仕事で疲れたあなたにおすすめの小説
仕事大好き!
仕事が生きがい!
そんな人もいるのではないでしょうか。
当然、仕事が好きじゃない人もいますよね。
自分は元々ハードワーカーなので前者で、とは言ってもプライベートも充実させたい、という我儘人間です。
そんな今日は、
・仕事で疲れている方
・人間関係に疲れた方
そんな方に読んで欲しい本を紹介します
・さいはての彼女
原田マハさんの作品です。
一言で言うと「ゆとりが出る」本です。
久しぶりに小説にハマるきっかけになった本です。
4つのストーリーで構成されているので、それぞれを簡潔に紹介します。
1つ目は女性経営者が旅行を通して成長する話。
仕事に没頭するキャリアウーマンの彼女が有能な秘書の”意図的な”手違いで沖縄へ行く予定が急遽北海道へ行くことに。
そこで出会うハーレー乗りの女の子”凪”と出会う。
”凪”は誰からも好かれ不思議と吸い込まれるような魅力を持っていて、そんな彼女と過ごす2泊3日の旅行で考え方や生き方について深く考え直す話。
2つ目は一人旅をする女性の話。
ハグとナガラという仲が良く、年に数回旅行に行くことを楽しみに仕事をしている女性2人。
ある旅行の直前、ナガラは母親の病気が原因で旅行へ行けなくなり、ハグは1人で旅行に行くことに。
最初は一人旅で”ぽっかりと空いたような時間”を過ごしているが、そんな中、ナガレから一通のメールをもらい、そこから自分の旅を通して、さまざまな感情をもち、ある決心をする、という話。
3つ目は大手都市開発事業に携わる女性の話
企業の大プロジェクトの重役についた志保はそれを自慢に思っていて、傲慢な態度を取るように。
それが原因で、会社の後輩、横山を傷つけ、訴えられる話にまで大きくなってしまうが、納得ができない志保は、長期休暇をとり、会社を困らせてやろうと企む。
しかし、休暇中に会社から連絡が何もなく、自分は必要なのか、と不安に思っている中に、タンチョウヅルの生息地に行き着く。
そこで会う天羽という男性との時間を通し、肩書きに縛られない本当の自分を取り戻していく、自分の本質を見つける話。
最後は1つ目の女の子”凪”の母の話
事故が原因で夫を亡くしてしまい、その原因と言えるハーレーに乗っていつも遠くに出掛けてしまう凪を不安に思いながら日々を過ごす。
凪は人望が厚いので、時々凪が旅先で会った人が家を訪ねてくる。
ある日、例のように1人の男性、桐生陽一が訪ねてくる。
彼は大手広告代理店で部長職を務めていて、凪をハーレーの広告に載せたいと言い出す。
桐生はどこか亡くした夫に似ていて、それもあり凪の職場に連れていくことになり、そこで感じる懐かしい雰囲気とハーレー乗りの独特な雰囲気を心地よく思う。
陽一が去る日、凪の職場を訪れると、そこで陽一についての秘密を聞くことに。
凪の母親が人生の転機を迎える話。
長くなってしまいました・・・
全ての話が柔らかく優しい表現で書かれていて、読んでいてすごく心にゆとりが出る本です。
仕事や人間関係に疲れている時に読むと、すごく”ほっ”とします。
ぜひ、読んでみてください。
読んでくださってありがとうございました
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ではでは〜
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