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一日一夜。

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「夜の街」を始めから知りたいというあなたに。本編とはあまり関係のないものを省いたマガジンです。宜しければ。
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2020年9月の記事一覧

ムカつくぐらい綺麗な顔。

聞き覚えのある奴の聞きいたこともない絶叫が路地裏に響く。口元だけを覆うガスマスクを付けた…

完了。

柄にもなく、感謝の気持ちを伝えたくなった。口元だけを覆うガスマスクを付けた彼に。 「あ……

あの地獄と同じなのは。

顔中の痛みが心の痛みを和らげる。 「が……がっ……」 上手く声が出せない。あれ? ここで一…

口元だけのガスマスク。

朦朧とする意識の中、誰かが立っているのが見えた。そいつは俺に馬乗りになり、左頬を殴った。…

狂人同士の殺し合い。

狂人同士の殺し合いが始まった。 「あははははは!」 「うぅううぅっ!」 狂った笑い声と奇声…

始まりの合図。

僕にはその結末を見届ける必要がある。いかに廃棄物同士が潰し合って、処理されていくのか。対…

パンダのお面と鉄パイプ。

パンダのお面と鉄パイプ。虚ろな目をした大男は地面に落ちたそれ等を見つめた。響き渡る女の悲鳴を聞きながら彼は無言で拾い上げた。パンダのお面を被り、鉄パイプを何度も地面に叩き付ける。 「ゔうぅぅぅぅ……」 パンダのお面の大男は女の声がする方を向くと、鉄パイプを引き摺りながら歩き出した。

よりイカれた方法で。

「狂気と狂気で潰し合わせろ」 四白眼の男が僕に何かを手渡した。 「よりイカれた方法で街の廃…

足元にある黒く大きな袋。

「狂気には、狂気を」 四白眼の男は不気味な笑みを浮かべた。僕は首を傾げた。彼は足元にある…

狂気には。

路地裏で笑い狂う男。彼の綺麗な顔には赤黒い傷跡が付いていた。左側の口角から斜め上に何かで…

笑えるじゃないか。

ボクは美しい顔をした男の左側の口角を、硝子の破片で斜め上に裂いた。綺麗な形の頬に赤黒い線…

色気を感じない。

夜の路地裏。街灯の下に男が立っていた。彼はとても綺麗な顔をしていた。サラサラな黒髪、高い…

端正な顔立ちが羨ましいとか。

僕は廃棄物処理屋。夜の街にとって不必要と判断された奴を可及的速やかに処理する。錆び付いた…

血塗れの少女が無邪気に笑った。

「お口縫い縫いちゃんがチェンソーで殺してくれるっしょ〜? 私が死体から顔の皮を上手に器用に丁寧にそれはそれは素晴らしく綺麗に剥ぎ取るっしょ〜? で、家に帰って、数日乾かしたら完成! 可愛い可愛い私のアクセサリー!」 血塗れの少女が無邪気に笑った。僕も能面も別にいいかと思えてしまった。