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🗂️ Design Materials
-#デザイン思考 #ツールキット:クライアントのコンテキストとニーズを調査したい場合

革新的なソリューションに到達するための実用的で反復可能なアプローチをとるための「ビジネスを設計するために必要なすべてのツールキット集」
今回はクライアントのコンテキストとニーズを調査したい時に使えるツールキットをご紹介したいと思います。

1. ホット・エアー・バルーン

新しいブランドデザインを手がける時も、デザインプロジェクトにも、キャンペーンのアイデアを開発するときも、遊び心のある方法で基盤を作ることは大切です。

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この単純で適切に構造化されたプロセスで、長所、短所、外力、利害関係者、および目標をすべて特定することを目的とした比喩的な方法です。

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2. ライトニングトーク

💡ライトニングトーク(英: Lightning Talks)とはカンファレンスやフォーラムなどで行われる短いプレゼンテーションのことです。LTとも略されたりもします。様々な形式がありますが、持ち時間が5分という制約が広く共有されています。

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ライトニングトークは、デザインスプリントの中核となる方法であり、デザインスプリントの課題における所有権を構築するための強力な機会です。 デザインスプリントを開始する前に、ライトニングトークを計画および設定します。

目標や成果物によっては、これらの講演に最大半日を費やす場合があります。すべてのライトニングトークが終了したら、共有セッションを開催して、チームが思いついたすべての機会をキャプチャして共有します。トピックには、ビジネス目標、調査、テクノロジーレビュー、および法的考慮事項、重要なレビュー、競合分析など、課題に関連する可能性のあるその他のものをすべて網羅する必要があります。 対象は業界や分野によって異なります。

https://designsprintkit.withgoogle.com/methodology/phase1-understand/lightning-talks

3. 過去・現在・未来

ワークショップの形は、目的や参加者の属性によってさまざまありますが、今回は、企業の課題を棚卸しながら、未来像を導き出すためのアクティビティをご紹介します。

1. 共有
業界の未来像についてお互いの考えをヒアリング。いいところはピンクの付箋、悪いところはブルーの付箋、業界の未来像はイエローの付箋に書き出します。このとき、聞き手は自分の意見を挟んだり批評することなく、相手の話をしっかりと聞き出しましょう。

2. 棚卸し
グループをつくり、付箋に書き出した内容を過去・現在・未来の時間軸に沿って因果関係を整理。時系列を書いた紙を用意し、原因を下半分、結果を上半分に張り出していきます。このとき、因果関係で不足している部分は付箋を付け足していきます。


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https://www.nngroup.com/articles/empathy-mapping/

共感マップはデザイン思考の最初のステップとも言われています。
共感マップでユーザーの気持ちや行動を視覚化することで、チームはエンドユーザーの深い理解に合わせることができます。マッピングプロセスでは、既存のユーザーデータの穴も明らかになります。

UXデザイナーとして、ユーザーに代わって提唱するのが私たちの仕事です。ただし、そのためには、ユーザーを深く理解するだけでなく、ニーズに優先順位を付けるのを助ける必要があります。アジャイルコミュニティとデザインコミュニティ全体で広く使用されている共感マップは、両方を実現するための強力で基本的なツールです。

4. ゴールツリー

ゴールツリーは、大きなゴールを最初に達成する必要のある小さなサブゴールに視覚的に分解するのに役立つマインドマッピングの形式です。 大きな目標は、毎週および毎日のタスクが明らかになるまで、徐々に小さなサブ目標に分割されます。

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この構造を使って、実施したいことの目的を明確にし、さらにその上位の目的を考えていくことによって、視野を広げて、対策を考えることができます。

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5. ビジネスモデルキャンバス

💡ビジネスモデルキャンバスとは、ビジネスの構造を可視化したフレームワークです。

アレックス・オスターワルダーとイヴ・ピニュールによって開発されました。新規事業を立ち上げる際、自分たちのビジネスモデルに対する理解を深め、社内や出資者への説得力のある説明が必要になってきます。

既存事業においても、現状確認を通じてビジネスモデルの優位性や弱点の発見をすることで、より強固なビジネスモデルにブラッシュアップすることができます。

その際の、組織内で共通認識を持つための設計図と言えます。

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6. サービスブループリント

サービスブループリントとは、「あるサービス提供のプロセスにおける、ユーザー体験・サービス提供者双方の動きを時系列で表したツール」のことです。ビジネスがユーザーエクスペリエンスを提供する方法を最適化するために、組織のプロセスを視覚化します。

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サービスデザインは、(1)従業員のエクスペリエンスを直接改善し、(2)間接的に顧客のエクスペリエンスを向上させるために、ビジネスのリソース(人、小道具、およびプロセス)を計画および編成するアクティビティです。サービスブループリントは、サービス設計プロセスで使用される主要なマッピングツールです。

今回は「クライアントのコンテキストとニーズを調査したい」時に使えるツール集をご紹介しました。

私も、色々勉強中なので、皆さまの、ご意見・ご感想をお聞かせください。お読み頂きまして、ありがとうございました。

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メルボルンを拠点にプロダクトデザイナーとして働いています。 主にデジタル・プロダクトの制作に携わっています。





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