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PANK PONK magazine vol.16 読書:小学生編

子供の頃から読書が好きだった(勉強は嫌い)。好きというかもはや活字中毒だ。ちょっとご飯食べに外に出るだけでも注文した後の待ち時間に読む本ないのが嫌なので、忘れた時は部屋に取りに戻る。エレベーター待つ時間やレジ並んでる少しの時間も読む本ないのとそわそわしてしまう。無ければスマホいじってしまうと思うんだけど極力スマホいじる時間は減らしたい。特に人前でスマホいじくるのを他人に見られるのがあまり好きじゃあない。25才くらいの頃リュックひとつ背負ってインドに1ヶ月半行ってきたけどその時も読める本が無くなるのが怖くて20冊くらい持っていった。クソ重かったから反省して去年は一年くらいバックパッカーでもしてこようと思ってたのでKindleを買ったけど結局行けなくなってしまったのでまだ一度も使ってない。結局紙の本の方が起動も検索も早いんだよ。せっかちなのでちょっとした待ち時間が嫌。なので映画もブルーレイよりDVDの方が起動がクイックなので好き。画質より俊敏性重視。
ずいぶんと飽きっぽい性格なんだけど読書と映画と音楽だけは興味が途切れることもなくずっと続いている。その中でも本との付き合いが一番長い。小学低学年くらいから好きだ。(音楽と映画は中学入ってから)もっと幼い頃に特に絵本とか好きだった記憶もないんだけど。なんでなんだろうね。
学校の勉強は昔から大嫌いで宿題もほとんどしたことない(誤魔化すのは得意だったのでそんなに怒られた記憶もないけど)し、高校も中退したけど(一応専門学校行ったけど服飾だったのでいわゆる学力的な授業は受けてない)現在それなりに知識もあって自分の頭で考えたりこうやってそれなりに文章書いたり出来るのも読書が好きだったからだと思うので本読むのが好きな性格に生まれて良かったと思うよ(学校行ってなくて困るのはこれは学校教育受けてる人なら知ってるから説明抜きでほぼ誰にでも使っていい言葉や概念だなみたいな物差しがないことが会話の時に困ることが多々ある)。なので自分の読書遍歴でも整理して振り返りながら一度書いてみようと思ったのだけれど前振りもいつもながら飛びまくって長くなりすぎてしまってどう考えてもまとまらなくなりそうだ。とりあえず時系列順に適度な長さまで書いてみるぜ。
好きになったきっかけとかは特に覚えてないのだけど親が漫画は買ってくれなかったのだけど家族で本屋に行った時に活字の本なら割と気前よく買ってくれてたからかなと思う。小遣いが月に千円だったので小遣い以外で無料で手に入る娯楽が本だった。その頃(小学低学年)の頃に読んでた本で特に印象に残ってる本はドラえもんの子供向けの図鑑みたいなシリーズがあってその中の「恐竜」と「忍者」のやつだ。恐竜の方に「はるか昔にパンダが絶滅していてもし現在にパンダの化石がみつかったら、現存する熊に似ているからイラストなどでは茶色に着色されるだろう」みたいなことが書いてあって衝撃を受けた。今現在、常識や正しいとされるやルールもこともとりあえずの仮説であってとりあえず疑ってみるということをこの本によって学んだと思う。忍者の本には忍者になるための修行法が書かれてあって毎日伸びる草を飛び越えたりズボンに長い布をつけて地面につけないように走り回ったりしたなあ。一度オリジナルの丸薬を作って(小麦粉とか砂糖とか家にあったものを混ぜて団子にしたもの)ビニール袋に入れて腰に結びつけて近所の山に登りに行ったら途中で袋が破けてしまい丸薬が全てなくなってしまいパニックになってしまった。。今でもエレベーターの中にひとりだけだと片足立ちしたり爪先立ちしたりして足腰を鍛えてるんだけど、この本の影響からいまだに抜け出せてないんじゃないかと思う時がある笑。
あとは学校の図書館にあった「カメラちゃん」←あんまり覚えてないので間違えてるかも)という見たものを一瞬で記憶できる女の子の探偵ものの小説のシリーズとやっぱり「ズッコケ3人組シリーズ」たぶん自分は今でいうADHDだと思うんだけど授業とかじっと座ってられなくてみんなの邪魔になるくらいなら授業中に図書館の本を読むのはOKな担任の先生の方針だったので授業中はよく(授業と関係ない)本を読んでいた。これは今でもなんだけど読書してる時はわりと集中できる(まあ1時間から2時間くらいが限界だけどね)。図書館にあったズッコケシリーズは全部読んだと思う。背が低くて運動が得意で活発なハチベエにシンパシーを感じてた。あの小説って小学生の時以来読み返してもないし調べたりもしたことないけど“学校の運動会や文化祭がつまらないから俺らでオリジナルの会をやろうぜ!”みたいな話だと思うんだけどもしかして作者の人とかアナキストか何かだったのかなと今だと思う時がある。僕も当時自分で賞品の駄菓子とか買って自分でバトミントン大会開いたり、おもちゃを近所の山の石に隠してから暗号や地図を友達に配って見つけたらプレゼントするとかして遊んでた。大人になってから音楽のイベント企画したりするようになったのも「ズッコケ3人組」の影響だと思う。
漫画だと手塚治虫の「火の鳥」と「アドルフに告ぐ」前述したように漫画は買ってもらえなかったので家にあったその2つを何十回も繰り返し読んだ。小学低学年の僕には難しかったけど何回も読むうちに理解出来るようになってきて物語に引き込まれた。火の鳥って一冊完結なんだけど全ての話が繋がってることに気付いた時は仰天した!!しかも未来っぽいことの方が先に起こってたりするだよ!虫さえも踏まずに一切の殺生をせずに暮らす老人の真似して下をずっと見ながら蟻とか踏まないようにしたり、蚊を殺さずに息を吹きかけて殺さないようにして過ごしたりした。
おかげで「人生とは何か?」「運命とは何か?」「死んだらどうなるのか?」みたいなことをしょっちゅう考え込む子供になってしまったけれど。それはいまだに考えるけどまだ答えが見つからない。まあこれはその頃母親がエホバの証人に入会したから僕もちょくちょく集会に行って子供向けの聖書を読んでたからもあると思うんだけど。自分は神とかどうしても信じられないからエホバの証人や特定の宗教の信者ではないけど(子供向けのね。ちゃんとしたのは今でも読んだことない)聖書や一神教的な価値観ていうのは今でも自分の中で大きい存在だと思う。
小学生の時に読んだ本でもうひとつだけ印象に残ってるのはレミゼラブルを小学生向けに短くした「ああ無情」ていう小説。小学5年生の時に放課後学校の図書館で読んでたんだけど感動して動けなくなってしまった。その時に図書館に差し込んでいた夕陽まで今でも憶えている。大人になってからユゴーのバージョンの「レミゼラブル(ちくま文庫版で全5巻もある)」も読んだ。すごく面白かったけどやっぱり小学生の時の無垢な感動はなかったなあ。

何か書き始めたら案の定長くなってしまったので今回は小学生編までで。しょっちゅう文章書いたりしないんだけどたまに書くと長くなってしまいます(自分は長文読むの苦じゃないので別にいいし、むしろ長い方が好きなんだけど)。やっぱり文章書くの結構好きなのかな。
ではグッナイ!眠れないので一気に書きました。読み直して推敲するのめんどくさいのでこのままアップします。


ここ数日本読んだりこの記事書く時に聴いてる音楽。この10年くらいで自分の感情を掴まれる気分になる(心臓を直で鷲掴みにされるよう)声の持ち主はJames Blakeとxxxtentacionなのですが、この盤は出た時あまり話題にもならずジャケットもださかった(1stでは美少年だったジェームス・ブレイクが後年のチェットベイカーみたいに短期間でなっていてショック!!)ので購入のタイミングを逃していたのですが先日近所のレコ屋で安かった(700円)ので購入。超名盤の1stと同じくらい良いです。2ndと3rdより僕は好きです。


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