パンダのお面と鉄パイプ。

パンダのお面と鉄パイプ。虚ろな目をした大男は地面に落ちたそれ等を見つめた。響き渡る女の悲鳴を聞きながら彼は無言で拾い上げた。パンダのお面を被り、鉄パイプを何度も地面に叩き付ける。
「ゔうぅぅぅぅ……」
パンダのお面の大男は女の声がする方を向くと、鉄パイプを引き摺りながら歩き出した。

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