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詩じゃない集まり

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詩ではない創作のあつまり場。エッセイや小説がいます。
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#書く

たまに虚無#10

読みづらいけどいいや。

たまに虚無#9

あれ? すごく不思議だ。せっかくのお休みで、生理も終わりかけなのに何をしても気分が晴れない。〜したい、という意欲が湧かない。 片付けで部屋はすっきりしてきてるのに、すっきりしてないところにばかり目がいって、嫌悪感さえ芽生える。 しばらく来ないなって思ってたのにやってきた。虚無ってそういうタイミングでやってくる。 虚無と一緒にずるずる引きずられるように、こういう嫌悪感とか嫌な感情の中にいる時に大体の確率で思い出してしまう人がいる。 生まれた地で家が近所とか、母親同士が仲

たまに虚無#8

夜更かしする。を続けてる。なんとかなってる。 とかなんとか呟いていたのだが、ついに寝坊をかました。 スマホを機種変してからAppleMusicも始め、アラーム音もピピピ…とかじゃなくてバンタンの曲にした。 〇時にセットのButterは一瞬、その30分後にセットしてるEgoは即止めて、そのまま寝た(みたいって気づいたのは後になってから) Egoからの30分後セット、Ma cityで目が覚めた ら、いつも家を出る時間の数分前だった。 瞬時に状況を把握した私は(エラい)、

たまに虚無#7

テレビ見ようか、そんな気分じゃない。 Amazonプライム、いまいち。とか言ってるうちに契約期間終わっちゃった。 本読む、いま読みたいの思いつかない。 お風呂入るか。………………え〜〜〜何でこんなにため息が……… おいおい…また来てるじゃねぇか…虚無が。 虚無中のつかの間にある「書こう」という意欲をつなぎ合わせて、noteを書くけど完成するんかい…と気は遠くなる。またPMSも来てしまった。 「模様替えをしたい」と思いたってからもうすぐ半年がたつ。 引越しほどではないが、

たまに虚無 #5

「たまに虚無から抜け出した」と思ってたのは思い込みだと気づいた。何もやりたくない。せっかく生理が来たのに。生理が去って体や肌の調子が良くなるのに、虚無はどんどん大きくなってく。 この数日間、虚無。もう面接嫌なのに面接の予定が入る面接受けなきゃ現状から抜け出せない。地元の友達に聞いてほしくて慰めてほしくてLINEを送った。鼻がムズムズしてくしゃみが出る。面接の日は花粉症の薬を飲んでおこうと思った。 Kindleを買い取ってもらおうと思った。アプリで読めるし、前に受けてたコン

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たまに虚無 #4

夢を見た。 ある人(名前を伏せなきゃいけないわけじゃなく、知らない人だけど夢の中では知ってる人で知り合い)から私に電話がかかってきてるのに、私のスマホに「電話に出る」という類のボタンが表示されず私は電話に出ることができない。何度も着信があり、その1回ごとの着信は長い。電話に出る類のボタンが表示されないから、私は電話に出るために設定やら別のボタンを押したり試行錯誤するけど、ずっと電話に出ることができない。何で出れないんだろう…と焦る。「何で出れないんだろう」は言葉としても出た。

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たまに虚無 #3

無印で目的のものを買えた私は、髪を切りに近所の床屋に行った。 前髪は短く、おかっぱ頭を継続するために1ヶ月に1回のペースで髪を切りにいく。カラーを入れるのは栃木の実家近くの美容院でやってもらうけど、短いスパンのカットは安い方がありがたい。その床屋は1100円で切ってくれるのでありがたい。以前にスーパーでどこぞのおばあちゃんに「上手な人に切ってもらってるのね。似合ってるから、これからも同じところに行くといいわよ」と褒めてもらったこともあり通っている。 もうひとつ、チェーン店で

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たまに虚無 #2

たまに虚無になる中、その感情を嫌というほど味わいながらもnoteを書いていたら少しずつやりたいと思うことが出てきた。仕事を終えて家に帰ったらまた虚無に突入かもしれないが、やりたいと思うテンションの時に思いついたことを駅のホームでメモ帳に打つ。 脈絡はないが型式だの言葉だの考えてると途端にやりたくなくなる。虚無は時間との戦いだと思ってる。メモは私が理解して把握していればいいのだ。それにしても眠い。眠い中ちゃんと乗り換えできて会社の最寄駅で降り始業時間にちゃんと間に合った。えら

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たまに虚無 #1

たまに虚無っぽくなる。定期的になる。何もやりたくなくなる。Amazonプライムで見たかったドラマや映画を見たいと思っていたのに見ようとしない。「見たい」とすごく思ってた作品に限って見ない。もうすぐAmazonプライムの無料期間が終わってしまうというのに。シグナルの原作は途中までになってたから続きを見ようと思ってるのに。面接の連絡が来たのに面接対策をしていない。現状から抜け出したい、やってみたい、と思ったから応募したのにやってない。模様替えするとあれだけ張り切っていたのに全く進

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【短編小説】紅茶の湖

君といると、疲れる。 君は無邪気で身勝手で、自分のことを聖女か純真無垢な少女だと思ってる。 君は僕に何を見てるの? 君が作りあげた僕は、いつも僕と対極の位置に立っているね。 僕なのに、あれは誰? もう、わからない。 「由央くんはね、特別なの。真っ白な世界にいるの。私のこと包み込んでくれる。はじめて会ったとき、やっと逢えたって思った。 由央くんと一緒なら、私はきっと、どこへでも行けるの」 そう僕の耳元に語りかけて、ぎゅっと僕のことを抱き締める。 僕は君の長い髪を撫でる。

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超甘党になりたい

チョコレート好きを自負しているけどホワイトチョコは苦手だし、ビターチョコの方が好みで、チョコレート好きになりきれていないという失格証明だ。 全てのチョコを愛せない私は超甘党に憧れている。 「甘くておいしい大好き」と恍惚の表情をしたい。 ひと口ほおばると「あっまぁ」と眉間にしわを寄せる私じゃなくて「あまい」と腹の底から言いたい。 超甘党になりたい。

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結婚願望もないし恋人も欲しくないという私の選択

「なんでですか?」 この前はじめてお会いした人に、とても不思議がられた。 あぁ、またか。この感じ。 「この感じ」に私は正直うんざりしてる。 「なんでですか?」の前にもいくつか質問されて答えたけど、私の質問の答えが不思議なようだ。 「彼氏いますか?」 「いません」 「好きな人は?」 「いません」 「恋してますか?」 「してません」 そして「なんでですか?」に行きついたのである。 「今はいいかなって思ってるし、その"今はいいかな"が続くのも良いと思ってます。結婚願望

ひたすら青

絵が描きたいな。青だけで描く絵が描きたい。 先々月くらい前に「しばらく絵は描かないだろうな」と思って紙やキャンバスを片付けた私に「また描きたくなっちゃったねぇ」と話しかけながら絵の具と筆を取り出した。 青が好きだ。いつから好きかは、思い出せない。「○○ブルー」という名前の絵の具だけで描くのははじめてだった。 まだ乾いてない。乾くまで、絵が動いてるんだと思った。乾いたら完成。 次は紙に描く。 描きながら思い出したことがあった。 大学生のとき美術部に入っていて、ギャラ