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ゼロ・ウェイストへの道〜徳島県上勝町の取り組みより〜

ここは徳島県の山間に位置する人口1500人の小さな町、上勝町。
この町は2003年から「ゴミ排出ゼロ」を目指した取り組みを今日まで20年近くにわたり行なってきた。
この町の凄さは、今ほど環境問題に対する人々の意識が高くなかった時代から既にそのような取り組みをスタートさせていたところにある。

まずは、「そもそもゴミとは何だろう」という根本的な問いから始めてみたい。
この地球上には約175万種の生物が存在すると言われているが、ゴミを出すのは人間だけ、という事実に私達は気づかなければならない。
つまりゴミはかつて地球上に存在しなかったもので人間が人間の都合で作り出したものだということだろう。
その代償として今、私達に課された課題は非常に大きなもので、スケールも幅も複雑かつ多岐にわたるため、つい問題そのものから目を背けたくなるが、この先の未来のためにも決して避けては通れない。

このような大きな問題に対して私達が取れる有効なアプローチとは何だろう。
それは、これをやれば一気に全てが解決するような単純な方法ではなく、一人ひとりの小さな意識改革の積み重ねによるボトムアップ。
上勝町の例を挙げると、各家庭から出されるゴミは45種類に分別され、可能な限りアップサイクルされている(リサイクル率80%)そうだが、これも住民それぞれの行動あってこそ実現されるものだ。

だからこそ、この大きな課題に一人ひとりがしっかり向き合い、その解決に向けて自分は一体何ができるだろうか、ということを生活の一場面一場面に具体的に落とし込んで深く考えることがとても大切だと思います。

#ゼロウェイスト
#上勝町
#サステイナブル
#ローカリゼーション

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