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リーン・スタートアップ

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「リーン・スタートアップ」関連記事のまとめです。 #リーンスタートアップ #リーン・スタートアップ #リーン
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記事一覧

MVPだからといって雑なコードを書かない方が良いという話

新規プロダクト構築の支援をすることが多いのですが、MVP(Minimum Viable Product)だからという理由で雑なコードでプロダクト開発を進めている会社をよく見かけます。 「どうせ捨てるから」だとか「検証目的だから」といった言葉によって雑なコードが許容される風潮にありますが、それは悪い選択であるということをこのエントリで説明していきます。 MVPを用いる期間は想定よりもとても長いMVPという言葉が一人歩きして久しいですが、あなたがMVPと呼ぶそのプロダクトはい

エクサウィザーズのPMが考える最強のプロダクトマネジメントプロセス / AIプロダクト事業部 宮田大督

こんにちは。ExaWizards という会社でPM(プロダクトマネージャー)をしている宮田(twitterアカウントは@miyattiです)です。エクサウィザーズ に入社してもうすぐで2年になります。いろいろやってきましたけど、最近はずっと「CareWiz 話すと記録」というプロダクトのゼロイチのPMをやっています。 今回はエクサウィザーズ でやっているプロダクト開発のプロセスの一例を紹介させていただきます。 エクサウィザーズ 自体なんの会社なの?コンサルの会社でしょ?と

App Storeで3位になったアプリをどうつくってきたのか?

新規事業でつくったMVP(iOSのアプリ)が昨年末(2021年12月31日時点) App Storeの「グラフィック/デザイン」「無料」カテゴリで3位になりました✨ ちなみにこの時の1位は2億DLのお絵かきアプリ、2位は10数カ国対応の着せ替えアプリでした。 このアプリをどうやってつくっているのかちょっとご紹介させてください。 どんなアプリ?推し活アプリ「Oshibana」をつくっています。2021年9月22日にリリースしたアプリで、当時は自分の推しの画像と様々な機能を

愛されるプロダクトを作る秘訣!ユーザーになりきるコスプレUXとは?

この記事は「フルリモートデザインチーム Goodpatch Anywhere Advent Calendar 2020」の23日目の記事です。 ディップ株式会社 & Goodpatch Anywhereでプロダクトオーナー/UXデザイナーをしている”かめちゃん”です。 日本酒とゲームが大好きです。プロダクトオーナー、プロジェクトマネジメント、UXデザイナーを状況に応じてやっています。 今回は、ユーザーに利用されて愛されるプロダクトを作れるようになる、誰でもマネできるコスプ

まだ誰も気づいていないコムドットの戦略の本質を東大生が分析してみる

(追記:やまと本人がtwitterでこの記事をいいねしてくれていたようです。嬉しい! ありがとうございます。) (本気出して書いたら13000字の論文になりました。誰が読むのか謎すぎるが、読んでくれた友人からは「めちゃくちゃ面白い!」と言ってもらえた。) 「そもそもうちの妹コムドットとか見てるタイプだからさ。」 -ある東大生の発言より コムドットやまと、好きですか? 嫌いだよね?俺にはわかる。 残念ながら筆者の周囲でコムドットを見ている人は少ないです。twitterで

ミルクボーイがUIとUXの違いを説明したら

挨拶内海「どうもお願いします。ありがとうございます。今、NFTアートをいただきましたけどもね。ありがとうございます。こんなんなんぼあってもいいですからね」 駒場「いきなりなんですけどね、うちのおかんがね、好きなIT用語があるらしいんやけど」 内海「そうなんや」 駒場「その名前を忘れたらしいねん」 内海「IT用語の名前忘れてまうってどうなってんねん。あれやろ、IT用語ゆうたらどうせ、デザイン思考か、アジャイル開発か、リーンスタートアップやろ!」 駒場「俺もそう思ったん

【これぞリーンスタートアップ】 チャネルトークのヘルプページの素晴らしさ 【notion活用】

【目次】1.チャネルトークと私の関係 2.チャネルトークのヘルプページの素晴らしさ 3.最後に 1.チャネルトークと私の関係 Hello, エブリワン!How are you!皆さんお元気でしょうか! チャネルトーク Advent Calendar 2019の記事を書かせていただく岡野と申します。 私とチャネルトークの関係を簡単に書きますと、チャネルトークのCCO(Chief Customer Officer)の坂本さん、通称、あやーそんの前職であるコンサル会社の同

デザインリサーチとリーンスタートアップのプロセスに橋を架けようとする話

こんにちは。fujitakuです。 ようやく落ち着いて、GW中に2本目が書けております。 デザイン思考のプロセスもリーンスタートアップも初めて聞いたときは、なんだか良さそうなアプローチだと認識しているものの、実際、自分の業務にそれぞれのアプローチの考え方を適用するにあたっては、自分事化できずに概念を知って終わってしまうことって案外多いのではないかと思っています。私自身、木浦さんのデザインリサーチ研修受講後、1年間くらいこのような状態が続いていたのだなと実感してます。 デザイ

読書感想|THE LEADER’S GUIDE リーンスタートアップ式新時代の組織を作る方法 超実践編 著者 エリック リース

Audibule限定リーダーズガイドを聞きました。2012年より注目された起業の手法ですが、まだまだ手法として取り入れられそうな部分があり、若干の注意を行えば現代の組織や、当社でも取り入れられるものだと感じました。事例も対話形式でされていて、解りやすかったです。 リーンスタートアップ基本となる5つのステップ①顧客の視点から問題・チャンスを特定する ②要となる仮設の特定 ③MVP(Minimum Viable Product)を用いた実験 ④実験から得られたものを学びの

リーンスタートアップを"正しく"実践すれば絶対成功する説を検証したい

「リーンスタートアップを"正しく"実践すれば絶対成功する説」 数年間ほど事業開発に携わり、個人でも新しいtoCサービスの開発に取り組む中でこの仮説が思いついた。 そもそも、方法論よりも本人の情熱・実行力の方が成功要因としての重みが大きく、方法論に基づいて実践すれば必ず成功を収めるということはないだろう。とはいえ、何らかの方法論に則って事業開発に取り組まなければ、目標達成の確率は下がるか、無用な時間を費やすことになるのは間違いない。 実際にプロジェクトを進めていくと、書籍

-スタートアップが成功するには方法がある-リーンスタートアップ要約

▼目次 ①リーン・スタートアップとは? ②リーンスタートアップに必要な3つの考え方 1 スモールバッチ 2 MVP 3 革新会計と方向転換 ①リーン・スタートアップとは リーンスタートアップとは、最低限のコストで試作品をつくり続け圧倒的なスピードでPDCAサイクルを回しまくり、顧客が満足できる製品へと作り上げていくマネジメント方法のことです。  近年、日本でも年間15万に及ぶ数の起業がなされており、開発・仕事のスピードはどんどん増しています。これだけの数の企業でも生き残るこ

改めてリーンスタートアップの要点まとめ(過去3回分の内容を一つに統合)

※この記事は引越し前のブログで2018年に書いた記事を転載したものです。 ここ2、3年の仕事はプロジェクトをアジャイルで進めることが多く、かつ今度リーンスタートアップで提唱されているプロセスを採用するということで改めてリーンスタートアップを読んでみた。 以前読んだときは自分の仕事がウォーターフォール主流ということもありサクッとしか読んでなかったが、今回はちゃんと読んだので自分の頭の整理用にアウトプット。 ざっくり全体概要 リーンスタートアップとは、スタートアップ(社内スタ

デザイン思考とリーンスタートアップ

アイデアの実現に向けた話をしましたが、今回もそれに関連して、「リーンスタートアップ」と、「デザイン思考」の関係についてです。 リーンスタートアップリーンスタートアップはご存知の方も多いと思いますが、エリックリースの著書「リーンスタートアップ」で有名な、特にシリコンバレーなどで実践されていて、スタートアップの立ち上げに有効なプロセスです。 詳細に関しては、是非本などを読んでいただきたいのですが、 重要なプロセスは、 仮説→構築→計測→学び のサイクルで、 これを「できる限り

リーンスタートアップの罠

去年の5月に『ズボラ旅 by こころから』という、LINEで相談しながら旅行を予約できるサービスをリリースした。 あれから1年半くらいが経ち、まもなく新しいプロダクトをリリースしようとしている(ありがたいことにズボラ旅も引き続きご好評いただいております!)。 ズボラ旅は、チャットというメソッドによってオンラインにおける旅行の予約という体験を刷新するためのプロダクトだったが、今回リリースするものはメソッドではなくもっと根本の、旅行を計画し、予約するという一連の行動に対する自分