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寝台特急31列車で行くハジャイ経由アイランドホッピングの旅(その4)

明けて次の日、前夜月がきれいだったので、今朝月没が見えるかと期待してホテル前のビーチに出たのですが。何と!月没後でしたorz
「こよみのページ」みたいなものを活用しないと駄目ですね。

さて、この日はランカウイ島で比較的開発が進んでいる西半分を観光しようと思います。
ランカウイケーブルカー(いわゆるロープウェイ)を真っ先に見学したいですね。

9時にフロントに洗濯物を預けて、観光開始します。
公共交通機関皆無のランカウイ島、タクシーと付き合わないと観光できません。
最初にGrabで概算額を見てから、タクシー拾います。
目が合ったタクシー運転手に、
「ケーブルカーまでいくら?」と聞く。
(見積もり見ているのを知っているか知らないのか)堂々のぼったくり価格、何と何との「55リンギット」と宣う。
前日にホテルまでタクシー乗っているはずだから、猿でもこの価格はぼったくりだと思うだろう。
こちらも嫌味ったらしく「Grabで拾うわ」と一言答えてやる。
結局、Grabで25リンギットでした。ランカウイのタクシーは高いってことだったんだけど、Grabで価格破壊進んでいますね。いいこと、いいこと。

安くて快適なGrabでケーブルカー(Sky Cab)の麓駅までやって来ました。麓駅自体が遊園地になっていて、人気の観光スポットのようです。

しかし、様子が少しおかしい。きっぷ売り場付近に人が屯って、改札口付近は無人だ。何でだろう?
あ、もしかして、もしかしての運休?
もしかしての運休でした。天気いいのに、風が強いんだって。
風が強いくらいいいじゃないか!と思うんですが、そうも行かないんでしょうね。
だからと言って、25リンギットもかけてここまで来たので、引き下がるわけにもいかない。風が弱くなるまで待ちます。
小一時間待ったら、営業開始するそうです。待って良かったです。

営業開始後すぐにきっぷ買えたので、そんなに待たずに出発です。
ムスリム一家と一緒に登ります。

まさに空中散歩です。往復55リンギットの価値あるな。

大方登ったところで、方向転換を兼ねての中間駅(ミドルステーション)、

更に登って、

山頂駅へ。ちなみに風強いです。ゴンドラ揺れまくり。

最終目的地はスカイブリッジですが、

このアクティブサスペンション付ケーブルカー(あるいは斜行エレベーター)的乗り物、スカイガイドは只今準備中で用意できないのとこと。とほほ。
歩いてスカイブリッジに行くしかないか。

ちなみにブリッジの入場料5リンギット、スカイガイドの往復運賃は10リンギットなのは妥当かな。

帰りも歩いて戻るのウザいと思っていて、駄目元でスカイガイド乗れない?と聞いたら、そういう人結構いるみたいで、あっさりいいよと。

5リンギット払って、帰りは謎の乗り物乗れました。油圧アクティブサス付ケーブルカーで正解のようです。シトロエンDS系の乗り心地でした。

山頂駅の展望台は2箇所に分かれていて、

2箇所を結ぶ橋上が縁結びスポットに。
海が見えて、縁結びって・・・

これや!バブル〜ポストバブル期にはハンカチがたくさんだったそう。

中々楽しめたので、帰ります。

帰りは途中駅で下車して、

ロープウェイの車窓からテラガトゥジュー(七段の滝)を臨み。麓へ戻りました。

午後は露天天然温泉からの

さて、昼飯食べようかと思ったのですが、探せども探せどもビールがありそうな店は見つからず。

それならそれで、次行ってみようと言うことで。タクシーを拾う。
アイル・ハンガッ村の温泉に行こうと思い、いくらか聞くと。
「いくらなら乗るんだ?」
「(ほんま嫌なパターンと思いながら)30リンギットだな」
「30はキツイなぁ。料金表あるし」
「(こいつ最低だな、最初から定価言えよ)でいくらなんだ?」
「36リンギット。仕方ないから35にしたる」
「(ほんまキッツイやつだ)乗ったるわ」

金に汚いだけで(クルマもボロいが)、心底悪い奴でもなさそうで、これは何とかの工場だとか、ここのビーチは綺麗だとか。説明はしてくれる。
30分で現地到着。
到着と同時に金に汚いモードに。
「この後、ホテル戻るんだろ?
 こんな辺鄙なところじゃタクシーいないから、待ってあげようか?
 1時間以内なら待ち受け料金いらないから」
「で、トータルいくらなんだ?」
「35+45で80リンギットだ」
「(また随分吹っかけるな(^^))食事もまだだから2時間いるかも、だったらどうなる?」
「待ち受け10リンギット欲しい」
「(ほんまに金に汚いやつだ)まあええよ」

と一応話つけて、昼めしを。
日帰り温泉施設なので、洒落たレストランでもあるのかと思ったら、ナシゴレンとミーゴレンしか作れないような屋台があるだけ。いまいち過ぎるわ。
ナシゴレン(当然ビールなんかない)食べながら、1時間で帰ろうと思うのでした。

さて、温泉に行こう!個室露天風呂があるようなので、試してみます。
お値段は100リンギット、ちなみにバスタオルは別料金(すごくウザいやつ)。
温泉そのものは、食塩泉でいい味出していましたが。一人で来るとめちゃ高いし、ホテルのバスタオルを持ち出して、あとでいざこざになっても鬱陶しいし。
ここへ行くのは、家族旅行(か不倫旅行)以外では自分的にはあり得ないかな?

で、ジャスト1時間で戻ったら、運転手いないし。
運転手どこやねんと探していたら、昼食べた屋台のおばちゃんや他のおっさんがしゃしゃり出る。マレー人もタイ人同様傷舐め合うの大好き人だからな。
「もうすぐ来るよ」と言ってくれるが、10分待っても来ないし。
「Grabで帰る」とおっさんに言って、
「運転手来たら、これ渡して」とおっさんに35リンギットを渡す。
マレーシアでは、よほどのことがない限り既存のタクシーに乗ることはないかと。禊になりました。
Grabはホテルまで28リンギットで連れてくれるのでした。

マレーシアで随一の高級割烹へ

さて、夕方になりました。チェナン海岸の南にあるテンガー海岸の南側の高台にある日本食レストラン「雲海山」へ行こうと思います。
名前がお洒落なので、さぞかしと思ったのですが。全く名前負けしていない店構え。京都の鞍馬・貴船に来ちゃったような感覚。海外の南の島で「和」をここまで感じる飲食店は貴重で希少です。

早速入ってみます。
雰囲気最高なので、一杯目は京都の誇る発泡酒、松竹梅の澪で。
生簀で泳いでいた魚の刺身とほうれん草のおひたしで楽しみます。
いい気分になったところで、蟹釜飯を頼んで、半分は夜食でおにぎりにしてもらいます。
ちなみに接客も日本人女性が二人もいるので、会話も楽しく。それだけでもお酒が美味く感じます。マレーシアで一番好きな飲食店決定ですね。

(行きはもちろんですが)帰りもGrabですぐタクシー来てくれて、そちらの面でもストレスフリー・・・といきたかったのですが。

朝、フロントで預けた洗濯物、追加料金出すから夜までにやってね。と言ったのにやっていないし。ほんまクソが多い国だわ。

引き続き洗濯物で揉めます(^^)


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