新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
見出し画像

緊急企画!休校になった小学生に開催したオンライン授業が、素敵すぎた

「かのんちゃん!明日のお昼空いてる?小学生に向けて、オンラインでインドのこと話してほしく!」

明日。急だなぁ(笑)!
小学生。なんでだろう?
オンライン。あ、コロナで学校が休校になってるからか!
インドのこと。何を話そう…。

気づいた時には「はい!ぜひ!」と答えていた。連絡を下さったのは、株式会社タイガーモブの社長、菊地さん。私がインドに半年間インターンをするのを決めたのは、菊地さんの後押しがあったからだった。タイモブにはめちゃんこお世話になっていて、インドから帰国した後もこの繋がりで、何回かインターンのことやインドのことをお話させていただいた。

でも、小学生にインドのことを話すとなると、別にインターンの内容を詳しく話しても面白くないし、インドに興味持ってもらうには目線を小学生と同じにしないとな…。

画像3

こんなの見せたら、インドに対する立派なステレオタイプになっちゃうよなぁ。うーん…。

今ベビーシッターをしている子を思い浮かべる。あの子たちは、インドの何を知ったら「インドおもしろーい!」と感じてくれるかなぁ。もやもや考えながら眠りについた。

ピンチは、圧倒的チャンスに

【緊急開催!小学生向けオンライン無料講座開催!】
この企画をしたのは、ミライLABOさん。先日、政府から新型コロナウィルスによる小学校休校要請が出たことが、背景にある。

いきなり休校が決まって、会社をすぐに休めない…。家にはいるけど、ずっと子供の相手ができないし、来週からどうしよう。と困っている親御さんも多いのでは?

また、学校に行けず自宅にいる子どもたちに、今だからこそできることはないか?

そんな想いから、ミライLABOさんが今までやっていた「小学生が自分の世界を広げ、自分の ”好き" を追求するワーク」をオンラインで開催することになったらしい。

緊急開催ということで、参加費無料!テキストも無料配布!…すごい!

様々なテーマを日ごとに扱うらしく、

✔自分の好きなものを書き出して深堀りする!
✔音楽や香りから、絵や物語をつくってみる!
✔世界の国やSDGsなどを通して、広い世界のことを知る!

などなど、興味のあることはもちろん、普段触れることのないような知らない分野にも、これを機に飛び込んでみよう、世界を広げるきっかけにしよう!とわくわくする人が集い、開催する計10日間、200名分はすぐに満席に!

コロナで大変な時期だからこそ、いつもと違う世界に触れる機会を作りたい。そんな姿勢に、とても惹かれた。

ピンチをチャンスに変えるとはまさにこのことだなぁ。

その一環でタイモブとタッグを組み、「世界のワーク」という授業をすることになったんだとか。こういうチャンスを掴んでいくタイモブもさすがだ...!

画像4

デジタルネイティブとの初接触!

インドの話をする前に、ミャンマーから現地の話をしている方がいたり、私の後はカンボジアと中継が繋がったりと、小さい頃から世界と一瞬で繋がれちゃう時代に生まれてきた彼らは、本当に恵まれてるなぁ!と思った。

画像7

インドの面白いと言われているところは山程あるけど、特に食文化と宗教観は日本との違いがビビッドかなと思い、この2つに絞って話すことにした。

インドと言えば。小さい頃の私がパッと思い浮かべるものはカレーだった。インドの国民的な食べ物だけど、それに負けず劣らず、日本の国民的食べ物でもある。給食のおかわりジャンケンでもカレーは奪い合いだったな…。子どもたちもきっとカレー好きだろうし、一番身近なカレーを切り口にしよう!と決めた。

そしてついに、zoomという機能を使ってオンライン上で小学生と繋がる。

パッと画面いっぱいに、子どもたちの顔が映る。

わぁ〜みんなかわいい…!!

それと同時に、小学生のみんながzoomをさくさくと使いこなしてることに驚いた。ミュート解除や、コメント、落書き機能、入退室など、どんな機能もお手のもの。

こ、これが、デジタルネイティブか…!!

みんな21世紀に生まれてるんだもんな…!

おばさんはびっくりしたよ…。

画像5

インドについて話したら、チャットが荒れた

そして、授業が始まった。「インドって国を知ってる人!」とファシリテーターの方の声に対し、ちらほら手があがる。「今回は、インドについて教えてくれる博士がお話してくれます!」

博士という響きに少々緊張しながらも、簡単に私の自己紹介をした。そのあと、

「インドはカレーで有名な国です。給食などでカレーを食べたことはあると思いますが、みんなのカレーの好きな具を聞きたいです!コメントして下さい!」

とコメントを促す。一気にチャットがみんなの好きな具で溢れ出した。

画像1

コメントが集まったところで、「実は、みんながあげてくれたような具が入った、日本のようなカレーはインドでは食べられていません」と言うと、

「えーーーーー」「まじ?」「具がないの?!」  

と反応がリアルタイムで来る。素直だ。私が話す時は基本的に生徒側はミュートになっているけど、でもチャットから彼らの元気な声が聞こえてきそうだった。

インスタグラムの insta live をやっているような感覚だった。画面上では、“教えるー教えられる”、という関係性を超えた、もっとフラットなコミュニケーションが広がり始めていた。

チャットのコメントを見ながら補足をしたり、おもしろいね!その意見いいね!などと相槌を打ったり。

「インドでは、お豆のカレーも多いんです!そして、みんな牛肉が入ったカレーを食べたことあるかと思うけど、実はインドでは牛肉はほとんど食べられていません!なんでだと思いますか?」

これにもまた反応がぽんぽんと来る。

画像2

「神様として崇められてるから、って回答した人!」と聞いてみると、画面の中で1人の男の子がちょっと恥ずかしそうに手をあげた。

「すごい!当たりです!実は、インドで多くの人が信じている宗教では、牛は神様として扱われているんです」

画像10

お、ヒンドゥー教という単語が出てきたぞ。

画像6

え!丑年!?私と12歳、まるっとひとまわり違うのか!

バングラデシュがイスラム教国家で、豚が食べられていないことを知っている子もいるのか!たぶん高学年の子かな?

「インド人の約8割がヒンドゥー教を信じています。もちろん、神様を刻んでカレーの中に入れることは、できません(笑)だから、インドでは牛肉のカレーはあまり食べられてないんです」

そこで、インドで撮った牛の画像を見せる。

「なんと、そんな神様にどこでも会えちゃいます。会える神様ですね」

画像10

割と道路にゴロゴロいる神様たち。けっこう痩せ気味である。

「神様である牛は、何を食べてるんですか?」という質問が来たので、

「そうですね、生ゴミを食べてる牛もいます(笑)」と答えたら、

画像11

「吐きそう」。だよね。神様なのに、生ゴミかよ!と言いたそうな顔が画面で見えた。コメントは続いた。

画像8

「行ってみたい」

この一言を見た時、とっても嬉しかった。少しでも興味を持ってもらえることが、世界とつながるきっかけになる。日本のカレーとの違いや、牛の捉え方だけでも、「?」や「!」が生まれる。

そこで、神様繋がりで最後の質問を出した。

「インドでは牛が神様ですが、実は猿も神様です。他にもたっくさん神様はいます。合計で、神様はどのくらいいるでしょう?」

コメント欄が数字で埋まっていく。

画像12

オークションみたいになってきたところで、答えを発表。

「正解は…… 4億です!(すいません、私この時間違えて40億って言ってしまったんですが)インドは13億くらい人がいるので、1人の神あたり、国民3人を見ているという計算になります。インドの神々、手厚い!!」

※神々の数は諸説あるようです!

画像13

インドと日本、同じアジアだけど、食べるものも、信じるものも、生き方も全然違う。だから、面白い。

大きくなったら、インドに行ってその違いをぜひ感じてみて下さい!

と、締めくくった。画面上で繋がった全国に散らばっている小学生の誰か一人でも、いつか今日の話のかけらを思い出して、「なんかインドって面白そうな国だから行ってみようかな」って一歩に繋がったら嬉しいなぁ、と思いながら。

声が見える、オンライン授業

オンライン授業となるものに、ほんのちょっとだけ参加させていただいたこの機会で感じたのは、意見が全てフラットになるということだ。

大抵クラスに数人は、声が大きい生徒がいる。「声の大きさ=意見の通りやすさ」みたいな等式が成り立ってしまうこともしばしば。全員の意見を聞いていると時間もなくなるので、大きい声で発された ”強い意見“ に、生徒たちみんなの意見が集約されたかのようになってしまう。

ちょっと引っ込み思案だったり、アイディアを思いついても言うタイミングを逃してしまったり、そんな生徒の声は、授業の中では聞こえない。見えない。

そして、先生が前に立って、生徒たちは黒板に向かって同じ方向を向いているが故に、教える - 教えられる、の構図が出来上がる。先生が話す時は、生徒は話さないでしっかり聞くことが求められる。

でも、オンラインでの授業は今までの等式や構図を超えていけるのだ。黙ってないで、コメントして!ウェルカム、遮り!とわざわざ言わなくとも、私が話している時には、みんながチャットに言葉や絵文字を残してくれた。その反応から広がる話があった。発見があった。新しい視点があった。

パラレルでいくつもの話題が進み、ほどよいカオスを生み出しながらも、生徒同士で学び合う環境ができていたりする。そして私自身、生徒さんからたくさんの学びを頂いた。

「普段学校では絶対に発言しないけど、ここだと発表できる。毎日通いたい」って言う生徒さんもいるんだとか!

コロナの“せいで”、色々大変だけど

コロナの“おかげで”、新しいアクションが生まれているのも事実。

“せいで”ではなく、“おかげで”を使いながら、今何ができることにわくわくした者勝ちだな。

そんなことを体感した。


最後に、小学生から頂いた、貴重なコメントを。

(私が画面に出て自己紹介していた時にピコンッとチャットに送られた)

画像14

おおお子どもは素直だ〜!!!

上の猿みたいな表情をしながら、眉毛濃く描きすぎたかな…と1人反省中でございます。

ミライLABOさん、タイモブさん、貴重な機会を本当にありがとうございました!!

明日もみなさんにとって、いい1日になりますように!

#11本目


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
その「スキ」で今日も1日頑張れます☺️
723
言葉の企画2020。社会人1年目。 好きな言葉は "出会いは世界を広げ、別れは世界を深くする"。 バックパックと写真が好きです。映画とおしるこも、大好きです。 自分の目とカメラを通して、日常や非日常をゆるく発信します。 上に広がっているのは、マサイ族が住むタンザニアの名もなき村。