のヒット曲にだって作曲者や歌手のお国独特の民族音楽がリズムに取り入れられている曲がいくつもある。ジルバ、マンボ、シャンソン、ジャズ、カントリーミュージックなどなど…クラシックだってある。

なのにJpopは…民謡が取り入れられている曲って私が知っている限りでは聴いたことない。和楽器バンドさんに少しあるのかな? 沖縄民謡は割とあるかな。そう考えると沖縄出身のミュージシャンってパワーがあるなあ。自分のルーツを強烈に意識しているんだろうな。

日本本土の民謡って消滅するのかな。消滅とまではいかなくてもその地方に行って特別に観光商売している人たちしか知らない音楽になるのかな?もうすでにそうなってる気がするのだが…。

なんだか怖いな。民謡とかって若者にとっては厳しい言い方だけどやはりダサい音楽なんだろうか。日本の民謡、いつかアニソンが民謡に取って代わる日が来るかもね。クールジャパンっていえばアニメだもんね。




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