MURANO

40歳を機に脱サラし精神修行の旅に出ました。これからは「持続可能な未来を見据えた新しい…

MURANO

40歳を機に脱サラし精神修行の旅に出ました。これからは「持続可能な未来を見据えた新しい生き方」を見つけたいと願っています。

最近の記事

フィリピン バナウェのライステラス〜世代を超えた繋がり〜

いま語学留学でフィリピンに来ています。 今回僕が選んだのはルソン島北部にあるバギオという避暑地にある語学学校で、麓まで下りれば綺麗なビーチがや素晴らしい世界遺産がたくさんあります。 そこで昨日、連休を利用して(今日はフィリピンの独立記念日)訪れた バナウェというユネスコの世界遺産にも指定されたとてつもない規模の 棚田がある村でsustainableかつecologyな生活に触れてきました。 麓の町からでもバスで10時間以上かかるバナウェのような人里離れた土地にまでテクノ

    • 雲仙 オーガニック直売所タネト

      長崎から車で1時間半、温泉地としても有名な雲仙の麓でオーガニック野菜を中心とした直売所を営むタネトさん。 近年、オーガニックという言葉はファッショナブルな意味合いも兼ねてハイセンスなライフスタイルにとっての欠かせない要素となっているためそれを追い求めなければというストレスに悩まされがちですが、この場所は人の繋がりに重きを置いているのでお店全体に暖かな空気が流れていてとても心地良い。 ここでは地元の農家さんの想いを本人から直接聞くことができるため、人と人との繋がりが自然と生ま

      • アーユルヴェーダの真髄に触れて感じたこと

        アーユルヴェーダの本場、南インドのケララで1週間の入院治療を体験してきました。 これまで西洋医療に関わってきた経験から、それとは違う種類の医療についても知ってみたかったのと、サイエンスとは別の視点からこれまで携わってきた医療を見つめ直してみたいという想いから施術に臨みましたが、実際に経験してみてその奥深さに驚かされました。 やはり特徴的なのはオイルマッサージですが、それは数ある要素の一つで、朝夕のヨガに始まり完全菜食の薬膳料理に至るまでの規則正しい生活リズム全体をアーユル

        • 楽園を探して世界最大のエコヴィレッジ オーロヴィルへ

          もしこの世界にユートピアがあるとするならば、それはどんな場所なのだろう。 チェンナイから南へ162キロ。白壁のコロニアル建築が建ち並ぶ美しい街、プードゥチェリーからリキシャーを走らせること30分。 そこにあるのが偉大なるヨギーであり世界的グル(精神的指導者)オーロビントの意思を受け継いで長年にわたり拡大を続けてきた世界最大のエコヴィレッジ オーロヴィル。 ここは世界中の人々が集い、あらゆる主義や宗教、政治、そして国境を越え、平和と調和のもとに住むことの出来るユニバーサルタウン

        フィリピン バナウェのライステラス〜世代を超えた繋がり〜

          Moved by Love Retreats in Ahmedabad

          ここはかつてガンジーが平和活動の拠点としたグジャラート州の中心都市、アーメダバード。 今月ここで行われた4日間のリトリート合宿に参加してきた。 このリトリートはギフトエコノミーの第一人者であるNipun Mehtaが主催しておりプログラムの全てがボランティアの支援と参加者の愛と平和への志で成り立っているという世界でもあまり例のないギャザリングだ。 今回の合宿を通して、各国から集まった様々な背景を持った仲間から世界をよりよくするために何をすべきかを考えたり、アクティビティや

          Moved by Love Retreats in Ahmedabad

          Merry Christmas from KARMA KITCHEN

          もし人々の営みが全てギフトエコノミーによって成り立っていたならどんな世界になるだろう…そんなことをクリスマスのインドで考えてみた。 ここはガンジーが平和活動の拠点としたグジャラート州の中心都市アーメダバード。 この素晴らしくも混沌とした街の喧騒を掻き分けとある雑居ビルに登っていくと、その屋上に運営の全てがボランティアによってなされているSeva Cafeはあリマした。 ここでは食事を賄うのはゲスト本人ではなく前に訪れた人。つまりこのレストランで食事をした人は次に訪れる誰か

          Merry Christmas from KARMA KITCHEN

          【BROWN'S FIELD 中島デコさん】

          パーマカルチャーデザインコース(2022.11 2nd half)の合間 この地に根付き「暮らし」を実践することで文化の土壌を育てて来られた ブラウンズフィールド中島デコさんにお話を伺うことができた。 デコさんがこれまで暮らしや営みの中で意識してこられたこだわりのひとつ それが「廃棄ゼロ」 ものを捨てないということは私たち日本人の心に深く根付く大切な意識 だが同時に消費社会の中でつい忘れがちな過去の価値観ともなりつつある。 デコさんが素敵なのは それを苦行ではなく今あるも

          【BROWN'S FIELD 中島デコさん】

          【PERMACULTURE DESIGN COURSE 2022.11 2nd half】

          パーマカルチャーとはPermanent agricultureの略語 ただし、それは単に農的暮らしを営むためのノウハウでなく 自然と供に歩む私たちの生き方そのもの。 そう捉えるとむしろPermanent cultureに近いと思う。 これまでの「やり方」をいくら変えても 既存の枠組みで物事を捉えてしまう限り真の解決には至らない。 パーマカルチャーはこれからの私たちに 新しい「見方」 を加えてくれる貴重な学びとなるだろう。 さあ、今日から新しい視点で僕らの未来をデザインし

          【PERMACULTURE DESIGN COURSE 2022.11 2nd half】

          ゼロ・ウェイストへの道〜徳島県上勝町の取り組みより〜

          ここは徳島県の山間に位置する人口1500人の小さな町、上勝町。 この町は2003年から「ゴミ排出ゼロ」を目指した取り組みを今日まで20年近くにわたり行なってきた。 この町の凄さは、今ほど環境問題に対する人々の意識が高くなかった時代から既にそのような取り組みをスタートさせていたところにある。 まずは、「そもそもゴミとは何だろう」という根本的な問いから始めてみたい。 この地球上には約175万種の生物が存在すると言われているが、ゴミを出すのは人間だけ、という事実に私達は気づかなけ

          ゼロ・ウェイストへの道〜徳島県上勝町の取り組みより〜

          パーマカルチャーセンター上籾〜デザインをとらえ直す〜

          ここは岡山県久米南町にあるパーマカルチャーセンター上籾。 この素晴らしい環境の中でパーマカルチャーが体現する全ての要素を暮らしの中に取り入れ、実践しているのが、PDC(今僕が受講しているパーマカルチャーデザインコース)の講師でもあるカイルだ。 私たちが普段生活する中で、デザインという言葉の印象をたずねられると人工的な要素(モダンで洗練されているetc.)を連想しがちだが、カイルがこの場で表現しているのは、より人間的で自然に寄り添うような環境デザインだ。 具体的には 水や食

          パーマカルチャーセンター上籾〜デザインをとらえ直す〜

          パーマカルチャー・デザイン・コース〜世の中に対する見方を変える〜

          先日千葉県いすみ市にある「パーマカルチャーと平和道場」で開催されたパーマカルチャー・デザイン・コース(略してPDC)に参加してきました。 PDCとはパーマカルチャーデザイナーを養成するための実践講座で、1979年にビル・モリソンがオーストラリアのタスマニア島で開催したのが発端となり、今やそのムーブメントは世界各国へと拡がっています。 今回参加してみて起きた自分の中での一番大きな変化は、世の中に対する「見方」 例えばコンポストトイレや雨水タンクなどのシステムを通してエネルギー

          パーマカルチャー・デザイン・コース〜世の中に対する見方を変える〜

          Dartington TrustとSchumacher Collage〜本当の世界平和のために今できることとは〜

          イギリス西部にある小さな町トットネスの郊外に広がる大地。 ここが夢にまで見たDartington Trustが運営するシューマッハ・カレッジだ。 ここでは主に芸術・エコロジー・社会正義といった次の時代を創造するにあたって必要な価値観を育てるオルタナティブな教育が行われている。 もともとDartington Trustは平和を志す2人の資産家の理念により創設された慈善団体だが、この場所で学ぶことができるのは、世界でもごく限られた幸運と努力の才能に恵まれた一握りの人だけ。

          Dartington TrustとSchumacher Collage〜本当の世界平和のために今できることとは〜

          アルベルゴ・ディフューゾ〜南イタリアでのローカリゼーション〜

          かつて洞窟都市として栄えた南イタリアの街、マテーラ。 その歴史は古く中世にまで遡る。 とりわけ洞窟の内部を教会として利用した洞窟教会に入ると、この土地が背負わされた悲しい歴史に思いを馳せざるをえない。 そんな街が世界遺産に指定されてからは、多くの観光客がこの地を訪れるようになり、かつての洞窟は今では宿泊施設として有効活用されている。 伝統的な暮らしの中に溶け込みつつ、まるでそこに住むように泊まることができるアルベルゴ・ディフューゾは中世の歴史を今に伝えるイタリアならではの

          アルベルゴ・ディフューゾ〜南イタリアでのローカリゼーション〜

          新しい未来を探す旅へ〜シューマッハ・カレッジ Jonathan Dawson教授との対話より〜

          出口の見えない閉塞感に包まれたこの世界をどうすれば変えることができるだろう?そんな答えようもないような問いに挑む人達がいる。 先日、トランジションタウンとして有名な英国トットネスのシューマッハ・カレッジで経済学の教授を務めるJonathan Dawsonとオンラインで繋ぎ、そこで行われているホリスティック教育をじかに体験するというワークショップに参加してきた。 その教育とはまさに「正解のない学び」 これこそ かつては競争に勝つことにより得られた成長 が今や限界を通り越し

          新しい未来を探す旅へ〜シューマッハ・カレッジ Jonathan Dawson教授との対話より〜

          芳泉茶寮〜本当の生き方を探す旅〜

          ここは緑豊かな千葉県の山間にある田舎町、長南。この町にある築160年の古民家で茶寮を営むご夫妻に会いにいった。 こちらのお店は営業日がかなり限られているため、ピンポイントでお互いの都合が合わない限り予約を取ることができない。 実際にこの日も何組かの方々が表に様子を見にきては事情を理解し出直されていた。 なぜわざわざこの場所へ行こうと思ったのかというと、ご夫妻が私の瞑想の師匠であるということと、信博さん(旦那様)のキャリアに関心があったという2つの理由による。 信博さんは

          芳泉茶寮〜本当の生き方を探す旅〜

          心を止める〜止心庵での滞在〜

          ここは高知県四万十市の山間にひっそりと佇む 日本人とアメリカ人夫妻が営むゲストハウス 「止心庵」 特にこれといって何があるという訳でもないが 昼間はご夫妻のさりげなくも温かいもてなしに 心が洗われ 夜間は物音ひとつしない静寂の中で 格別な瞑想体験に耽ることができる。 ともするとふとしたことに心が乱れる日常生活 心を平静に保つことがマインドフルへと繋がる ここで過ごせばそんなシンプルな事実に 誰もが気づかされるだろう。 #ローカリゼーション #止心庵 #マインドフル

          心を止める〜止心庵での滞在〜