LOVE理論

私が社会人一年目の頃でした。
新卒で入社した会社の先輩からオススメされた本です。
そして、この本が今の私を形作っているといっても過言ではないです。

「僕も君の年齢くらいの時にこの本と出会いたかったよ。」
「これは男も女も、若い子もお年寄りも、みんなが読むべきだよ。」
「世界が変わるよ。」

こんなに本をオススメされたことがなかったので、少し怪しいと思いながらも、特に最後のところは新手の宗教か何か？と思いつつも、物は試しに買って読んでみることにしました。

結果から書きます。ずばり、世界は変わりました。

まず、どんな本かというと、恋愛の指南書で、特に男性向けに書かれた本です。しかも全くのズブズブ素人でも何とかなるように書かれていて、かなり広いターゲットに向けて有用な内容になっています。
そして、作者の水野さんが何より面白くて、内容の充実感もさることながら、どんどん読み進められてしまうほど表現？伝え方？言い回し？が最高です。

さらに、この本のいいところは作者の方の実体験に基づくノウハウがより具体的に書いてあるところです。遠慮せずに書くと、頭で何も考えずとりあえずこの本に書いてあることだけを覚えて実践すれば、それでOKです。それで世界、変わっちゃいます。それくらい、具体的な行動に落とし込まれていて、かつ実践的です。

最後に、私が男女間に関わらず大切にしている考え方や軸、コミュニケーションのコツもこの本から学びました。それは、本には男性から女性への気遣いや会話や行動によるアプローチ方法が書かれているのですが、このノウハウは単に男女間のコミュニケーションだけではなく、友人との関係、上司と部下の関係、先生と生徒の関係、夫婦の関係、親子の関係など、人間同士であればいついかなる時でも参考になる考え方だと私は本を通して感じました。
もちろん本にはより具体的に男女間で使える理論として書いてあるので、書いてある理論をよく理解し、自分なりに抽象化させて解釈する必要があります。

「この人間関係の場合だったら、こういう事をしてほしいはずだ。」

のように自分なりに解釈の幅を広げ、より多様な人間関係でこの理論に基づくコツを自分のものにできたことがこの本を読んで良かったと思えたところです。

ちなみに、私はこの本を読んでから、恋人を見つけることができました。
本を紹介した友人も同じように恋人ができました。
もちろん、恋人だけに関わらず、多くの人間関係が豊かになったと感じています。

たまたまそういうタイミングだっただけかもしれませんが、まずは男女の関係から相手のことを考えるきっかけを学び、さらに、他の人間関係においても相手の気持ちや立場で考えることの大切さ、その気付きを与えてくれたことは間違ありません。

どこか、男女関係、人間関係に悩んでいる人に届けたい一冊です。