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留学前に語学の勉強が重要な理由

- 2018/02/06 -
今日は語学学校の話。

私の通っていた語学学校は、9時から10時半が1限目で、10時45分から12時15分までが2限目。それぞれの授業の先生が教室に来る。
定期テストのようにその都度学力を試すようなシステムはなく、ある程度出席していれば自動的に授業がレベルアップしていくしくみ。



私は日本で一通りの基礎を学んでから渡仏したけれど、今回初級クラスを選んでおいて本当に正解だったと、改めて思ったのは授業が始まったこの日。


なぜなら、授業はぜーんぶフランス語。(当たり前!)
日本の日常では全く聞くことのなかったフランス語を、とにかく一言一句聞き漏らさないように拾うだけで精いっぱいで、1限目が終わるころにはへとへとに…


しかも、日本語は他の言語に比べて大きなハンデがある。
共通点が全然ない。
フランス語と英語や、フランス語とスペイン語は実はスペルが似ている言葉が多く、文字を読めば意味の予想がつくらしい。(英語の場合は、言葉が似ていても全然違う意味になったりする言葉もあるけど。)


結局のところ、
先生が話している言葉が聞き取れなければ、プリントのどこを進んでいるのかも、宿題がなんなのかもまったく分からない


「現地に行けば自ずとしゃべれるようになる」と思っている人は多いと思うけど、学校で「ここが宿題です」と言われている言葉すら理解できないのはけっこう致命的だということは、実際に体験しないとわからないと思う。

そして、いくら初級クラスだといっても、残念ながら勉強のできる子のペースで授業が進んでいくのでなかなかにハードな学校生活となる。
(私の通っていた学校は、クラスのダウングレードやアップグレードが可能だったので、もしレベルが合わないと思ったら学校に相談ができた。)

後々わかることだけれど。
同じクラスにいたコロンビア人の高校生たちなんて、そもそも現役の学生だしスペイン語圏なので、日に日に先生との仏語会話がスムーズになっていって、こちらが理解できていなくてもどんどん授業が進んでいくという。。。


なので、もし語学ができないことが留学を悩む理由になっている人は、できないから行くのを諦めるんじゃなくて、独学でもいいから勉強を始めてみてください。
語学の楽しさに気付いたら、ちょっと難しいと感じてもやりたい!って思えるようになるはず。

そして、現地に何年もいてもしゃべれない日本人も普通にいました。
フランスで生活する上でフランス語は必ず必要です。
ジェスチャーやなんとなくの英語でも伝わるけれど、話せなくてだまされたり被害にあった日本人にも会いました。

そんな状況をも冒険だと思って楽しめるなら無敵ですが、被害にあったらすべて自己責任です。

逆に、フランス語で挨拶しただけで気持ちの良いサービスをしてくれるフランス人もいました。旅行でも、長期滞在でも事前に多少の勉強はした方がいいと思います。


ちなみに私のクラスにいた日本人女性の方(30代)は、「今後仕事で使うからしっかり学びたい」といって午後の授業(2限・16時くらいまで)も契約していたけれど、正直午前の3時間で本当にへとへとになるので、寮生活で家事もしなきゃならない中での勉強時間の確保はかなり大変そうだった。(本人も想定外だったようで、結局午後の授業はサボりだしてしまったそう…)

語学習得での気合は本当に大切だけれど、自分の選択によって学校生活の充実度がかなり変わってくるので、カリキュラムに関しては経験者や仲介業者さんに相談するのをおすすめします。
(当たり前だけど欠席したり、サボると卒業する時の成績に影響するよ)

私は授業を申し込む前に「あまり詰め込みすぎると、勉強したくなくなるから」と仲介業者の現地スタッフさんに伺っていたので、あえて授業は午前中だけにして、午後はとにかく街を探検しまくりました。
1日3時間とか歩いていたけど、この時間がほんとにいちばん楽しかった。

次回はその楽しかった街探検のお話。
写真をたくさん載せる予定です。お楽しみに。


※ちなみに今回のTop画は、この日の夜ご飯のフレンチトースト
私は豪華なフランス料理じゃなくて、日本でいうおにぎりみたいな親しみのある家庭料理が食べたいと思っていて、ステイ先のマダムが作る料理はまさにそれで毎回大満足でした。
「それだけでほんとに足りるの?」と、しょっちゅう言われたけど。(汗)

でも、マダム曰く「留学生の子がイタリア人だったらパスタしか作らない」とのこと。理由は、いくら凝った料理を作ってもパスタしか美味しいと言わないから。(笑)


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