ずっと心にセーブしてある、大切なゲームとの出会い
僕がこのゲームに出会ったのは、8歳の時だった。
従兄弟がやっているのを隣で見てて、これ面白そう!やってみたい!と思い、親にねだって買ってもらったのを覚えてる。
ワクワクしながら始めてみると、
個性的で魅力あふれるキャラクターたち、
ゆったりとした魔法世界の雰囲気ながらも、どこか切なさを感じられるフィールドや街のBGM、
16種類(多!)の属性による精霊コンボバトル、
等、気づけば僕はこのゲームの虜になっていた。
「心に残ったゲーム」ということで、僕はゲーム内の「心に残ることば」を紹介させてもらう。
幸せについて
私がしあわせだと感じるのは、
ミミカキして、大きいミミカスが取れた時でぺたん。
私がしあわせを感じる時は
おいしいものを食べた時でぺたん。
私はダジャレがウケた時に
しあわせ〜と思うでぺたん。
NPCキャラクターである。こんにゃく様たちのことば。
彼らは複数人いて、それぞれ自分が幸せだと感じるものについて語っている。
幸せっていったいなんだろう。
ご飯を食べてる時?寝てる時?それとも恋人と一緒にいる時?
みんなそれぞれ幸せと感じるものが存在してる。
いったい何時からだろうか、幸せを幸せと感じなくなったのは。
小さいときは、目に見えるものすべてがキラキラしていて、ずっとワクワクしながら生活していた。
しかし、歳を取ってから、自分の中にあるワクワクが消えていった。世界が薄れていくように。
ゲームをしていても、昔みたいにワクワクすることが少なくなった。
「そうなると思ってた」
僕の経験が邪魔をする。
そんな中、noteで「#心に残ったゲーム」というハッシュタグを見かけ、パッとこのゲームが頭に浮かんだ。
急いでしまい込んでいたゲーム機を引っ張り出し、ソフトを入れ、スイッチON。
「♫♫♫〜〜〜」
これだ。これなのだ。
慣れ親しんだBGMが耳に馴染む。
大体、10年ぶりくらいだろうか。
このゲームをまた、「はじめから」やったのは。
あぁ、やっぱり
僕は、ゲームをする時が一番幸せを感じる。
もう昔ほどワクワクはしなくなったが、
僕にとっての幸せと言えるものを、思い出すことができた。
ゲームは、これからも僕の人生にキラキラを与えてくれるものだ。
久しぶりにこのゲームをしたことで、心の中にしまっていたセーブデータが読み込まれる。
出会ったきっかけは、はじめに言った通り、従兄弟との思い出である。
僕には兄弟がいなかったから、従兄弟に憧れていたのかもしれない。このゲームをやって、もっと仲良くなりたかったかもしれない。
だから、あの時、隣でゲーム画面を見てたときはすっごく楽しかった。
一緒に冒険して、一緒にワクワクした。
人生でずっと大切にしたい思い出である。
このゲームと、僕を出会わせてくれてありがとう。
そんな気持ちが、ボタンを押すたびにあふれてくる。
お代はラヴでけっこうですの。
※note内で使用している画像は、マジカルバケーション(©2001 任天堂/ブラウニーブラウン(現:1-UPスタジオ))のゲーム内画像をスクリーンショットしたものです。