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新規事業立ち上げマーケティング     ―エボルテック様―

はじめに

こんにちは。株式会社NOKIOO クライアントワーク事業部です。
Webサイトを起点としたマーケティングバリューサイクルのすべてのプロセスにおいて、お客様の課題を解決するマーケティングソリューションを提供しております。

この記事では、これまでにNOKIOOがお手伝いさせていただいた企業の実例をご紹介。
今回はエボルテック株式会社の松井さん(執行役員)、小山さん(WEB担当、デザイナー、設計エンジニア兼任)にお話をお伺いし、これまでにNOKIOOが行ってきたWEBマーケティング支援について振り返らせていただきました。

エボルテック様が手がけるのは、機械設計・開発におけるトータルサービス、IT・ソフトウェアの開発、電機に関わる屋内外のインフラ工事など。
幅広い業務を担う中で、今年1月には「プロダクトデザイン事業」が誕生しました。
「アイデア・企画はあるけれど、そのアイデアをどのように形にすれば良いのかわからない・・・」。
そういった方々に向け、企画からデザイン、製造までの一貫した製品企画・開発のサポートを行う事業部です。

NOKIOOがWEBマーケティング支援を行わせていただいているのがこの「プロダクトデザイン事業」です。
事業が始動して間もない頃からともにWEBマーケティング施策に取り組んできました。

今回は


  1. NOKIOOにご依頼いただいた背景と、エボルテック様が抱えていた課題

  2. NOKIOO クライアントワーク事業部が行った支援

  3. WEBマーケティング施策を実施してみての効果


についてお話しします。

1.NOKIOOにご依頼いただいた背景と、エボルテック様が抱えていた課題

「これまでのWEB制作会社というと、モノを納品したらそこで終わり、というお付き合いが多かったんです。
そうではなくて納品した後も一緒にWEBマーケティング施策をブラッシュアップしながら伴走してくれる会社がほしかった」。
そう話すのはエボルテック株式会社の執行役員 松井さん。

「プロダクトデザイン事業」を創設するにあたりWEBを活用して事業の認知拡大をしていく必要がある、とのことでNOKIOOにお声がけくださいました。

それまでのエボルテック様の営業手法は、営業マンがお客様の元へ足を運び、直接サービス品目についてお伝えする、というものでした。
しかし、新しくできた「プロダクトデザイン事業」は単に“製造する”のではなく“アイデアや企画を、デザインと設計技術でブラシュアップし製造する”事業。
プロダクトデザインという付加価値を売るとなると、どういったことができるのかを明確に言語化し、わかりやすく伝えることのできるWEBの活用が必要でした。

松井さんは「時代がどんどん変わっていく中で、エボルテックが置いてけぼりにならないように、と言うのがご依頼した最初のきっかけでした。WEBでどんな反響があるのかをまずは知りたかったんです」と話します。

新たな事業の立ち上げという点において、課題として挙げられたのが以下の2点でした。

▼「幅広い技術力がある」「豊富なアイデアが出せる」「デザインし、それを設計・製造で形にできる」といった強みがあるが、それをどう発信し、サービスにしていけばよいのかわからない。
▼どのようにWEB上でマーケティングをしていけばよいのかわからない。

「プロダクトデザイン事業で何ができるのか」をお客様にどのようにして伝えていくのか、そして集客に繋げていくのか。
次のセクションではNOKIOOが提案したWEBマーケティングソリューションについて、エボルテック様とともに行った施策について詳しくご説明いたします。

2.NOKIOO クライアントワーク事業部が行った支援

NOKIOOがサポートさせていただいたのは「プロダクトデザイン事業」の強みの抽出と、WEBマーケティングのプロセス設計・運用です。

【強みの抽出】

抽出した強みは「“単に製造ができる”というのではなく“企画、デザイン、製造までを一貫して行うことができる(もちろん部分的にも)”」というもの。
これは、競合他社と差別化できる強みです。

エボルテック様とNOKIOOとのやり取りの中で、この魅せ方でお客様から選んでもらえるのか。
そのアプローチの方法で、他社と差別化できるのか。対話し、何度も何度も議論を重ねていくことで、この強みを抽出していきました。

【WEBマーケティングのプロセス設計・運用】

① インターネット広告やSNS、検索エンジンなどから「プロダクトデザイン事業」を認知してもらう
② ①から「プロダクトデザイン事業」のLP(ランディングページ)へ流入させ、何ができるのかを理解してもらう
という流れを提案させたいただき、実行。
こちらは現在も進行中です。

①では大きく分けて3つの施策を実施しています。
まずは、GoogleやYahoo!のリスティング広告(検索結果に連動して表示される広告)の活用。
ニーズもありエボルテック様のことは知っているがまだ問い合わせするには至っていない顕在層に向けてのアプローチを行っています。
さらに、SNSの運用も開始。
Instagramをメインに、写真やイラストを使い企画・開発へのデザインの活用をイメージづけることができる投稿に注力しています。
また、自然検索からの流入数を増やすためにリスティング広告でキーワードの精査やInstagramでの#選別をしております。
そうすることで「オリジナル 設計」「製品化 デザイン」などといったキーワードで検索した際に上位表示されるようにしています。

②におけるLP(ランディングページ)は、お問い合わせに繋がりやすいページ設計に。
「プロダクトデザイン事業」の強みや、どういったステップでアイデアが形になるのかをステップ別にわかりやすく伝えています。
パソコン・タブレット・スマートフォンなど、デバイスによって閲覧しやすいデザインとなっています。
(こちらが実際のページ→https://www.evoltech-design.com/

上記の①②をマーケティングファネル(顧客がサービスを認知してから、実際に購入するまでの道筋を図式化したもの)に落とし込み、お問い合わせや集客に繋げるための設計も行いました。

実際に仮設計をした際のマーケティングファネル

この設計をもとに、毎月KPI(目標に対しての施策を計測する指標)を追っています。

より多くのお問い合わせや集客に繋げるには施策に対しての評価、改善を繰り返していくことが最も重要。
現在も継続してPDCA(Plan・Do・Check・Action)のサイクルを回しています。

3.WEBマーケティング施策を実施してみての効果

「お客様が何を求めているかわからない中で、仮説を立てて動くのが難しかったですね。
スタートした当初は具体的な行動として何をすればいいのかがよくわからなかったのですが、(NOKIOOとの)打ち合わせを繰り返しながら一つ一つの施策について、自分の中に落とし込めたのが良かったです」とWEB担当の小山さん。

自社の強みを明確に言語化できたこと、新規事業部立ち上げからWEBマーケティングのPDCA(Plan・Do・Check・Action)を順調に回すことができていること、また軌道修正が必要な場合にも臨機応変に対応できているのは「(NOKIOOとエボルテック様の担当者との間で)ちゃんとしたコミニケーションがあったから」だと振り返ります。

NOKIOOが大切にしたのは「事業を軌道に乗せる」といった共通の目標を持って“対話”を惜しまないこと。
小山さんは「施策そのものはあくまでも手段であって、ビジネスコンセプトを磨いたり、PDCA(Plan・Do・Check・Action)を回していくことに意味があり価値があると感じています。尚更、ともに伴走してくれる会社が必要だと思っているんです」と話します。

「プロダクトデザイン事業部」の今の課題は、事業を始めたばかりで会社が求める収益性がないことと、実績が少ないこと。
「徐々にお客様の反応やニーズが見えてきたけれど、それをもとにどのように事業として成長させ、収益性のあるものにしていくか」を考えるフェーズです。
NOKIOOはこれからもエボルテック様と伴走し続けます。

「お客様が持ち込んだ企画を実際に形にする『プロダクトデザイン事業』。
アイデアや企画をきちんと形にするために、お客様とともにデザインと設計技術で企画をブラッシュアップさせ、製造に必要な情報を詰めていきます。
このサービスを提供して、お客様が納得するようなものを届けていきたい。
『プロダクトデザイン事業』をどんどん成長させていきたいです」と小山さんが力を込めます。

インタビュアー|吉田遥那(yoshida haruna)
ライター|松下佳乃子(matsushita kanoko)


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