日本の美容師ってすごい :アイルランド留学【41日目】
昨日初めて現地で散髪をしてきました。
自分的には大失敗でしたが、語学学校のクラスメイトには「いいじゃん〜」くらいしか言われなかったので、ヨーロッパ人からしたらアジア人がどんな髪型していようが大して変わらないだろうという学びを得ました。笑
そして、その流れで、美容院や床屋に行くときの金額についての話題になりました。
私が髪を切ってもらったダブリンの床屋は、カットとシャンプーで€25、だいたい¥3,000くらいだったので、日本と比較してもそこまで変わらないなぁと思っていましたが、他の国から来た友達にはかなり驚かれました。「高すぎだろ!どんな高級店行ってるんだよ!」と。
むむむ、と思い、ブラジル、トルコ、フランスの友達に聞いてみると、だいたいみんな€10とかで髪を切るらしく、女性でもそれくらいの金額が普通とのことでした。日本の女の子が美容院行くと下手したらその10倍くらいかかることもあるんじゃないでしょうか。
なぜ日本はこんなに美容院代が高いのでしょうか。おそらく、物価の高さ以上に、美容師の技術力の高さがあるのではないかと思いました。
昨日散髪して感じましたが、アジア人の散髪に慣れていないということ差し引いても、おそらくアイルランドよりも日本の美容師の方がはるかに技術力が高いです。ある程度髪が伸びた場合を見越してカットする技術や、パーマやカラーも含めて、その人に似合うスタイルで仕上げるスキルは世界の中でもかなり上位に位置するのではないでしょうか。
ではなぜそこまで技術力の差があるのか、という疑問がまた湧いてきますが、たぶん、欧米人のヘアスタイルは適当にカットしてもかっこよく見えるからなんじゃないかと思います。すこぶる雑な考察です。笑
改めて道ゆく人たちを見てみると、彼ら、彼女らのヘアスタイルってよくわかりません。シンプルに短い、長い、くらいの差しかありません。日本人みたいにワックスつけてバッチリセットしたり、髪を巻いたりみたいなことをしている人はほぼ見かけません。しかし、それでいて、全体的に顔面パーツのクオリティが高いため、なんだか全て仕上がっているように見えてきます。高い鼻とブルーの瞳で全てをカバーしてくるゴリ押しプレイです。
アジア系の顔立ちを卑下するつもりはありませんが、やっぱり、白人の顔立ちっておしゃれですよね。クラスメイトのフランス人の女の子も、すっぴんで学校にきてますが、めちゃくちゃ美人です。
だからこそ、美容師の技術は発達する必要性がなく、日本のように緻密な技術を得ることなく今にいたるのではないでしょうか。一度アイルランドで散髪しただけなので、完全に独断と偏見ですが。笑
日本は、欧米人のようなフィジカルクオリティを持っていないからこそ、そこをヘアスタイルで補っているのではないでしょうか。
ただ、この「足りない要素をカバーするために技術に磨きをかける」というところが、資源が乏しくても技術力を駆使して製造業で経済成長を遂げてきた日本っぽくていいなぁ〜と思いました。
こういう職人芸みたいな部分はやっぱり日本はすごいですね。日本の美容師も、世界に飛び出してきたら、少なくとも技術力では負けないのではないでしょうか。
こんな感じで、日本のすごいところも改めて発見できるのがおもしろいですね。
みなさん、金曜日がんばりましょ〜。
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