見出し画像

夜行急行51列車で行くチェンマイ経由ゴールデントライアングルの旅(その9)

明けて次の日、この旅の最終目的地チェンコーンへ向かいます。8時に宿泊先をチェックアウトして、徒歩10分で川沿いのソンテウ乗り場へ。
チェンセーンからチェンコーンへのソンテウは、途中のハーバイで系統分割されているようですが、その分割されたソンテウが(日本の東急電鉄と東武鉄道のように)相互乗り入れしているようです。

チェンコーン側ベースの赤色の2127系統ソンテウ。
(チェンラーイ〜チェンコーン〜チェンセーンと表記されている。免許もその区間で得ているみたい)

チェンセーン側ベースの緑色の1245系統ソンテウ。
(チェンラーイ〜チェンセーン〜チェンコーンと表記されている。実際メーチャン辺りでも走っている。先日バ韓国人パッカーが捕まえていたソンテウと同系統)

乗り場に来た時点では、赤しか停まっていなかったので、当然そちらに乗るんですが。
久しぶりにぼったくりに遭いました。今考えても腹ただしいです。

日曜日の朝らしく(?)鶏のオークション(?)が行われているチェンコーン行ソンテウ乗り場前

運転手に「パイチェンコーン?」と聞くと、
「ゴートゥーチェンコーン」と答えてくる。
タイ語で聞いても英語で答えるのは、ほぼほぼ詐欺師だから気を付けないと。
そして、私には「もうすぐ出るから」と言って、ソンテウに乗せておきながら、隣の東屋にいるおばさん達には放置プレイ
しばらく放置してから「今すぐ行きたいなら500バーツ。あ、400でいいや」と言い出す。英語で言うのは、当然おばさん達に気づかれないようにするためです。
(ちなみに定価はハーバイまで50バーツ、ハーバイから50バーツの計100バーツです

「100バーツやろ」と言い返してやると、再びの放置プレイ。
そのまま放置されると、本当にいつ行くか分からないので、運転手を呼んで、
「300でどや」と言う。「400じゃないと行かないぞ」と凄んでくる。こいつほんまにチンピラだな。「今すぐ払ってね」とも。
1000バーツ札出して、100バーツちょろまかそうとするものの、600バーツお釣りを出す辺りホンマモノの詐欺師生まれ持ったチンピラだな。こいつ。
(本来何十バーツの商売しているので、1000バーツ分のお釣りを持っている堅気(カタギ)のソンテウドライバーはまずいない

払うだけ払ったら、放置プレイしていたおばさん連中に「もうすぐ出るよ。乗った乗った」と言い出し、私の荷物は「屋根に載せてもいいかい?」と聞き、「君はこちらの席で」と助手席に座らせる。
芝居じみているんですが、これがチンピラ詐欺師のストーリーですね)

もう少し放置プレイ(実はそのときに第二の犯行を行っていたんですが、助手席からは死角になるので気づきませんでした)されての9時30分の発車。

地球の歩き方とロンリープラネットの記述の違い
 地球の歩き方
直行ソンテオは10時頃に出る1便のみ。所要約1時間30分、100B。それ以降はチェンラーイ経由が一般的。ソンテオをチャーターすると1000B。(一部要約しました)
 ロンプラ
チェンコーンへ行く場合は、午前9時から午後2時の間に、川沿いの入国管理局の南にあるリムコーン通りのバス停でハーバイ行(所要1時間、50バーツ)に乗車する必要があります。
そこに着いたら、さらに別のソンテウに乗り換える必要があります。(こちらで和訳しました)

実は地球の歩き方は参考にもならないと、ロンプラ情報を仕込んで乗ったんですが、それでも騙されました。詐欺師恐るべし。
(地球の歩き方しか情報なかったら、黙って400バーツ払うんだろうな)

これを見た賢明な読者は、100バーツしか払わないで乗ってください。

かなりムカムカしながらのソンテウ旅始まりました。
しばらく走り、ハーバイ経由の旧道と山越えで直線的にチェンコーン方面に向かう新道との交差点に差し掛かりました。
ここで新道向かったら、更にムカムカするんだろうな。と思ったら旧道へ。
(このチンピラ詐欺師でも空気読めるんだなと)

旧道に入り数分で、たくさん積み込まれた荷物が下されました。
(この後、旧道走るんかな? 新道戻るの?)

すると、Uターンして、新道との交差点まで逆戻り。本当にこいつ人の嫌がることしかしないチンピラヤクザだなと。
ハーバイってどんなところか見たかったわ。
でも、このチンピラ詐欺師ソンテウは二度と乗りたくないし、ほんま腹立つ。

唯一嬉しかったのは、山の上からメコンが俯瞰できたこと。新道経由でかつ助手席に座らないとできないことで、これだけは100バーツ分の価値あるかもです。

この景色は旧道と合流後です。と言うことは、旧道ならもっと絶景が見られたと推測されたわけで。ほんま定価との差額300バーツ返してくれよと。

ムカムカしながらもチェンコーン到着。でも雰囲気で癒されるチェンコーンはノンカイの同じ匂いのする町

11時ちょっと前に宿泊先のナムコーンリバーサイドホテルに到着。
降りようとしたら、ファランのカップルバックパッカーが乗っていました。
私の荷物を屋根に載せたり、私を助手席に閉じ込めたりしたのは、ファランと私が接触するのを避けるためだったのね(ファランからも二人で500バーツくらい取っているはず)。
どんだけ下種いんだ。「下種の極みソンテウ」って名前付けたるわ(^^)

全室リバービューのチェンコーンで一番顧客満足度が高いホテルのようです。

お昼はホテルのレストランで。味的に死角なし。夕食はルームサービスをお願いしてバルコニーで食べることに。

前回チェンコーン訪問時に泊まった、フォーチュンリバービューホテルも良かったんですが。他にもいいホテルないかと16時半くらいから散歩に出ます。

他で印象良かったのは、チェンコーンテークガーデンリバーフロントくらいですね。次があれば、こちらにも泊まりたい。

フレンドシップブリッジ架橋のため、廃止された国際国境を見物。
廃止といっても、外国人に対しての廃止であって、地元民は普通に使っているので、雰囲気は昔と変わりません(廃止前にラオスへ越境経験あり)。

町で唯一のバーの前を通って、セブンイレブンで酒買って、ホテルへ戻ります。

暮れなずむ川を見ながらの夕餉を楽しみます。

おやすみなさい。

いよいよ日本に帰ります


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?