怒りについて 24/05/17

今日は、ぼんやりとした不安とかそういう次元ではなくて、明らかに精神が安定していない。不安は相変わらずなのであるが、今日はその不安がどうも怒りへと派生してしまったらしく、ソワソワしたり、強くイライラしたりと、安定しない。怒りの対象は様々で、具体的な人物であったり、漠然とした何かであったりもする。ただし、やはり私は怒りという感情が苦手なのである。怒っていう人間というのは、我を忘れているどころか、強烈に我を意識していると思う。つまり、その現象は「俺」という自己主張に他ならないのである。しかし、「俺」と主張し続ける精神力が、私にはない。「俺」と主張し続けるには、力が必要なのである。けれども「貴方」は存在しているのである。「貴方」は「俺」を貫くのである。常に私を呼び覚ます働きに会ってしまうと、怒りのエネルギーは、急に滑稽なものになる。

そうして怒りや、怒る私や、それを冷ます働き等と向き合っていたら、今度は何やら強烈に疲れてしまい、ゲームをしようと思っても集中が出来ない程に、ヘロヘロになってしまった。現在は大相撲中継の音を聞きながら寝転がっている。ウイスキイを飲みたいとも思わない。何かと向き合う事に、疲れてしまったのである。なお、今日も朝風呂に入って、フランス革命の入門書を読んでいた。ソワソワとイライラの原因はひょっとしたらこの本ではないかとも思う。この本で紹介される革命家は、常に何かを求め、常に何かを糾弾して、燃えているのである。「俺」と叫んでいる。この姿勢に影響をされてしまったという事は否定出来ない気がする。因みに今日も外へ行っていない。すっかり出不精になってしまった。ただし、いい天気である事は窓からの光で察しが付く。その好天が、今日はあまり心地よくない。

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